観光地カイロ、その裏のカイロ
1月7日
カイロ最後の日。
9時間も熟睡して、8時ごろ朝食へ。
いつも旅行中はすぐ起きちゃうのに、今回の旅は不思議とよく眠れる。
最後の準備をして、荷物をホテルに預け、またNile Hilton Hotelへ。
お金がないのでまた銀行なのだ。。
どうもこの旅はずっと金欠で、とうとうATMから引き出してしまった。
軍資金を手に入れ、モスクがあるほうへ向かう。
地図を片手に、観光客の全くいない普通の道を行く。
たまにアローとか声をかけられ、スマイルを返す。
アブディーン宮殿、イスラーム芸術博物館(closed)、ズウェーラ門。
地球の歩き方に書いてある見所を回る。
そしてその近くが、ハーン・ハリーリというお土産屋さんがいっぱいあるところ。
それまでほとんど見かけなかった観光客がたくさんいて、
なんか安心した。
売ってるものは、ピラミッドやスフィンクスの置物、水タバコ、民族衣装、Tシャツ、
ラクダの人形、香辛料など。
観光客がたくさん来るところだからか、どれもちょっと高かった。
2周くらい見てから、また近くの見所であるフトゥーフ門へ行こうとした。
地図を見ながら行くが、どうも目的の道路がない。
方角があってるから大丈夫だろうと進む。
でも途中で、これは絶対に違う!と確信を持つことができ、
正しいと思われる方向へ曲がった。
そしたら、完全に観光客のいない道路に出た。
観光客は通らないんだろうなぁと思う道で、小さい子に声をかけられ、
そのまま何かを言いながら付いてきたり・・・。
ちょっとバハレイヤを思い出す場所だった。
一歩観光地から裏に入ると、素朴さもあったりするカイロ。
そこから、ガーマ・ハリーファ・イル・ハーギム、バシュターク宮殿、
スルタン・バルクークのマドラサ(学校)、スルタン・カラーウーンのマドラサ(学校)を見る。
どれもカイロの道路と違って、丁寧で綺麗な造りなのが、不自然・不思議だった。
ちょうどその一帯は道路工事中で汚かったから、余計にそう思えたのかもしれない。
そしてまた、ハーン・ハリーリまで戻り、雨が降ってきたのでレストランで昼食。
サンドイッチとジュースで40L.E.(約800円)と、メチャ観光地価格だった。。
がっかり。
次の見所、シタデルに行こうとしたら、おじさんに話しかけられる。
めずらしく、ちゃんとした英語だった。
彼は車関係の仕事をしていて、日本で働いていたこともあるらしい。
エジプト人は観光客を歓迎しているとか、
だいたい良い人だけど、たまに悪いやつもいるから気をつけて、とか
日本人は金持ちだと思われてるから気をつけて、とか、いろいろ話してくれた。
なんか元気になった。
それからシタデルに行く道にも、いくつかモスクがある。
崩れた家やデコボコの道路から、急に大きくて綺麗な建物が現れる。
その違和感は相変わらず。
綺麗そうだなと思っていたブルーモスクも closed。
シタデルに到着したと思ったが、入り口がわからず、警官に聞く。
そしたら今日はクリスマスのフェスティバルをやっていて、closed だそうだ。
いろんなところが closed で見れず。
次は、ガーマ・リファーイー、ガーマ・スルタン・ハサンという
世界最大級のイスラム建築。
ここでやっと中に入れた!
各々25L.E.ということだったので、ハサンのほうだけ入る。
地球の歩き方には、中でミナレット(塔)からカイロを展望できると書いてあったが
そんなところは開放されていなかった。。。
さてさて疲れたし、暗くなる前に帰りたかった。
地図を見ながら歩いていったら、スーク・イル・アタバ(市場)に到着。
トマトやオレンジを売っている一角はよく見る光景だったが
その裏側一面は、まるで秋葉原。
ファミコンからPS2から、スピーカー、ラジオ、アンプ、いろいろ売っていた。
そこからホテルに戻る途中の道で、道を間違えたらしい。
たぶん6叉路のところで間違えたのだろう。
修正のつもりで曲がってみたら、
ますますどこにいるのかわからなくなってしまったので
近くにいた警官に聞いて、暗くなってきた17時頃、ホテルに到着。
やっぱり1本間違えてたな。。