キャンディ観光
ダンブッラからキャンディへは、ターミナルからではなく普通のバス停で乗車。
気にするのを忘れてたが、平日の8時ということで、通勤ラッシュ。
座れたので、荷物を足元に抱えたまま2時間。
途中まで隣だったおじさんは、ドバイで働いてたらしく英語が話せてた。
やっぱり出稼ぎ多いんだな~。
キャンディは到着した時点で大渋滞で、すごい車。
クラクションも多く、なかなかに鬱陶しい都会っぷり。
終点らしきところで降りて、トゥクトゥク。
ホテルの場所を見せたら、知ってると。
安いところなのに有名なのか。
やっぱりドライバーは周遊ツアーを組むと持ちかけてきた。
でもキャンディは歩いて廻れるはずだしな~と思って how much と聞いたら、
いくらなら行く?とめんどくさい展開になったので、却下。
だいたいその質問をしてくるヤツはボッタクリだ。
すぐにホテルに到着し、すれ違う客が日本韓国中国の顔立ちばかり。
何で?と思って地球の歩き方を見たら、若干違う名前で載ってた。
英語だと city hotel で、日本語だとゲストハウスなのかい。
受付してるときに、最近日本人多いけど休暇なの?と聞かれ、
あー学生は春休みだったのか!と思い出した。
近所の名所は歩いていける距離だってことと、簡単な行き方を聞いて、
チェックイン時間前に到着しちゃったもんだから、掃除待ち。
10分くらい待ったけど、荷物さえ預かってくれれば部屋は後でいいんだけど・・
と伝えに行くと、あと5分だから待っててと言われてしまった。
まぁいいやと、その間に夕方のキャンディダンスショーのチケットを購入。
部屋に荷物を置いて、早速観光。
仏歯寺のセレモニーが一番の見所らしいが、9:30と18:30。
チケットを買ったダンスショー(民族舞踊)は17時開始で16:30からオープン。
仏歯寺のセレモニーはやってない時間だったが、とりあえず行ってみる。
記憶の地図だけで進んだら、Y字路で間違った。
通る人が小学生しかいないのでおかしいと思って地図を見て、軌道修正。
そのあとはどんどん観光客が増え、仏歯寺のある池まですんなり。
そこまでの通りがメインらしく、ショッピングモールやらKFCやら都会的。
池の回りはのんびりした雰囲気。
お昼がわりにパイナップルを買ったら、唐辛子をかけられた。
マレーシアかどっかでかけられたな~と思い出したが、やっぱりないほうが美味しい。
ダンスショーの場所を見つけて、仏歯寺を通り過ぎてることに気づいた。
仏歯寺の入口がわからなくて、かなりうろうろしてしまった。
セキュリティチェック&服装チェックを受けてから入るので、男女別のブースが入口。
男女別になってるから、てっきりトイレかと思って見過ごしてたわ。
靴を預けるのに100も取られ、なんかイヤ。
そして中に入ったら、チケットと言われ、買ってねーしと引き返す。
靴を預けた隣のブースでチケットを売ってた。
靴を預けるのを分けるのはいいとして、
チケットを買ってすぐにチケットチェックの場所があるのってムダじゃね?
となんか引っかかってしょうがなかった。
セレモニーがないと何を見ていいのかよくわからない。
周辺の展示物を見たりしてたけど、外の石畳は熱すぎて歩けない。
隣の Museum of World Buddhism に別料金だけど入ってみたところ、
特に期待はしていなかったが、じっくり見たら1日かかる濃さだった。
スリランカでは各国の仏教を展示してるところは2回目だが、
スリランカ以外では見たことないので、その意識がなかなか興味深い。
国ごとに部屋が分かれていて、日本だけがシックな色合いなのがよくわかる。
そして、日本部屋のBGMに君が代が流れちゃってたのは、何か違う気がしてならない。
外に出て、市街地を見てこようかとのんびり歩いてたら、声をかけられた。
悪徳ガイドかと警戒したが、ガイドじゃないから金は取らないと言う。
brother が日本人と結婚して、日本に親近感を持ってるとのこと。
ダンスショーは16:30に行って良い席をとったほうがいいよ(知ってる)
セレモニーは18:30にあるから、今日のチケットで再入場するといいよ(再入場?できるの!?)
