価値
民俗博物館で考えてたこと。
コインをアクセサリーとして使ってるような、頭につける装飾品があった。
そこから頭の中でいろいろとグルグルし始めた。
その装飾品を見て、アクセサリーって昔は銀行の代わりだったんだよなって思った。
自分の財産を蓄えておく場所という意味での銀行。
預けることができないから、自分で肌身離さず持つために、アクセサリーとして身に付けた、と。
それで、もし食料が必要になったら、1つ手放して交換するんだろう、と。
だけど、そのためには、アクセサリーに価値があるものじゃなくちゃいけない。
金属は利用価値があるからともかく、石(宝石)に価値をつけた人間ってスゴイと思ったのだ。
確かにキレイかもしれないけど、実用面ではそこまでじゃないと思うので、
これとパンを交換してくれって言ったって、ヤダって答えた人は多いんじゃないか?と。
まぁそれでも、キラキラしてるし、滅多にお目にかかれないものだとしたら、
希少品ということで価値が高くなるのは、まぁ理解できる。
だけど、お金って、今はお札のほうが金額が高いじゃん?
お札って紙じゃん?
ってことは、希少品じゃないものに対しても価値をつけたわけなんだよね、人間って。
それを最初にやったのは、強制力以外の何物でもないんだろうけど、
今では紙のお金が当たり前になっているわけで、
誰も紙きれだとは思わないわけで・・・ (初めて見る通貨だと間違えるかもしれないけど)
そういうの、最初に考えた人がスゴイなって思ってたわけ。
博物館での妄想なので、
いろいろと事実じゃないことが含まれてるかもしれないけど、ご容赦くだされ。