2012.01.04

ぺトラ遺跡(1日目)

やっとチケットが買えたので、テンション高め。
周りの人もそうだったように見えた。

入ってすぐの場所に、馬が待機していて、ベドウィンたちが客引き。
朝一番で疲れてるわけでも急いでるわけでもないので、乗る人はほとんどいない。

関係ないが、ベドウィンの人たちって、パイレーツ・オブ・カリビアンの
ジャック・スパロウにしか見えなくて、たまに見入ってしまう。
目の周りの濃さが同じなんだよな~。

で、横で馬が走り回る横を、写真を撮りながらテクテク歩く。

そこが過ぎると、シークと呼ばれる崖と崖の間の道をクネクネ歩く。
岩の迫力がすごくて、トドラ渓谷(@モロッコ)を思い出した。

写真を撮りながら、ゴミ箱はクネクネの谷間の見えない位置に置いてあるんだなーとか、
ゴミ箱とかベンチとか多くて整備されてるんだなーとか、
岩を掘った溝がずっと続いているのは用水路だったのかなーとか、考えてた。

そしたら突然、クネクネの先に、あの神殿が見えるではないか!!

インディー・ジョーンズに出てきたところで、ぺトラで一番有名であろうエル・ハズネ。
ゴミ箱だけじゃなく、こいつもこういう隠し方なのか!と。
神殿じゃなくて霊廟らしいけど。

思わず、私のすぐ後ろから来ていた女性と顔を見合わせて笑ってしまい、
そして写真を撮りまくった。

どうやったらイイ感じの写真が撮れるのかよくわからなかったが、
全体像とか斜めからとか撮ってみた。
写真を撮ってあげたり、撮ってもらったりもして、とりあえず満足。

また奥へと進む。
次はお墓がたくさんあった。

お墓といっても見た目は神殿みたいなもんで、岩で作った柱があって中に部屋がある。
その中に、棺桶的な穴が開いているということのようだ。
だから、岩と一体化しているので、見た目はなかなかカッコイイ。

この辺からはおばさんがやってるお土産屋さんと、小さい子供の物売りが多くなる。
ロバに乗らないか?ラクダに乗らないか?と声をかけられる。
朝なので、まだ少ないほうだったようだけど。

途中に Trail と書かれてる案内板があって、途中まで登って写真を撮ったりしたけど、
今日はまず全体を見てみようと思って、すぐ引き返してきた。
明日はこういうところを中心に回ろうかと思う。

ローマ円形劇場(Roman Amphitheater)は、
パムッカレ(@トルコ)で見たやつよりボロかったけど、歴史を感じた。

Palace Tomb ってやつが大きくて、2つ並んで山の上のほうにあって、
山と一体化している感じがカッコ良かった。
こうしてみると、エル・ハズネ以外もなかなか好きなところが多い。

そこから少し外れた道を使ってメインの道に戻った。
けっこう山を登ったり降りたりするので、すでに足が疲れてきてた^^;

このとき、今日はたくさん歩いて、ランチも中では食べないで、
おやつタイムになったら外に出てスイーツを食べようって決めて、
思いっきり歩きまわることにした。

柱廊通り(Colonnaded St.)はロバやラクダのためなのか、
地面が柔らかい砂になってて、歩きづらかった。
衛兵さんのコスプレした係の人がいた。(写真を撮ると遺跡保護の寄付を求められるっぽい)

その途中にあった大寺院(The Great Temple)は、
寺というからには仏教なのか?とか考えてしまったが、そうでもないのかな。
中に Theater があったりして、説法とかに使われたらしい。

ここで、円形の大きな岩がたくさん転がっていた。
見た目はカッパドキアの地下都市にあったドアになってた岩なのだが、
どうやら積み重ねて柱を作っていたらしい。

岩を掘って作った柱と、そうでない柱は見た目が全然違うんだな。
まぁ当たり前ではあるけど、改めて知ったのであった。

そこからさらに進んで、またロバに乗らないか?攻撃がすごくなる。
ここから一番奥にあるエド・ディル(The Monastery)まで、1時間の山道なのだ。

ここまで歩けたし、歩けるだろうと、ロバを断る。
そしたら入口に、ガイドが同伴しないと危険、っていう警告看板が・・・
私のすぐ前に人がいなかったので、不安になった。

でも、断っちゃったし、とりあえず行ってみようと進む。

いきなり最初の道が柔らかい砂の道。
これが1時間続くんだったら、やっぱりロバのほうがよかったかな、と思ったが、
そういう道は最初のちょっとだけだった。

あとは、ずーっと階段。

高くなるので視界が開けて景色はいい。

息があがるので、写真タイムで休憩してたが、
最後あと10分ってとこで、お土産屋さんとジュースやお菓子が売ってるところがあり、
本気の休憩をしたくなり、レモンジュース 2JD で休憩。

少し回復して、残りも頑張って、ようやく The Monastery に到着。
予想していた以上の迫力があり、一目で気に入った。

中に入ってる人がいたので、マネしようと思ったが、階段とかがない。
どうやら壁をよじ登って入るようだ。
前の人は登れずに、中の人に引っ張り上げてもらっていた。

(地球の歩き方には建物の上へ登るのは禁止って書いてあるが、上って中のことかな?
特に禁止の看板とかはなかったけど・・・)

ロッククライミングをかじった身としては、自力で登りたい。
足をかける場所はすぐ見つかったので、手の場所を探して、あとはエイヤで。
(ちなみに、ちょっと背が高ければ手が届くので苦労なく登れるはず)

まぁ、中に入って何があるというわけではなかったのだけど。

で、ずり落ちるように外に出て、View と書かれている展望ポイントに向かう。
そこから撮った写真が、Facebook に載せたやつだ。

壮大な岩と、ところどころに見える人工的な建物の形。
それが一体となっているのがイイ。

もう1つ End of the world という展望ポイントに行ったら、
遠くに砂漠のようなものも見えた。

天気が良くて、本当に良かった。

しばらくボーっとして、それから降りて、
足が疲れ切っていたので、ゆっくり歩いて出口へ向かった。

途中で、考古学博物館と洞窟博物館にも行ったけど、
1,2部屋に出土品が並べてあるだけの小さいものだったので期待外れ。

帰り道、遺跡たちに光が当たってなくて、晴れていたんだけど、なんだか暗かった。
足の疲れが余計にそう思わせていたのかもしれない。

15時半ごろ外に出て、仮のチケットを本チケットに変更。
そのときにパスポートを求められたので(チケットに名前を書くため)、
あの時みんながパスポートを用意してたのはそういう意味だったのねってわかった。

いやー、とにかく疲れたけど、楽しかった!


2012.01.04, 03:26 / 2012.01: ヨルダン
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