2024.11.03

メキシコシティ3日目-3: ミスキクの死者の日

サン・アンドレス・ミスキクの死者の日ツアー

ミレパ公演がなくなってしまった後、それでもメキシコ行きを楽しみにしていられたのは、死者の日があるから。
ミスキクという、昔ながらのやり方で死者の日を迎えている町に行くツアーに参加した。

集合場所が独立記念塔で、そこはもう行ったことがあったので、歩いていけるだろうと軽く考えていた。
しかし、そこに行く途中の道がパレードで使われるらしく横断禁止になってしまい、
横断するためにはかなりの距離を迂回しないといけなくなっていた。

まだ集合時間まで余裕があったので、それに従って迂回して歩いていた。
そのタイミングで、ツアーから連絡が来て、パレードの通行止めで車が入れないので集合場所を変更すると。
そして、その変更後の場所が、Lunario del Auditorio Nacional。
ミレパがやる予定だった場所じゃないか!

ってことは今まで歩いてきた距離を全部戻らないといけない。
めちゃくちゃ焦った。

別の道から行けるかと思って前に進んでみたけど、
パレードを待ち構える人たちの混雑で身動き取れなくなってしまって、無理そうだったので、戻ることにした。

戻っていったら、また別の道がパレードで封鎖。
また遠回り。
もう間に合わないかもしれない、というギリギリの状態だった。
ツアーの方にも、間に合わなかったら返金してよ、、、って泣き言を送った。

Auditorio Nacional の少し前に封鎖区間は終わって、スイスイ歩けるようになった。
そこでスピード上げて、時間の10分前くらいに到着できた。

Lunario del Auditorio Nacional は入り口が別に用意されていたようだった。
けっこうこじんまりとしていて、中も狭そうだった。
ミレパが3D演出ができないって判断した会場はここなんじゃないかという気がした。。

集合時間になってガイドが迎えにきた。
スペイン語のツアーと英語のツアーで40人くらいいたんじゃないかな。
それを4台の車に適当に分けるのに、なぜかものすごい時間がかかっていた。

あらかじめ割り振っておいて名前を呼べばいいのに。
ってか、バウチャーのチェックも、名前のチェックも、最後までしてなかったと思うんだけど。。

なんやかんやあったけど、出発できた。

ガイドさんの英語はわりと聞きやすくてよかった。

21:30まで観光で戻ってくるのが24時予定ということで、深夜まで起きていられる気がしなかったので、バスの中ではなるべく寝ておこうと頑張った。
途中で前の人が座席を大幅に倒してきて、狭くなってぶつかって起きちゃったしムカついたけど、でもそれまでの間は寝られた。

到着してからガイドさんに、一列に並んでカメラが向いたら名前を言って、と言われ、
同じグループの人の顔と名前を一致させるための動画を撮ってた。
迷子になったときに探す用ということで、頭いいなと思った。

ガイドさんが説明しながらミスキクの町を歩いた。
ガイドさんが小さいメキシコの旗を高く掲げて振ってくれていたので、迷子にならずに済んだ。
あの手の目印が役に立ったのは初めてだった気がする。
ガイドさんが背が高くて、さらに上に掲げて、振り続けてくれたから見えたんだろうな。

死者の日のお祭りをしているエリアは狭くて、一回説明を聞きながら歩いただけで、なんとなくわかる広さだった。
下に花が撒いてあるところは辿っていくと祭壇があって、そこは自由に入っていいらしい。
リメンバーミーを見てたからわかるけど、見てもらって人に記憶に残すことが大事だから、ぜひ入ってとのことだった。

集合場所の広場が指定され、そこに21時半ってことで、あとは自由時間。

まず夕食を屋台で食べようとしたけど、炭水化物はいらないんだよなーと思っていろいろ探して、牛肉の串焼きの店で食べた。
タレがたっぷりかかっていて、歩きながら食べるのは服につくから無理と思って、店の前でガッついてたら、
美味しい?って寄ってきた人もいたので、客寄せパンダの役割を果たしたことだろう。

でもその串を持って人混みを歩いてる人が多かったのが、なかなか怖いところ。。
帰ってから見てみたら、服、汚れてたし。。

まだもうちょっと食べたかったので、途中で見かけて気になってたプリンを探した。
道の真ん中で売ってる場所はあったけど、それじゃ食べる場所がないので、けっこう歩いて探した。
外れにあった店で、食べてるおばさまがいたので、How much って聞いて、50 って教えてくれたので購入。

また店先でパクパク食べてたら、周りの人が笑ってた。
そんな大きいのよく食べるなぁってことだったんだろうか。
思ったよりずっと大きくて、本当にお腹いっぱいになったので、夕食はこれでおしまい。

まだ集合まで時間があったので、町を何周も歩いた。

途中でドローンを飛ばしてる人を見つけた。
夜にあの人混みの上を飛ばすなんて日本じゃできないぞ、、と思いつつ。

最後1時間くらい余って、もう歩きたい場所もなかったので、
集合場所の広場で、ステージの演奏を聞いてた。
おそらく昔ながらの曲をやってたようで、静かに聞いてMCで盛り上がって、という感じだった。
3拍子の曲なんだなーってくらいしかわからなかったけど、楽しくてよかった。

ステージのほうも混んできたので、遊具(?)なのか台になってるところの上に避難し、上から群衆を眺めてた。
集合時間の少し前に、見覚えのある顔がいて、その人が歩く方向を見てたら、ガイドさんがいた。

