2012.01.07

ローマ劇場とアンマン城

この部屋はアザーンがあんまり聞こえないので、
朝5時に起こされることがなくなってしまった。
明後日出発なので、起こされたほうがむしろ安心だったかもな。

7時ごろに朝食やってるかなーって覗きにいったら、外が雨なことに気付いた。
部屋は外への窓がないから気付かなかった。
散策する気まんまんだったから、ちょっと残念だった。

朝食はすぐに用意してくれた。
ビュッフェ形式じゃなくて、一人分がワンプレートに乗っててお子様ランチみたい。
真ん中に乗ってるミートボールがカレー味でおいしい。

同じころ朝食に来た人も、雨が残念だったみたいで、一緒に天気予報をチェックした。
そしたら明日は晴れってなってたので、少し安心した。
もうちょっと詳しく見てみたら、午後から晴れるっぽかったので、ほっとした。

見学したい場所としては、ローマ劇場とアンマン城。
どちらも博物館が一緒の場所にあるので、そこで長めに過ごして雨が過ぎるのを待とうと思った。

ホテルからローマ劇場までは1本道。
行ってみたら人の気配がなく、近くにいたTourist Policeに聞いてみたら、9時からだって。
8時半かと思っていたので30分ヒマになってしまい、両替をしたり、市場をうろついたり。

アンマンのダウンタウンにはいろいろ市場があるようだが、
ホテル周辺のマーケットでは服と靴ばっか大量に売っていた。

別の通りでは、いろんな鳥を売っていた。
鶏肉を買うとかいう概念がないんだろうな、きっと。
あとはトマトやナスなどの野菜のマーケットがあったな。

全然観光地っぽくなくて、お土産屋さんは全然見当たらない。
都会に突然遺跡があったりするのが不思議なところ。

時間になって、ローマ劇場に行ってみた。
中に入ってみたが、外には誰もいなくて、民俗博物館の中に2人観光客がいた。
雨だし朝早いしこんなもんか・・・とゆっくりした。

民俗博物館は、民族衣装や装飾品の博物館。
展示品からいろいろと想いを巡らせることができて、なかなか楽しめた。

外に出てみたら、団体さんが来ていたので、ちょっと賑わってる感じになった。

次の目的地であるアンマン城は丘の上。

看板とかなくてよくわからないけど、とりあえず時間はたくさんあるので、
丘の上に向かってみることにした。

途中で通りすがりのタクシーがクラクションを鳴らしまくりでイヤだった。
客引き・注意を喚起する目的なんだろうけど、自分が危ないのかと思ってドキドキしてしまう。
やたらめったらなんでもクラクション、エジプトでも同じだったな・・・

頂上まで行ったら城壁があって、入口を探してぐるっとしたら、見つかった。
看板がキレイで新しそうで、ちょっと意外だった。

中に入ると、場内MAPがあって、見たところ思ってたより広そう。
少し青空も見えてきたので、まずは考古学博物館に行って、ゆっくりする。

紀元前10000年からの出土品が年代順に並べてある。
日本の歴史ってどうだったっけ?って思い、復習しようと思った。
こういう意識があってから歴史を勉強すれば、吸収が違うはずなんだよね。

ここで初めて、日本人の女性に話しかけられた。
ぺトラでも日本人は数人見かけたけど、特に話したりはしなかったのだ。

彼女は仕事を辞めて長めの旅行をしているようで、中東を回り始めるらしい。
思ったよりもずっと寒くて、安宿のドミトリーに暖房がなくて夜が特に寒いらしい。
イエメンとかシリアとか、今ちょっとヤバめのとこも行こうとしてるらしいが、大丈夫かな・・・

彼女と話してて、旅のタイプが全然違うなーって思った。
旅が好きな人には彼女のように、行きたいところをまとめてぐるっと行く人は多い。
私は行きたい場所にピンポイントで行き、あとはその国の文化とか人を知ることに時間を使う。
たぶん、もったいないって思われてるんだろうけど、これでいいのだ。

で、ゆっくりと博物館で時間を使ったら、外は晴れていてくれた!
予想どおり!

でも丘の頂上なので吹きっさらしで、風が冷たくて寒かった。
凍えながらモスクや集落の跡などを見て回った。
攻め込まれにくいということで、城壁内に人も住んでいたらしい。

手と肘だけ残ってる石造があり、よく丘の上にこんな巨大なものを作ったなって感心した。
なんつーか、パーツが1個1個デカイのだ。

予想を超えていろいろ見るものがあったので、楽しかった。
晴れてくれたのも嬉しかった。

これだけ見ても、まだお昼だった。
今日はアンマンで過ごすってことにしてたので、まだまだ時間がある・・・


2012.01.07, 03:06 / 2012.01: ヨルダン
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