BIG GAME
ビッグゲーム 大統領と少年ハンター
フィンランドの辺境の村で暮らす少年オスカリは、13歳の誕生日に通過儀礼として、
一人で森に入り、大きな獲物を獲ってこなければいけなかった。
弓が得意でないオスカリが森で奮闘していると、飛行機が墜落してきて、謎の物体が現れた。
指示通りに開けると、そこにいたのは、アメリカ大統領だった。
というわけで、テロリストから逃げるアメリカ大統領を、13歳の少年が助けるという、ありえない組み合わせがいい。
オスカリは彼なりに、獲物が獲れない悔しさがあり、なんとか強くなりたいと思ってる。
自分の土地では強い人でありたいから、目の前の人が大統領だろうと、媚びない。
大統領は、もちろんフィンランドの森の奥で一人でどうにかできるはずもなく、彼に頼るしかない。
そんな関係だから、対等になる。
なかなかイイ映画だった。
モチベーション革命
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書
尾原和啓 (著)
乾けない世代、と書かれている、いわゆるミレニアル世代。
生まれた時から物は十分にあって、何かを得るためにガムシャラに働くことはない。
なんか意味のあることをしたくて、そういう働き方をしたい。
ものすごい実感が湧く。
私も年齢的には境目だろうけど、断然こっちの乾けない世代。
プライベートゼロでガムシャラに働くことに意味を見出せない。
そんな世代が、どうやって生きていけばいいか、何を仕事にしたらいいか、
どうやって働いていけばいいか、どういうチームを組んだらいいか。
昔は同じような人たちが集まればよかったが、
今はそれぞれの個性を知った上で、組み合わせれば最強という状態を作ることが大事。
個性はあるものとして、それを生かす道をちゃんと探そう、というメッセージ。
また、新しいこと、クリエイティブなことをするためには、失敗を受け止めてくれる仲間が必要。
お互い様の精神。
これは前職で、失敗したら全力で責めるという若者たちを見ていただけに、やっぱり必要なのはこっちだよなと改めて思った。
なんでも自分のものがある時代だからこそ、自分は自分、他人は他人になっちゃって、許容する心がなかったりするのかな。
さらっと読める本ではあったけど、わかるわかると読み進められる。
だからといって、今すぐ自分の生活に生きるかというと、それは難しいわけだが。
何か猛烈にやりたいことがある人には良い時代。
それがない人にとっては、なかなか難しい時代である。
ブロックチェーン・レボリューション
仮想通貨の話ではなくて、その根幹技術であるブロックチェーンについての本。
ブロックチェーンが簡単に言うとどういうもので、世界をどう変える可能性があるか、といったことが書かれている。
まだ技術的なことを理解したわけではないけど、
P2Pで複製不可というのは、応用範囲が広く、将来的に非常に重要ということはよくわかった。
これは真面目に勉強する価値がある、と思うし、
それに出遅れている自分が少し嫌になったし、この世界をすでに作りつつある大勢の人たちの行動力を尊敬した。
頑張って追いつこう。