無事に合流できてホッとした。
こんなところで置いていかれたら、帰るのにお金と時間がめちゃくちゃかかっちゃうからなぁ。
途中で離脱してUberで帰った人もいたみたいだけど。

帰りもほとんど寝てた。
車がオーディトリアムに戻ってくれれば歩いて帰れたのに、元の集合場所の独立記念塔だった。
歩いて帰ると時間がかかりすぎるので、Uber で帰った。

ホテルに着いたのが24時過ぎ。

翌日がチェックアウトで 6:15 にはツアーの迎えが来るのを待ってないといけないから、
ある程度荷物をパッキングしてから、アラームをかけて寝た。

2024.11.03

メキシコシティ3日目-2: チャプルテペク城

チャプルテペク城
Castillo de Chapultepec

まだツアーの集合までは時間が余っていたので、初日に外から見るだけだったお城に行ってみた。

ここでもバックパックは預けろと言われたので、預けに行ったら、
スペイン語でわーっと何か言われて、困って近くの人に助けを求めたら、
中にキャンディーは入ってるか?って聞いてるって教えてくれた。

意味わからなかったけど、実際のど飴を持っていたので、Yes って答えたら、
入ってるなら 10メキシコドルって言われた。
入ってないと値段が違うんだろうか・・・謎だ。

お城までは坂道をずっと登っていく。
それは得意なので問題なかったけど、暑くなってきたのでパーカーを脱いだ。

お城の中はまた解説がスペイン語なので、読むことなく、
そして歴史を知らないので肖像画が誰なのか全然わからなくて、
雰囲気だけ感じて終わってしまった感じになっちゃった。
なんだか申し訳ない。

そのまま終わりにしてもよかったんだけど、
2階に上がってる人が外から見えて、気になってしょうがなかった。

登る場所を探してうろうろして、見つけられなかったので、2周してしまった。

上の方は庭になっていて、見晴らしも良くて、歴史とか関係なく景色がよかった。
あと、ステンドグラスが綺麗だったな。

そろそろいい時間になってきたなってところで降りて、ツアーの集合場所である独立記念塔に向かった。

2024.11.03

メキシコシティ3日目-1: 国立人類学博物館

国立人類学博物館
Museo Nacional de Antropología

近場で観光しつつ、15時の集合場所である独立記念塔まで歩こうというプラン。
まずは国立人類学博物館に行くことにした。

途中にローカルの方々が朝食を食べてる屋台を見たから、そこで食べようと、ホテルでのパンは控えめにしておいた。
ちょっと寒くて、上着が必要だった。
ツアーが夜中までだから、これより寒くなったら…と思い、一度上着を取りにホテルに戻った。
(結局使わなかったけど)

途中の屋台はなんだか混んでたので、オーディトリアム横のところにした。
ローカルの女性がご飯のように食べてた白いものが気になって、同じものを頼んだ。
お店の少年が拙い英語で対応してくれた。

正体がわからないまま頼んだけど、白いものは芋(?)の粉を練ったものっぽくて、
鶏肉の出汁で炊いたような感じの薄い味がついていた。
肉も少し入っていて、上からちょっと辛いソースがかかっていた。

今もまだ正体はわからないけど、特徴が薄いなりに美味しいと思えるものだった。
お腹が空いていたのでパクパク食べていたら、
さっきの少年が突然もう1つをお皿に乗っけてきた。

押し売りか?なんだ?と思ってたら、プレゼント、Freeって。
ちょうど1個でお腹いっぱいになりそうだなーって思ってたところだったけど、
せっかくのご好意なので、いただくことにした。

1つ目とはちょっと味付けを変えてくれたようで、
1つ目は緑色のソースだったけど、2つ目は赤いソースだった。

最後まで食べ切ることはできなかったけど、9割食べた。
頑張れば食べ切れたと思うけど、わんこそばになるのが怖かったのでやめたのもある。

1ついくらかわからなかったので、周りの人が支払う様子を見ていて、
1つ当たり20より上50より下という感じだったので、100を出した。

そしたら少年がお母さんらしき人と何やら揉めそうになってたけど、
30ということに決着したらしく、お釣りをくれた。
おそらく1つ分の料金にしてくれたのだろう。

なんかその様子を周りのローカルの人たちも興味深そうに見ていて、
いいんだよ行きなさいってジェスチャーしてたので、グラシアスって言ってそのまま去った。
なんだか申し訳ないけど、ありがとう。

で、博物館の場所はその近くだったので、そのまま歩いていった。
博物館の前まで来たら急に観光客がたくさんになった。

入り口で荷物検査があり、バックパックはロッカーって言われた。
チケット購入し、バックパックを預けた。
人間が預かる方式で、特にお金は取られなかった。

博物館はメキシコの時代ごとに発掘したものなどが展示されていて、
解説がほとんどスペイン語だったから読む気は無くなって、
かわいいとかカッコいいとか、そういった基準で気に入ったものを写真に撮ってまわった。

中庭を囲むようにいくつも展示室があり、廻っていく。
2階もあったけど、2階はちょっと毛色が違って、現代に近いものが展示されていた。

いくつも部屋をまわっていくうちに、そこが何時代だかよくわからなくなってた。
でも、総じて、なんだか愛嬌のあるキャラクターが多かったように思う。

最後の部屋まで回ったらもう疲れて、もう1周見たいとかいう気持ちはなかったので、さっと退出。

なんも解説を読んでないし勉強にはなってないと思うけど、
メキシコの雰囲気を十分に感じられたので、
明日のテオティワカン遺跡の見学へ気分を切り替えられたと思う。