2022.03.13
赤岳
3/12,13で、年末に撤退した赤岳に再チャレンジ。 今回は無事に山頂まで行くことができ、大満足。 赤岳山頂の手前あたりで、あぁ今回はいける!ってちょっと感動した。 やっぱり天気はかなり重要な要素だということが証明された。 でも、今回の雪のなさはそれなりにショックだった。 厳冬期じゃなくて、残雪期と呼ばれる季節なのだろう。 そして登りやすい条件だったからか、赤岳鉱泉は大混雑だった。 1つの布団に1人ではあるものの、満員だったのではないだろうか。 コロナ前みたいですねーなんて同部屋の方と話してた。 1日目の土曜は天気予報からして快晴。 実際に本当に良い天気で、赤岳鉱泉に着いたあと勿体無くて、展望台まで散歩した。 年末はそこまで行くこともなく諦めたくらい天気悪かったし寒かったけど、 今回は展望台が暖かくて景色もよくて、あまりに気持ちよくて、長居してしまった。 夕食はステーキ、サラダ、フルーツで満足。 部屋に戻ってから暇で、Wifiをつなごうとしたけどつながらず、スマホで読書しただけで寝た。 早く寝たこともあるだろうけど、最初に目が覚めたのが22時台でビックリした。 隣の人のイビキがうるさくて、あんまり眠れなかった。 グッスリ寝てしまって寝過ごすのも怖いので、まぁいいんだけど。 今回は朝食なしにしたので、何時でも出発できるというのが少し自由でイイ感じ。 6時に日の出なので、6時に出発にする計画にしていたが、 朝の方が天気がいいのであればそれより前に出発しようと思ってた。 でも、天気予報は朝から曇りになってしまっていたので、6時出発に決めた。 6:00発ということは、5:45から靴を履いたりして、5:30には部屋の最終準備して、 5:15にパンを食べて、5:00に着替えて、4:45に起きてトイレ。 そんなスケジュールを立てて、だいたいその通りに進んだ。 6時ごろに出発したけど、もう薄明るい感じだったのでヘッドライトはいらなかった。 小屋の朝食組と時間がかぶることはないだろうと思ったけど、けっこう人が多く、 行者小屋までの間の道は、ずっと前にグループがいくつかいる状態だった。 地蔵尾根ルートの分岐のところで、ストックをピッケルに変えて、 ヘッドライトをゴーグルに変えて、日焼け止めとリップクリームを塗って、 飴を口に入れて、スタートした。 ルートとしてはわかりやすく、一本道。 ゆっくり歩いていたグループが抜かさせてくれちゃったので、 そのグループが後ろにいて、前にはちょっと歩くのが早い男女二人組。 その前の方々の通る道をしっかり見て、ルートを確認してた。 地図を見ないでそういうのを見るのはよくないって、わかっちゃいるけど、ね。 急登が続く感じのルートではあったけど、稜線までは距離としては短くてわかりやすかった。 稜線に出たところで、お地蔵さんがいるので地蔵尾根。 いきなり雪がなくて岩になってて、ビックリした。 アイゼンで岩を歩くのは、慣れてなくて緊張する。 岩と雪の稜線をずっと歩くと、赤岳展望荘があり、その先は赤岳への単調な登り。 夏に歩いたときはザレた道でかなり歩きにくかったところだ。 雪のほうが歩きやすいけど、登りは疲れるので、10歩歩いて呼吸を整えるの繰り返し。 赤岳頂上山荘が見えたら、もう山頂はすぐそこ。 雲の中というか、もう完全に白い世界で、ちょっと残念だったけど、 でも、ようやく登れたーという感動があった。 一瞬でも雲がなくなってくれないかなーと思ってたけど、そんなことはなく。 文三郎尾根から下り始めた。 最初は岩だったり、回り込む感じだったりでわかりにくかったけど、 徐々に、あ、ここ見たことある気がするなっていう景色が出てきたので、 きっとその辺で年末は撤退したのだろう。 当時は視界が悪かったので、はっきりとはわからないけど、もうちょっとだったんだな。 下りで変な方向にハッキリとしたトレースがついてたので、 なんだろうと思ってそっちに行ってみたら、トレースが途切れてて、 戻ろうとしたら、さっきまで私の前や後ろを歩いてた人が、そっちじゃないって合図してた。 ま、だよね、と思いつつ、戻ってからお礼を言ったら、 その後も私の前や後ろを歩いてて、私の写真を撮ってくれてるのー?とか聞いてきて、 どうやらウザいおっさんだと判明したので、あとは適当に流しておいた。 赤岳鉱泉まで戻ってラーメン食べようかなとか思ってたけど、 戻ったときはまだ喫茶メニューしか出てなくて、 食堂をやってるかわからなかったので、デポしてた荷物を回収しただけで終わりにした。 もう下っていって、途中の食堂で蕎麦でも食べようって切り替えた。 ということで、早めに下山開始。 北沢ルートも、その先の車道も、なかなかダルい道。 無になって歩けるので、いいっちゃいいんだけどね。 赤岳山荘について、月見蕎麦を食べた。 汁まで全部飲んだ。 そういえば、行動食として飴しか食べてないどころか、水分も摂ってなかった。 深夜の水分補給は意識して多めにしてたのと、朝食のパンとあんこのお菓子で足りてた。 またそのあともダルい道を歩いて、八ヶ岳山荘に到着。 バスまでまだ1時間ほどあったので、近くの喫茶店でケーキとアイスコーヒー。 1人用の席がなくて、4人席に座っちゃって、 あとから来たグループが入れなくなってるのが申し訳なくて、急いで食べた。 14:45 のバスで、19時台に家に着くのだから、やっぱり八ヶ岳は近いんだな。 雪山のトレーニングに、硫黄岳とか、別ルートで赤岳とか、いいのかも。 でも今年はもう雪がなくなる一方だろうから、もう春気分に変えちゃおう。 雪山やるならもう来シーズンかな、たぶん。