2017.04.29

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには
著: 本田直之, 四角大輔

元会社員だった二人が、モバイルボヘミアンとして生きるようになるまでにやったことや、考え方などを、1章ずつ交互に語る。
なんだか対談というか交換日記というか、不思議な感覚だった。

ワークライフバランスじゃなくて、ライフがあって、ワークがあるという順番。
それができるようになれば、確かに素晴らしいし、
誰にでも出来る可能性はあるけど、
実現するためにはエネルギーが必要だということも想像に難くない。

私も研究職から開発職になったから、仕事の領域は広がったし、単に食べていくだけならできる気がする。
(両方できるという意味でも、開発のほうが需要が大きいという意味でも)
でもそれだけじゃ、好きな仕事しか引き受けないというレベルには到達できていない。

そこまで行くには自分が何が好きなのかを分かっている必要があるし、
それに対してお金を払ってくれる人がどれだけいるかとか、考えないといけない。

それができる頭の良さは、素地として必要。
それがあるのがこの二人というわけだ。

単に真似しようとしたって、真似で終わる。

得られるものも多く、可能性も感じるし、勇気ももらうけど、
最終的に自分が動かないと何も始まらないという、当たり前のことにも改めて気づく。

有意義な本。

実際に彼らが動いた年齢を考えると、私くらいの年齢からでもできるはず。
こういうことは、若いからできるというものでもなく、経験と実績が必要だから、当然か。
そういった意味でも、今読んでよかった本。

 


2017.04.29, 22:40 /
モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには はコメントを受け付けていません

Comments are closed.