2021.09.12

ジョーカー(字幕版)

母の介護をしながらピエロとして働くアーサー。
ピエロとしてストリートで働いていて、少年たちに暴行を受けたり、
突然笑い出す神経系の持病があるせいで気味悪がられたり、
不運なことばかりが起きて、暴行を受けた際に殺人を犯してしまう。
それが裕福な者への反逆として世間で注目を浴び、暴動が起きてしまう。

なんというか、不条理の連続で、堕ちていった男の話。

楽しい気持ちにはならないし、理解もできないし、理解できなくて怖いし、
悪いけど気持ち悪いと思ってしまうし、
なんでこの映画が絶賛されてるんだろうなってのを考えてしまった。

他人を下に見て意味のない暴力を振るうこと、
他人を笑い者にすること、嘘をつくこと、隠し事をすること、
確かにピエロに殺された人たちは、悪い人たちではある。

かと言って、ピエロが悪くないかというと、
そういうわけでもないのがスッキリしないところ。
どうしようもない部分もあるけど、もうちょっとやりようがあるところもある。

世の中がスッキリしないのだからしょうがないといえばそうなんだけど、
何とも後味の悪い映画だった。

ジョーカー(字幕版)
2時間1分 2019 R15+
監督    トッド・フィリップス
出演    ホアキン・フェニックス, ロバート・デ・ニーロ, ザジー・ビーツ

2021.09.12, 15:29 / ☆☆☆
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