忘れた頃に
もうそろそろ余震もおさまったかな・・・と思うと、
ちょっと大きめのやつが来る、というパターンが続いている。
震源では震度5強だったりするけど、家では震度3くらい。
あの日のあれが震度5強だったとすると、たぶん耐えられる。
それ以上のが来ると、倒壊の危険があるだろう。
それよりも、震源の位置のほうが重要。
津波が来ないことを願うばかり。
東京湾とか相模湾が震源だったりすると、なかなかやばいと思う。
神道
神道というのは、やはり日本人の古来の生き方で、宗教というより文化なのかな。
共存や共生といった言葉が合う気がする。
co-exist, together, balance, respect, heart.
うーむ、英語で説明するのは難しいままだな。
日本語でも書くのは難しいことがわかった。
『神道と日本人』
著: 葉室頼昭
春日大社の宮司さんが書いた本。
本筋とは違うと思うけど、衝撃を受けたのは、言葉の意味の説明。
ひらがなの1文字1文字で意味を説明している。
うみ、いのち、かみ、意味を知ると深い。
わかりやすい言葉で、日本人としてあるべき姿について解説してくれている。
進化論やビッグバンのような科学的なことでも、神道につながるという。
自然現象が神の御心だという考えだと、現象と共生するのか。
良いものとも、悪いものとも、バランスを取って共存していく。
競わず、出しゃばらず、ただ感謝する。
自分で言葉にするのは難しいんだけど、すんなり入る言葉になってるのが有難い。
内容はとてもしっくりくるので、自分は日本人なんだなと再認識できる。
『ひろさちやの英語で話す 日本の宗教Q&A』
著: ひろ さちや
主に、神道と仏教について。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教のような唯一絶対の神とは違って、
それが宗教なのか文化なのかわからないのが日本の宗教。
神道がもともとあったところに、仏教がやってきた。
敵対する宗教なんて発想もなく、ただ異文化が入ってきたと受け止めた。
やがて仏教と政治権力が癒着するようになり、
腐ってない仏教を求めて、新しく宗派が開かれるようになった。
日本の仏教というものが出来始め、民衆のための仏教も登場した。
農民が団結して一揆したりするようになる中、
ザビエルによってキリスト教が伝えられてきたので、
仏教に対抗するためにキリスト教を容認した。
だけど、やっぱり結集されると困るので、キリスト教は禁止にした。
キリスト教じゃないという証明書を寺に出させた。
こうして戸籍管理を寺がやるようになり、葬式が仏教式になった。
キリスト教を解禁したけど、やっぱり植民地にされたりしたら怖いから、
国の宗教は神道ということにしたくて、国家神道というものを政府が作った。
強制したいがために宗教ではないとしていたが、
一方、ごっちゃになってた神道と仏教を分けさせた。
国家神道の神として天皇を掲げ、聖典として教育勅語を作った。
敗戦後、GHQによって解体され、天皇は人間宣言をした。
国家神道のせいで、日本人は宗教にうんざりした。
宗教というものがよくわからなくなった。
そして全く新しい新興宗教が生まれ、一部の人が信仰している。