2009.12.31

12/22: やっちまった

私の席に寝ていたのがお父さんっぽい。

家族構成は結局わからなかったのだが、
お父さん、お母さんらしき人が3人、小さい男の子が2人の大所帯。
(一夫多妻制だっけ?)

席が決まってるなんていうのは形だけで、
大家族の中に、私が間借りさせてもらってるみたいな形だった。

何をしゃべってるのかはわからなかったが、
男の子たちがいたずらをして怒られて…をずーっと繰り返していた。
聞いたところによると、デリーで降りるらしい。

同じだ。

ちょっと場になじんだ頃に、たぶん大きいリュックのほうは
席に残してもこの家族が見ていてくれるだろうと判断し(もちろん鍵はかけてあるけど)、
やっとトイレに行くことができた。

インド式で、水で洗うやつ。
そして、トイレといっても、列車に穴が開いているだけで、
外へ直結なやつ(笑)

3時間くらいかかるので暇。
横になることもできない。
子どもがチョロチョロしてたので、動くものがあって救われた感じ。

1時間遅れで発車したので、
到着もきっと1時間遅れだろうと予想した。
13:40着だったので、きっと14:50らへんだろうと。。

その予想時間になり、
大家族も10個くらいある荷物を入口付近に移しはじめた。
だから私もスタンバイ。

彼らもデリーへ行くのは慣れてないらしく、
駅はまだか?とよくそのへんの人に聞いて、
そわそわしていた。

駅のプラットフォームにはそこが何駅かという表示はなく、
列車の番号と始発駅と終点駅の名前だけが表示されているのだ。

しばらくして、やっと大きめの駅に到着した!

お父さんは頑張って荷物を降ろしだした。
ささっと荷物の合間に降りさせてもらった。
そしてEXITの文字のほうへ進み、外に出た。

のだが、どうも見たことのない景色。

・・・??

入口がたくさんあるのかと思って見渡したが、どうもメインゲート。

これはやっちまったなぁと気づき、
軍服を着た警備員らしき人に、
ここはニューデリー駅?と聞いたら違う名前を答えられた。。

やばい!と思って、急いでホームに戻ってみたものの、
そこにいたのは別の列車。
違う駅で降りてしまった状態、確定。

(読めないけどデリーじゃない・・・)

アグラまでデリーから車で行くツアーもあるのだと思い出し、
それよりはだいぶ近づいてるはずだから、
車で行けば夜までかからないだろう。

そんな予想を立てた途端、
今まで全て無条件に No と答えていたところを変更。
Taxi? と聞かれたとき、Umm, Yes…

ここからニューデリー駅までどのくらいかかる?
と、まるで終電で寝過ごしたときのような質問を投げ掛ける。

経緯はよく覚えてないが、手持ちがないと言ったことは覚えている。
すぐに250ルピーで決着した。
すごい慌ててることは伝わったらしく、ダッシュで車に向かってくれた。

冷静に考えればそこまで慌てる理由はどこにもない。。

今度は慌てて、慌ててる理由を探し、
ツアーオフィスに予約してあることにした。
嘘ではなくて、明日のピックアップ時間を確認に行きたかったのだ。

インド門やプレジデントオフィスなどを横目に、
数十分でニューデリー駅に到着。

やっぱりだいぶ近かったようだ。
助けてくれたお礼に300ルピーあげようと思ってたら、
あっちから先にその額を要求してきて冷めた…。
 


2009.12.31, 13:17 / 2009.12: インド
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