THX-1138 ディレクターズカット
ジョージ・ルーカス監督の映画長編デビュー作
無機質な世界での人間の感情
そんな感情も薄くて無機質に感じられてしまうところが
科学技術の進出に対する警告のようだった
グッド・ウィル・ハンティング
才能がありながらも過去の傷を拭いきれず、
人生を考えることをやめた青年。
教授も認める天才だけど、
そのことよりも重要なことが本人の心にはある。
過去と現在の自分を全てありのまま受け入れてこそ、
次のステージへ進める。
過去は傷かもしれないけど、その才能も過去に得たもの。
過去を否定してしまうと、才能も否定してしまう。
その2つは切っても切れない関係で、
才能だけを有効に活かすことなんて考えられない。
過去を封印することで、心の平穏を保っているつもりになる。
同じような過去の傷はなく、天才でもない私だが、
そのような過去と能力の関係については、共感するところが多い。
自分を認めるためには、他人に受け入れてもらうことが必要。
次に進む勇気は自分一人もがいても得られず、他人からも得られない。
人間関係の中で築かれていくものなのだろう。
そのような自分と他人の関係も、共感するところが多い。
この映画を青年の葛藤なんて言葉では片付けられない。
私自身もまだその真っ只中にいるように思う。
こういった思いはいつまで続くのだろうか。
キング・アーサー
ドキュメンタリーを見ているようだった。
登場人物のキャラが薄くて、感情移入ができない。
でも絵がキレイなので、
自分で操作しないロールプレイングゲームのような味。
氷の戦いと火の戦いのような頭脳戦はイケてる。
でも、アーサーが役所広司に見えて仕方ない。
宇宙戦争
結局、何故倒せたのか、
最後のナレーションを聞くまで分からなかった。
後半、もうこんなグロい世界に生き残っても
気持ち悪いだけだよーと思っていたが、
最後になったら人はいっぱい生きていたし、
街もそんなに破壊されてなかったし、
そういう意味ではハッピー。本筋とは関係ないけど。
宇宙から来た奴等と戦うってのを純粋に見てるだけで、
そのことに深い理由というのはないと、
そう思ってみればいいんだな。
どこにも何も理由から深く考えないほうがいい。
大阪では倒したらしいぞーってのが、
日本も地位向上か、一目置かれてるのか、と、
妙な気分だった。
運命を分けたザイル
ペルーの雪山登山、そして・・・。
あの極限の状況で、精神力だけじゃ持たない。
きっと凍えてしまう。
あの極限の状況で、肉体の強さだけじゃ持たない。
きっと留まってしまう。
若者の野心が招いたと言えばそうなのかもしれない。
でもそれだけじゃとても挑戦できないだろう。
いくつも山を越えてきたという経験が挑戦させた。
だからこそ、そこから来る自信や信頼や、
死が隣にあっても前を見るという姿勢があったのだろう。
なんとしても生きて帰ると思えることが凄い。
ずっとずっと痛くて辛い。
あの状況だったらああするしかないと思う。
自然は厳しいのである。
全て問題はその先なのである。
山が好きな人にはお勧めする。
そうでもない人は見ないほうがいい。きっと退屈だ。
ファイナルファンタジー
あぅ。これもテレビで見たことあるな。
また眠かったので1時間しか見てない。
続きを見たらまた後でー。
——
記録に残ってた(下記)。2回目でも同じ感想だ。
もう2つ感想を加えると、
・英語がすごく聞き取りやすい
・ファンタジーな内容だったらもっと良かったのかなぁ
といったところだろうか。
2004年8月5日
CATV(BS)で映画『ファイナルファンタジー』を観た
スクウェアがオールCGで手掛けた作品ということで興味深かった
ゲームもそうだけど絵や動きが精細で素晴らしい
でも宇宙が舞台だからというわけではないだろうが重力感に欠ける
これがきっかけでエニックスと合併しちゃったけど
チャレンジしただけのことはあったと思う
マルコヴィッチの穴 DTSコレクターズエディション
意外におもしろかった。
15分だけマルコヴィッチになれる穴の話。
なぜそんな穴が7と1/2階に存在するのか…と考え始めたら
その意味を捉えきれずに終わってしまった。
マルコヴィッチの目の深みが
彼自身のものかその先にいる女性のものか男性のものか
そんなことにまで思いをめぐらせてしまったり
この自分の頭で考えていることは
人形師に操られているのか自分の意志なのか
演じることと自分でいることの区別がわからなくなる。
操り操られる関係が自分の中でループしだすと
なーんか知らないけど増殖するわけだ。
私の脳に誰かいるとしたら・・・きっとそいつは人形師じゃないな。
そんなこと言ってない!!なんて
自分の発言を信じられないことを味わってみたい。
頭のなかで何かをグルグル考えてることはあるけど
残念ながら突飛な方向に進んでくれないのだ。
ひとつわからなかったんだけど
ジョン・マルコヴィッチという俳優は
ホントに人形師になって成功した人なの? 関係ない?
クリスマスに雪はふるの?
身勝手な父親にこき使われてる母親と子供たち
目の前に楽しいものがあると
明るくいられる子供たちだけど
だんだんと成長していくにつれて
そうも言ってられなくなるか
現実の厳しさなんか 雪を見た途端に吹き飛ぶ
そういう子供らしさが暖かい