2012.08.11

辞めて生きる技術

辞めて生きる技術
フリーエージェント時代のサバイバル・ツール

著: 藤井孝一

会社に雇われていても、不安は尽きないのが現代のサラリーマン。
会社が倒産するかもしれない、不況や海外移転により人員削減されるかもしれない、
ある日突然収入源が無くなるかもしれないという不安が付きまとう。

さらに、東日本大震災を経て、絆を大事にしたくなった人が増えた。
仕事だけして高収入を得る生き方をしたいのか?と疑問を持っている。
さらに、今は仕事だけしても、それほど高収入は得られなくなっている現実もある。

こういった不安感や危機感や疑問を持った人を対象にした本。

まさに私がよく書いている焦りと、同じ感情。

もともと週末起業を謳っている著者なので、ベースは働きながら週末にできることをやるということ。

だけど、最近は先ほど書いたような状況なので、優雅に週末起業というよりは、
必要に迫られて仕方なく・・・という人が多いということで、そっち向けに書かれている。
起業なんて仰々しいものじゃなくて、自分と家族が生活していける収入源を得るという視点だ。

実際にすべきこととしては、以前読んだ『ノマドライフ』『フリーで働くと決めたら読む本』と似てる。
ただ、それらよりは今の世の中の暗さを反映してある点で、身近に感じる。
なんというか、楽天家じゃなくても、必要に迫られたら動けるかな?って思えてくる感じ。

やっぱり、ポータブルな技術が自分の中にあること、それが全て。
さーて、自分の中には何があるんだ?


2012.08.11, 23:28 /
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