2012.01.06

死海

ワディ・ラムを出て、一度ぺトラ遺跡の近辺に戻って、
それからワディ・アラバというイスラエルに近い道路で死海へ向かう。

途中、兵士のヒッチハイクに応じて、乗せていた。
ワディ・アラバは、岩山の黒と畑の緑ばかりがよく見える道路だった。

ケータイで、ヨルダンはパケ放題が適用外です、みたいな通知がたまに来るのだが、
途中で、イスラエルは~という通知が1回来て、あぁ近いんだなって思った。

ワディ・ラムの1件があるので、暗い気分がどんどん増えてきた。
お腹が空いてきたせいもあったのかもしれないけど。

死海は絶対に楽しまなきゃ!と思った。

アンマン・ビーチ(死海のビーチ施設)は高いから、無料で入れるところに行くと言っていた。
シャワーはあるの?って聞いたら、水の大きいボトルを買うから!って言われた。
着替えるところは?って聞いたら、木がたくさんあるから大丈夫!って。。。

ダメじゃね?

男ならともかく、女一人でそれは餌食になりに行くようなもんでしょ・・・
さらに、オレが泥マッサージやってあげるよ!って言われたので、NO THANK YOU!!

平和な心を求めて、アンマン・ビーチに連れてってくれと頼んだ。

死海で食べると高いからってことで、途中で死海の脇の道路を通ってるころ、
道端の商店でランチを買ってきてくれて、車の中でランチ。
(もともとランチ込みって話だったのだが高いのはムリってことで・・・)

食べてるときとか、横の綺麗な海を指さして、
無料のとこだったらあんなに綺麗なところに入れてあげたのに・・・とか、
何度もブツブツ文句を言ってたけど、ちゃんとアンマン・ビーチに連れてってくれた。

16JD (1JD 値上げしてたっぽい)。
時間は、1時間もらった。

どんな格好でみんな入ってるのかなーと覗いてみたら、
全身黒ずくめの女性も何人かいて、彼女たちはそのまま海に入ってた。
他の観光客らしき人たちは、ビキニ姿の人もいたので、なんでもアリかなって思った。

更衣室で準備して、鍵付きロッカーが30個くらいあったけど全部使用中だったので、
仕方なく荷物を全部持って海岸へ。
他にもリュックで移動してる人は多かったから、そんなもんだろう。

看板がたくさんあって、潜るなとか、顔を水につけるな、みたいなことが書かれていた。
ゴーグルをしている人が多かったが、持っていなかったので気をつけるしかない。

イスがたくさん置いてあったので、1つ取って荷物置き場にした。
おっちゃんが、海に入ってる間も自分の荷物から目を離すなよ、って言ってた意味がわかった。

まず足だけ入ってみると、そんなに冷たくない。
外も日差しでけっこう暑かったので、ちょうどいい感じ。

いつ身体が浮くのかドキドキしながら、ゆっくり入った。
水の温度に慣れるまでしばらくの間は寒くて固まってた。

けど、いったん浮いてみると、あとは水の中のほうが温かく感じた。

水のついた指を舐めてみたら、塩辛かった。
(30%なので当たり前)

歩いて深いほうに入っていくと、いつの間にか足がつかなくなって、
それでも自然と水中に立っていられるのが不思議な感覚。

足がつかなくなってすぐはジタバタしてしまうのだけど、落ち着いてみると浮いてるのだ。
ちょうど肩の高さで止まってて、勢いをつけないと下にいかない。

それからは仰向けになってみたり、立ってみたりして、遊んでた。
一度、うつ伏せで浮いてしまったときがあり、
顔を水につけないで元に戻るのが難しくてジタバタしてしまった。

楽しい。

せっかくなので写真を撮ってもらおうと、
イスで休んでた黒ずくめの女性たちに撮ってもらった。

1時間じゃ足りない・・・と思ったくらい、楽しかった。

時間になってしまいそうだったので切り上げて、海岸にあるシャワーで海水を流す。
そして少し乾かしがてら、海岸の写真を撮ってから、おしまい。

更衣室がけっこう混んでたけど、なんとか時間ちょうどくらいに戻ることができた。

死海、2, 3時間は遊べると思う。
1月なのに特に寒くなかったし、それほど混んでなかったし。
車にいたからあんまり気付かなかったけど、外は上着がいらないくらい暑かったし。

アラブ系っぽい男性のねっとりとした視線は確かにあったけど、
他の欧米っぽい観光客の近くになるべくいて、特に近寄られることもなかったし。

ドライバーのおっさんの二人だけのビーチにしなくて、ホント良かった。
やっぱ、雰囲気大事よね。

このためだけにヨルダンやイスラエルに行くか?って言ったらアレだけど、
もし行くんだったら死海に寄ってみるべし、ということは言える。

そして久しぶりに水着になってみて、お腹まわりのダイエットをしよう、と決めた^^;


2012.01.06, 03:31 / 2012.01: ヨルダン
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