2005.11.26

シェルタリング スカイ

北アフリカへの旅の記録である。
いつ帰るとも知れない当てのない期限のない旅。

土地が土地だけに、快適ライフではない。
男女の倦怠と愛情が、旅の中でもうごめく。
男2女1の3人いるうちは、そちらの人間関係という余所者に気が向く。
すると、ホームとアウェイを意識するので、それはまだ「旅」なのである。

最初、旅を単純に羨ましいという気持ちがあった。
しかし次第に、一人旅はやっぱり怖いなぁという感情に動いていき、
最後には、生きていくってことは地球のどこでも同じなんだ、と行き着いた。
旅であろうとなかろうと、人間が生きるということには変わりない。

生きていくのだから、
いくらお金があったって、いくら英語が話せたって、
独りでは辛いし、食べ物がなければ辛い。

どこにいても、人間がその場その場を生きていることには変わりない。

原作が良いらしいが、読んだことがない。
読めばもう少し深く何かを感じられたかもしれない。
なかなか奥が深いテーマを抱えている気配がする。


2005.11.26, 00:00 / ☆☆☆☆
2005.11.26

レジェンド・オブ・フォール

会社の飲み会で所属長が勧めてくれたのが、この映画だった
と思う。メモしなかったので記憶が曖昧だが・・。

インディアン魂。

長男はルールを守るきっちりタイプ。
次男はインディアン魂を継いだルール無視。
三男はその二人に守られてる。

その3人がスザンナと結婚かけて闘う・・・わけじゃないんだけど
狭い世界で生きているからか身内でドロドロとしていて、ちょっとヤダなぁ。

ルールに縛られて生きるよりは、自分が信じる道を行きたいと思うけど
そうしている自分に好意を寄せてくれる人々が、次々にいなくなってしまうと
自分の生き方に疑問を抱きそうだ。

規律か、信念か。


2005.11.26, 00:00 / ☆☆☆
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2005.11.21

真夜中のカーボーイ

惨めな男たち。

やりたいことやるために生きてて
でも何もうまくいかなくて
そんなに努力もしないで理想を追って

最後には友情だけが残ってた。

世の中そんなに甘くねーよ!
そう思いつつも憎めない、若さゆえのバカ。

アメリカっぽさ全開でいいんじゃないっすか。


2005.11.21, 00:00 / ☆☆☆☆
2005.11.20

ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション

ファンタジー。空想。語り聞かせ。
その世界に浸りきってる父親と
ちょっとは真実の話をしてほしいと思ってる息子。

嘘だかホントだかわからない父親の話がずっと続くので
フワフワしながら見ていてあまり入り込めず。
気に入らないところがあるわけではないのだが。。


2005.11.20, 00:00 / ☆☆
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2005.11.16

アレキサンダー

馬とか徒歩とかで
ラッパと肉声しか届かないのに
あんなにたくさん兵隊を統率して
何年もかけて遠くまで戦いに行くなんて
なんかすげーな。

力とか痛みとか強さとか弱さも
すべてが生々しくて人間そのもので
なんかすげーな。

何年もかけて東に攻めたあとで
妻や子供に会いたいと願い
ちゃんと戻っていくところがまた凄い。
知恵とか戦略とか全く関係なく
そういう人間自身の持つ人間的なパワーを感じた。

でも・・・長い。3時間。2回にわけて見ました。。


2005.11.16, 00:00 / ☆☆☆
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2005.11.12

スーパーサイズ・ミー

まだちゃんと見たことはなかったので見てみた。

食べた後の満腹感と、脱力した感じが、症状の始まりか。
2週間であれだけひどくなるとはなぁ。。
実際に普段の生活で同じようなことをしてる人もいるだろうに
最初が健康なだけに変化が顕著だ。

私は1,2ヶ月に1回くらい食べる。
TOEICなどの前に、試験中におなかがならないように、というのがその理由だ。
たまに食べたくなるのは、このタイミングで満たされている。
食べると試験中におなかが空かないのはいいんだけど、
その後もそれが続いて夕食を抜いてしまうこともあるし、
体にいいと思って食べてはいない。

外国の人と話して不思議に思うのが、ポテトを野菜と捉えるところ。
ポテト=野菜=ヘルシーという図式を何回か聞いた。
私にとってはパンや御飯と同類なのだが、
彼らにとっては人参やキャベツと同じ分類らしい。
栄養素を意識しているかどうかの違いだろう。
マクドナルドどうこうよりも、
たぶんその意識の差が、肥満の大きな原因なんだろう。
(彼らが肥満だったわけではないが)


2005.11.12, 00:00 / ☆☆☆
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2005.11.07

カッコーの巣の上で

『17歳のカルテ』を観たすぐ後だから
途中までは見たような光景だなぁと思っていたが
最後でバタバタっと変化があって
う、そうなるの!? と思ってしまった

“らしさ”を失ったら人が人でなくなる

逆に強烈な刺激を得て”らしさ”を取り戻した人は
・・・というわけで
正常とか異常とかいうことは考えなかったが
時の過ごし方と自分らしさについては少々考えた


2005.11.07, 00:00 / ☆☆☆
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2005.11.05

17歳のカルテ コレクターズ・エディション

精神病棟での友情物語

異常と診断されて入院してきた彼女らだけど
ちょっと他人より素直で
ちょっと他人より弱点が見えやすくて
世の中で外っ面を作っていられないだけだよね
病気ってほど病気じゃないように見える

何が異常で何が正常かを考えてしまうと
そういうボーダーラインを作ってること自体が
たぶんいちばん異常だと思うわけで
彼女の病名も意味不明だけど意味がある?

そうして見ると私自身だっておそらく異常
良くも悪くも他人と違う点はたくさん認識しているし
そういった違いを持ってることを悪いとは思わない

私が自分をどれだけ他人にさらけ出しているかというと
あまり出さないように見えているかもしれない
当事者以外にはあまり言わないってだけなんだけど
それでもあの病院からは出してくれないのかな

ってか
タイトルをよく見てみたら17歳!?
完全に同世代と思って見ていたのになぁ。


2005.11.05, 00:00 / ☆☆☆☆
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