2007.03.18

偏見

『男の子を育てる勉強法』『女の子を育てる勉強法』とか、
男女別に子どもの育て方を書いてある本を見かけると
なんてひどい!と思わざるを得ない。

中身までは見ていないが、宣伝の言葉を見る限り、
男の子は空間把握が得意で、女の子は感情の読み取りが得意、とか
そうでない人だってたくさんいることなんか考えていない。

小さいうちから枠をはめて、可能性を狭めるようなことを、何でするんだろう。
幸い私の親は男女の枠ではめることはなかったが、
もしその女の子編に従っていたのなら、私は相当な劣等生であろう。
いや、女の子の不得意とするところばかりを取り上げた本なら、優等生になる?

勉強だって遊びだって、男女関係なく個人の特性を見るべきだし、
それがまだわからないのならば、
いろんな可能性に触れさせる環境のほうがいいだろうに。

女だから、男だから、若者だから、年寄りだから、日本人だから、外国人だから、
そういうどうでもいいことで枠をはめる人は思ったより多くて、
枠に収まっていることが100点だと思っている人は、
勝手に100点が最高だと思っていて、
会話していても会話にならなかったり、要点を得なかったり。

ステレオタイプなモノの考え方をする人はとても苦手。
わたしがそう思ってること自体も枠にはめた考え方なのかな。

なんか寂しい。


2007.03.18, 16:46 / 日々所感
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