2022.05.03

残雪期の涸沢

バスタ新宿は各地方へのお客さんで混雑していて、
ちょっと空港みたいな雰囲気だった。

そこからのバスも満席で、グリーン席に変更できてラッキー。
席についてすぐアイマスクをして寝る体制。

そのせいか、前の席の人が座席を全開に倒してて、
途中の休憩で気付いてビックリした。
脚が動かせなくて出られなかったので、席をゼロに戻したった。

その先は消灯後まで警戒して、また倒してきたので、今度は席を後ろから支えて止めてあげた。
もう挟まりたくないもんでね。

上高地に着いてから、雪があって、すごく寒くてビックリ。
買っておいた大福とか食べて、装備を整えて、ゆっくり準備した。

ゆっくり準備したけど、6時前に出発。

道の脇に雪は残ってるけど、道にはない。
でもキンキンに冷えた空気が清々しくて、気持ちよく写真を撮りながら歩いた。

明神、徳沢と歩いて、キャンプ勢の多さにまたビックリ。
よくこんな寒いのにやるよな。

徳沢から横尾までの間は工事のため別ルートになっていて、
たぶん車道なので歩きやすくて、でも新鮮だったのでよし。

横尾で装備を再度整えて、軽食もとって、準備。
事前情報では、この先の本谷橋でアイゼンをつける感じらしい。

そこまではアイゼンなしで行けるか、頑張ってみた。
土が凍ってるところと、岩と、雪と、氷。
これだけ混じってると、つけてても危なかったと思う。
時々危ないかなと思ったけど、ストックでバランス取ってクリア。

本谷橋を渡って、アイゼン装着の休憩。
また行動食を多めに食べた。
わりとお腹が空いてた。

そこから先も、見たことない景色だった。
ウネウネと岩と樹林帯を歩くイメージだったけど、一直線の雪道。

すれ違えない幅だったので、下りの方に何度も譲ってもらった。
一度、20人くらいの下りを通したけど、あれは先頭のおじいちゃんが引き起こした渋滞だったのかな。

しばらくして、前にとても遅い方がいて、今度はこっちが渋滞。
少しだけ道が太くなったところで抜かせてもらった。

細い道のゾーンが終わったら、あとは涸沢に向けて一直線に登る。
そう、本谷橋から先は2種類の道しかなかった。

もともとはたぶん川沿いの道。
ただひたすら上り坂なので、20歩歩いて一呼吸、という感じで、休み休み登った。

けっこう疲れたところで今日のゴール、涸沢ヒュッテ。
テントがたくさんで、また寒いのによくやるよな~って。

アイゼンを外して、チェックイン。
2泊なので、別館のロールカーテンで仕切られた部屋で、
同じスペースを使ってよくて、荷物も置きっぱなしでいいらしい。

よかった。

荷物を置いて、外の売店でおでんとジュースを買って、お昼ごはん。
気持ちよく晴れてて、最高の天気。
ちょっと寒いけど。

食べ終わって、今度は涸沢小屋まで散歩。
そちらでは、おはぎとホットカルピスで休憩。

まだまだ時間があるけど、やることないので、
涸沢カール日降りてきてから、しばらくボーッと景色を眺めながら突っ立ってた。

その間に小さな雪崩を2回も見た。
昨日降った雪の分が落ちてきてるらしい。
だいたいの場所でもう落ちたようだった。

部屋に戻って、体を拭いたりしてから、少し寝た。

夕食が17時からだったので、その少し前に行って、新館を見学。

夕食はハンバーグと魚とポテトサラダとか、お子様ランチっぽく、食べやすくて、美味しく完食。

すぐにトイレ行ってハミガキして、寒いので、別館のストーブ前で暖まってた。

だんだんとストーブ周辺の人が増えたので、しばらくそのままいて、話を聞いてた。
部屋に戻っても寒いし、寝るにはまだ早いし。

モンベルとクラブツーリズムの話と、いろんな山の話をしてた。
私は入らなかったけど、ラジオとしても良い時間つぶし。

途中からは、こんな時間に奥穂高方面から降りてくる人の話。
どうやら二人組が14時頃に登り始めて、ものすごく遅くて、その様子をテラスから多くの人が見学してたらしい。
で、その人たちが、もう少しで穂高岳山荘に着くってところから引き返し始めたらしい。

どうやら外は爆風とのことで、無事に小屋まで降りて来れればいいんだけど。。

というところで19時が近くなったので離脱。
身支度をして、これを書いてたら、もうすぐ20時。

明日は5:30に朝食。
日の出は4:55らしいけど、モルゲンロートは6時前くらいという噂。

朝食の前後に見てみよう。

出発は7時でも8時でも、スケジュール的には問題ない。
早く戻ってきても時間が余るので、14時頃に戻ってくるのを目標に、北穂小屋でも休憩するぞ。

4:30に起きるとして、7時間半か。



2022.05.03, 19:50 / ハイキング登山
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