2021.07.24

前穂高岳

何度か目覚め、時計を見て、また寝た。
隣のテントの方々は3時起きで出発していった。

このテント場、ベースとして使う人が多いようだ。
だから早くからたくさんテントがあったんだな。

3時半に起きて、準備開始。
着替えて、食事して、トイレ行って、テント畳んで。
そうこうしてたら、出発予定の5時を過ぎてた。

うっすら朝焼けしてたので写真を撮って、出発。
重太郎新道が今日の山場だと思い、気合が入る。

けっこう単調な登りだったが、朝焼けが見えてたので気分は良い。
ハシゴが出てきたり、徐々に坂が急になっていった。

手を使って登るような場所ではストックをしまい、
ガシガシと手足を使って登っていく。

最後のほうで、緩くなってきたからストックを出してたら、
この先は鎖場なんでしまったほうがいいですよと注意された。

そういうとこではストックを出してても使わないのだが、しまった。

鎖場のあとは紀美子平。
ここまで来たら、あとは楽なはず、と期待してしまう。

紀美子平にザックを置き、前穂高岳。
身軽になったはずなのに、思いの外、疲れていたようで、辛かった。

山頂は眺めもよく、天気もよく、最高だった。
しっかり休憩を取ってしまった。

下りもなかなか怖くて、そう早くは降りられない。
お腹も空いてきてしまい、紀美子平でまた休憩タイム。
紀美子平はすごい人が増えてて混雑してた。

あんまり回復した気はしなかったが、時間にも限りがあるので、奥穂高岳ヘ。
吊尾根、メチャクチャ暑かった。

疲れてるので、ゆっくり一定のペースで歩くが、やたら喉が乾いた。
でもトイレにも行きたくて、そんなに水分を取れない。
熱中症が心配で、なかなか辛かった。

何度もYAMAPの地図を見て、半分まで来た、残り3分の1、など自分を励ました。
グッと一気に上に登るところがあり、高度はそこで稼いだようだった。
手足で登るところでよかった。

時々涼しい風が吹く場所があって、そこで涼んだり。

ようやく、やっとのことで、奥穂高岳に到着した。
意外と人は少なく、自撮りで記念写真。

あとは下るだけなのだが、それもまた辛かった。
滑りそうな場所も多くて気を遣った。

最後、穂高岳山荘ヘ急降下するところで、
タイミングを逃して、ストックをしまっていなかった。
狭い道なので、ザックを下ろせない。

それを見られていたようで、やっとのことで穂高岳山荘に到着した途端、
パトロールの人が来て怒られた。
あとから怒ったって意味ないじゃん。。

後味の悪さだけが残った。

テントの受付に並んでたら、目の前で閉められた。
先にテントだけ張っていいか聞いて、張らせてもらった。

区画がちゃんと分けられていて、好きなところを取っていいシステム。
下の方の1つだけの区画にした。

テントを立てて、受付を済ませて、ジュースを飲みまくった。
せっかく眺めのいい場所なので、外でボーッとしてたが、風が冷たかった。

少し昼寝をして、起きたらやっぱり風が冷たくて、粉末スープなどを飲んだ。
16時過ぎに雨が降り出した。
予報よりはだいぶ遅い。

夕食を食べて、寝っ転がってグダグダしてたが、なんだか寒い。
鼻水も出てきてよろしくないので、寝るときみたいに着込んだ。

ヤバそうだったら、早めに風邪薬だな。




2021.07.24, 17:39 / ハイキング登山
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