2007.01.09

ノエルの家

1月4日

村では小さい子どもたちがみんな「アロー」と声をかけてきて、かわいい。
カメラを持って歩いているのだから、めずらしいのかな。
何かを言ってくる子もいたけど、アラビア語わからないっす。。
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とりあえず「アロー」はアラビア語で「もしもし」の意味らしい。
Helloって言ってるのかと思ってた。

ときおり陽が射すので、写真。
塀の花を撮っていたら、若いお嬢さんが Come in と言う。
中で写真を撮っていいって。
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それまで、写真を撮るたびにお金をせがまれてばかりだったので
お金が欲しいのかな?と疑う心も少しはあったけど、
断るのもなんなので、おそるおそる入る。

彼女の名前はノエル。
お母さん、山羊、鶏、アヒル、畑を紹介してくれて、
その後、寝室?リビング?みたいなところに通してくれた。
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おやつに落花生を出してくれ、
その後、男の子のお客さんも来て、ジュースを出してくれた。
彼は従兄弟ということで、砂漠ツアーのドライバーの仕事をしているということだ。
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英語を少し話せるのがノエルだけなので、
わたしは彼らが話すのを聞いてるだけ、もしくはお互い無言になったりした。
友だちからの写真を見せてくれて、電話番号をくれたりした。

そして、一緒に外に行こうと誘ってくれた。

そのとき17時ごろだったので、
18時にホテルに戻りたいとだけ言っておいて、彼女に付いて、おでかけ。

どこへ行くのかと思ったら、また今度は違う家に通される。こちらも従姉妹らしい。
豆やヒマワリの種などのおやつを出してくれた。
そして、お父さんやお婆さんを紹介してくれて、ごあいさつ。
指さし会話帳をホテルに置いてきてしまったことを、ちょっと悔やんだ。
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さてホテルに戻ろうということになって、急いで帰っていると、
ノエルが一所懸命何かを言っている。
何度も繰り返してもらったところ、夜も一緒に遊ぼうということだった。

ホテルのすぐ近くにあるノエルのうちまで戻ってきたら、
頭にスカーフを巻いてくれるということで、またおうちに通される。
もう暗くなって寒くなっていて、お父さんとお姉さんは毛布にくるまっていた。

そこで黒いスカーフを選んで持ってきてくれ、
ノエルに巻いてもらい、
夕食が終わったら絶対に来てね、と念を押されて、ホテルに戻った。
 
夕食にスカーフを巻いたまま行ったら、けっこう見られた。
そんな中、突然はっきりした日本語で、私は日本語のガイドです、と話しかけられた。
ツアー客を連れてきた日本語ガイドらしい。

夕食後、彼が私のテーブルにやってきて、いろいろおしゃべり。
結婚してないのか、なぜ彼氏がいないのかとか、そんなの。
彼のお客さんである日本人は、バリバリの大阪弁でよくしゃべる。
そちらともしゃべっていたら、ノエルとの約束の20時を過ぎてしまった。

約束が過ぎたのでちょっと焦って、急いでノエルのおうちに行く。

出迎えてくれ、お父さんとお母さんがいる、テレビのある部屋に通される。
今度は指さし会話帳を持っていったが、いまいち会話が弾まず、
お父さんの見ていたテレビで、どっきり番組が始まった。
アメリカの番組かな、よく見かけるやつ。

お父さんもノエルもこの番組が好きらしく、釘付け。
寒くなってきたので、一緒の毛布にくるまりながら、一緒にテレビを見て笑った。

22時になって、お別れ。
ノエルがしてくれた新しいスカーフの巻き方で部屋に戻り、自分で自分を撮影。

なんか、いっぱいありがとう。
暖かくしてくれて、出迎えてくれて、スカーフを巻いてくれて、ありがとう。

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2007.01.09, 23:39 / 2007.01: エジプト&ロシア
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