モチベーション革命
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書
尾原和啓 (著)
乾けない世代、と書かれている、いわゆるミレニアル世代。
生まれた時から物は十分にあって、何かを得るためにガムシャラに働くことはない。
なんか意味のあることをしたくて、そういう働き方をしたい。
ものすごい実感が湧く。
私も年齢的には境目だろうけど、断然こっちの乾けない世代。
プライベートゼロでガムシャラに働くことに意味を見出せない。
そんな世代が、どうやって生きていけばいいか、何を仕事にしたらいいか、
どうやって働いていけばいいか、どういうチームを組んだらいいか。
昔は同じような人たちが集まればよかったが、
今はそれぞれの個性を知った上で、組み合わせれば最強という状態を作ることが大事。
個性はあるものとして、それを生かす道をちゃんと探そう、というメッセージ。
また、新しいこと、クリエイティブなことをするためには、失敗を受け止めてくれる仲間が必要。
お互い様の精神。
これは前職で、失敗したら全力で責めるという若者たちを見ていただけに、やっぱり必要なのはこっちだよなと改めて思った。
なんでも自分のものがある時代だからこそ、自分は自分、他人は他人になっちゃって、許容する心がなかったりするのかな。
さらっと読める本ではあったけど、わかるわかると読み進められる。
だからといって、今すぐ自分の生活に生きるかというと、それは難しいわけだが。
何か猛烈にやりたいことがある人には良い時代。
それがない人にとっては、なかなか難しい時代である。