という具合に、なんかいろいろ解説しながら付いてきた。
そしてショッピングセンター(キャンディシティセンター)や
ローカルマーケット(キャンディマーケット)に連れてってくれた。
頼んでないけど。
ローカルマーケットでは、野菜や果物を見てるうちはよかったんだけど、
友達がやってる土産物屋とかも入るので、買う気ゼロなのに断りづらくてイヤ。
1時間ほど1人にさせてって言ったら、ダンスショーの場所で会おうと去ってった。
もう土産物はあんまり面白いのがないことはわかったので、軽いお昼を食べに行く。
ローカルなお店で、まだ食べてないロッティの看板を見かけ、
甘いものが欲しくて、フルーツジュースもありそうなので入る。
フルーツジュースは、マンゴージュースのアイス乗せ。
それに卵ロッティがパンケーキみたいな見た目で、場違いなオシャレ感。
イライラしてたのが、落ち着いた。
16:30 めがけて、寄り道しながらダンスショーの場所に向かう。
黒い雲が出てきて、雨が降りそうなのが気になったが、傘を取ってくる時間はない。
ダンスショーの場所で再度合流したけど、一緒に入るわけでもなく、ここだよとまた去る。
とりあえず仏歯寺に再入場するところまでは手伝ってほしいので、いいんだけど。
学校の体育館みたいなステージに、プラスチックの椅子を並べてある手作り感。
中はまだガラガラだったが、前6列くらいが予約席になっていたので、その後ろを確保。
始まる前に天井がバリバリとすごい音がして、豪雨が来たようだった。
ショーは太鼓5人、男性舞踏者が5人、女性舞踏者が5人。
いろいろ入れ替わりながら、ダンスが8種類。
男女ともぽっちゃりめな人が多いのは、それも伝統なのだろうか。
そのあと、ステージ下で火を使った演目が2つ。
火で体を炙ったり、火がついた棒を口の中に入れたり、見てるだけで痛い。
2つ目も火の上を歩くとか、見てるだけで痛い。
こういう見て幸せになれない芸は、要らない。。。
1時間のステージが終わり、雨はやんだみたいでよかった。
パックツアーな方々はガイドから傘を渡されてて、あぁさすがと。
18時を過ぎたので、仏歯寺に向かう。
靴を預けるのも現地の人が頼むと無料みたいで、やってくれた。
再入場のところも難なくパス。
セレモニーの最初に舞踏が行われるところを陣取る。
時間になって、さっきの民族舞踊みたいなのが始まる。
それを少し見たところで、上の階に向かう。
仏歯の入った仏塔が出てくるという。
韓国人らしき人々が最前列を取ってたので、2列目。
白い服を着た限られた人だけが先に部屋に入って仏塔を見て、そのあとに扉が開く。
白い服を着た欧米の観光客が10人くらい入り、ローカルな方々が入り、
お坊さんが入り、それから公開のための扉が開いた。
その途端に人が大量に押し寄せてきた。
なんで警察が待機してるのか不思議に思ってたが、そういうことだったのね。
中国人が左からぎゅうぎゅう押してくるので、写真を撮ってすぐ避難。
怖かった。
それからセレモニーの間だけ開かれる場所をいくつか見学し、
その度に解説をしてくれていたが歴史の話はどうにも頭に入ってこず。。
ヒンズー教のほうも同じ時間にセレモニーをしてるということで少し覗いて、終わり。
夕食は特に要らなかったが、
もう日がないから、まだ食べてないスリランカ料理を食べるべきだと言われ、軽いものを頼む。
名前は聞いてもわからなかったが、出されてみて、見たことがあった。
お椀の形をした食べ物。
あれをどうやって食べるのかわからなくて、そのままだった。
正解は、お椀の形は関係なくて、ちぎってソースに浸けて食べるとのこと。
塩辛い薄い煎餅を、カレーソースにつけて食べる感じになり、ちょっと濃いかな。
それを食べてる間に、自分が何者なのかを話してくれて、
元サッカー選手で地元では有名な人らしく、(スリランカ版Jリーグ選手?)
だから歩いてるときに声をかけられてたんだよって言ってた。
怪我で引退してからはドバイで数年働いて、働きすぎて疲れて、
今はスリランカに戻ってきてお寺で働いてると。
それで仏教の勧誘みたいなトークになるのか。
まぁそれはそれとして、怪しい人じゃないっていう主張をしたかったのと、
自分が日本人には知られてないことがちょっとショックだったらしいが、
友達がトゥクトゥクのドライバーらしく、明日の行動を考えてくれた。
象の孤児院、ボタニカルガーデン、紅茶ファクトリーを見て、
それから空港バスに乗れば十分いろいろ見れるし、空港にも余裕で着くと言う。
値段はその友達に明日聞いてから判断するとして、
これらがすべて回れれば、確かに充分。
コロンボは寄らないことになるが、今まで会った人は、
東京みたいなもんだからわざわざ見る必要ないって言ってたし、要らないか。
さて明日は最終日、23:30発のスリランカ航空で帰る。