2007.01.10

観光地カイロ、その裏のカイロ

1月7日

カイロ最後の日。

9時間も熟睡して、8時ごろ朝食へ。
いつも旅行中はすぐ起きちゃうのに、今回の旅は不思議とよく眠れる。

最後の準備をして、荷物をホテルに預け、またNile Hilton Hotelへ。
お金がないのでまた銀行なのだ。。
どうもこの旅はずっと金欠で、とうとうATMから引き出してしまった。

軍資金を手に入れ、モスクがあるほうへ向かう。

地図を片手に、観光客の全くいない普通の道を行く。
たまにアローとか声をかけられ、スマイルを返す。

アブディーン宮殿、イスラーム芸術博物館(closed)、ズウェーラ門。
地球の歩き方に書いてある見所を回る。
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そしてその近くが、ハーン・ハリーリというお土産屋さんがいっぱいあるところ。
それまでほとんど見かけなかった観光客がたくさんいて、
なんか安心した。

売ってるものは、ピラミッドやスフィンクスの置物、水タバコ、民族衣装、Tシャツ、
ラクダの人形、香辛料など。
観光客がたくさん来るところだからか、どれもちょっと高かった。
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2周くらい見てから、また近くの見所であるフトゥーフ門へ行こうとした。
地図を見ながら行くが、どうも目的の道路がない。
方角があってるから大丈夫だろうと進む。

でも途中で、これは絶対に違う!と確信を持つことができ、
正しいと思われる方向へ曲がった。

そしたら、完全に観光客のいない道路に出た。

観光客は通らないんだろうなぁと思う道で、小さい子に声をかけられ、
そのまま何かを言いながら付いてきたり・・・。
ちょっとバハレイヤを思い出す場所だった。
一歩観光地から裏に入ると、素朴さもあったりするカイロ。

そこから、ガーマ・ハリーファ・イル・ハーギム、バシュターク宮殿、
スルタン・バルクークのマドラサ(学校)、スルタン・カラーウーンのマドラサ(学校)を見る。
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どれもカイロの道路と違って、丁寧で綺麗な造りなのが、不自然・不思議だった。
ちょうどその一帯は道路工事中で汚かったから、余計にそう思えたのかもしれない。
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そしてまた、ハーン・ハリーリまで戻り、雨が降ってきたのでレストランで昼食。
サンドイッチとジュースで40L.E.(約800円)と、メチャ観光地価格だった。。
がっかり。
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次の見所、シタデルに行こうとしたら、おじさんに話しかけられる。
めずらしく、ちゃんとした英語だった。

彼は車関係の仕事をしていて、日本で働いていたこともあるらしい。
エジプト人は観光客を歓迎しているとか、
だいたい良い人だけど、たまに悪いやつもいるから気をつけて、とか
日本人は金持ちだと思われてるから気をつけて、とか、いろいろ話してくれた。

なんか元気になった。
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それからシタデルに行く道にも、いくつかモスクがある。
崩れた家やデコボコの道路から、急に大きくて綺麗な建物が現れる。
その違和感は相変わらず。
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綺麗そうだなと思っていたブルーモスクも closed。

シタデルに到着したと思ったが、入り口がわからず、警官に聞く。
そしたら今日はクリスマスのフェスティバルをやっていて、closed だそうだ。

いろんなところが closed で見れず。

次は、ガーマ・リファーイー、ガーマ・スルタン・ハサンという
世界最大級のイスラム建築。
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ここでやっと中に入れた!
各々25L.E.ということだったので、ハサンのほうだけ入る。
地球の歩き方には、中でミナレット(塔)からカイロを展望できると書いてあったが
そんなところは開放されていなかった。。。

さてさて疲れたし、暗くなる前に帰りたかった。

地図を見ながら歩いていったら、スーク・イル・アタバ(市場)に到着。
トマトやオレンジを売っている一角はよく見る光景だったが
その裏側一面は、まるで秋葉原。
ファミコンからPS2から、スピーカー、ラジオ、アンプ、いろいろ売っていた。
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そこからホテルに戻る途中の道で、道を間違えたらしい。
たぶん6叉路のところで間違えたのだろう。

修正のつもりで曲がってみたら、
ますますどこにいるのかわからなくなってしまったので
近くにいた警官に聞いて、暗くなってきた17時頃、ホテルに到着。

やっぱり1本間違えてたな。。
 
 


2007.01.10, 01:29 / 2007.01: エジプト&ロシア
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