2019.02.03

赤岳

モンベルのツアー、イエティのガイドさんで、公認山岳ガイドが指導する雪山登山技術実践講習会 アイゼンワークと八ヶ岳・赤岳登頂2daysに行ってきた。

行く前は全然実感はなかったけど、さすがに特急あずさに乗ったら気分が上がってくる。
茅野駅から美濃戸口行きのバスに乗るのも覚えていて、ちゃんとバックパックで順番を確保してから往復チケットを購入。

ガイドさんの名前は事前にもらっていたけど、今まで当たってない人。
同姓の別のガイドさんは去年食堂で一緒だったけど、その人ではなかった。

メンバーは3人で、女性、男性一人ずつで、私含めて3人とも一人参加。
女性がいてよかったってのと、話しやすい方でよかった。

赤岳山荘までは車で移動。

今回は赤岳鉱泉でイベントをやっているので、行者小屋泊。
でも、赤岳鉱泉にガイドの荷物を預けているので、赤岳鉱泉を経由して行者小屋へ向かう。

最初の林間コースが、ダラダラと続くのが苦手。
行きは準備運動のつもりで歩けるけど、帰りは辛かったな。

後ろを歩いてたメンバーの男性が超接近で歩いてて、ストックを何回を踏まれてイライラ。
このままじゃムカついてしまうと思い、歩く順番を代わってもらった。
別に私だから超接近してたわけではなく、ガイドさんにも超接近していた。

なだらかな道だったけど、やっぱり汗をかいて赤岳鉱泉に到着。
ガイドさんが荷物の準備をしている間に、トイレ行ったり、ランチのパンを食べたり。

そこから少し歩いて、行者小屋。
以前はここは通過地点だったけど、テントがたくさんあって賑わってる感じがあり、気になっていた。
今回はここに宿泊だ。

4人で個室。
荷物を置かせてもらって、週末だけ営業してるせいか布団が湿ってたので広げておく。

明日の装備を全部つけて、雪上訓練というスケジュールになっている。
ひとまず全部つけて外に出たけど、雪が柔らかすぎて、全然練習できそうな場所がなかった。

じゃー、ということで、中山展望台というところまで戻って、そこで景色をみながら、周りで練習できる場所を探す。
でもそこも雪が柔らかすぎて、練習できるところはなかった。
結局ロープの説明と、ついでに今回は使わないけど結び方を教えてもらった。

夕焼けまで待つのも長かったので、小屋に戻った。
片付けをしたり、小屋の探検をしたりして、18時前に夕食。
わりとおとなしく食べて終わったので、女性メンバーとおしゃべりして楽しかった。
今回はイエティのガイドさんが集合って感じじゃなかったので、静かだったな。

その後も特にやることがないので、寝る準備。
歯磨きをしに外に出たとき、星が予想以上に綺麗でびっくりした。
19時でもあんなにたくさん見えるとは・・・。

やることないのでゴロゴロしてたら、しばらくして消灯になり、10時間睡眠。

翌朝、朝食が6時半と聞いていたけど、足音とかうるさいので5時半に諦めて起きた。
準備をしてたら6時過ぎにもう朝食の準備ができたということで、いただく。
7時ごろに出発ということで、食べ終わってからすぐ準備。

とはいえ、朝食を小屋で食べてから出発するのは初のパターン。
やっぱり今回はまったり系なんだな。

早めに準備が終わったので外に出てたら、ガイドさんも出てて、
キレイに朝日が指している方向を、あっちが槍穂方面って教えてくれた。ラッキー。

7時過ぎに全員そろって、赤岳に向けて出発。
文三郎尾根へ行く道の最初の方は、テント場の人がトイレにしてた場所がたくさんあって汚かった。

しばらくは森の中の道をジグザグ。
昨日言われた順番で歩くかと思ってたのに、後ろの二人は逆になってた。
そして私の後ろが例の男性になってて、踏まれないように慎重にならざるを得ない。

森のコースが終わると、ストックをしまってピッケルを出し、ロープをつけて歩く。
そのままの順番でロープをつけられてしまったので、ヤバイなと思った。

歩き始めてすぐ、私のかかとにロープがひっかかる。
今だと思い、ロープがたるまないように距離を開けて歩くように伝えた。
ってか、ロープがたるんでたら意味ないってことを、ガイドさんも教えなきゃダメじゃん。

それからはしっかり距離を開けてくれたので、几帳面な人なんだろうなってことはわかった。

斜面は急なところもあるが、手を使って登るような箇所は少ない。
徐々に雪のない岩が出てきたり、はしごがあったり、歩きにくい箇所もある。

遮る物がなくなると、風が強くて、風に飛ばされてきた雪や氷の粒が痛かった。
そんな状態がしばらく続き、頂上に到着。

強風だったけど、景色は最高だった。
青空で、いろんな山が見えて、・・・でも雪は少ないように見えたな。

写真を撮って満足したら、下山。
なんだけど、来た道を戻るのではなく、地蔵尾根のほう。

再度ロープをつけるとき、私が先頭ということになった。
どういう人を先頭に指名してるのかわからないけど、(昨日の話だと滑落しやすい人という話もしていたし)
去年も先頭だったし、少しでも歩きやすい足の位置で進むことを心がける。

途中で何回か、道が不安になって、後ろにこっち??って聞いたりしてた。
そんな感じで道に不安はあったけど、楽しく先頭を歩けた。

森の中に入ったところでロープを外し、また歩く。
すぐに行者小屋に戻った。

あー、終わった。

歩く時間的には、本当はここからのほうが長いんだけど、メインイベントは終了だ。
予定の1本前のバスに乗れるということで、ちょっと早め行動。
預けていた荷物を引き取り、森を歩くだけの装備に変える。

小屋をもう閉めてしまっていて、預けていた荷物は外に置かれていた。
ってか、撤収はや。

南沢という、行者小屋から直接赤岳小屋に戻るルートで戻ることになった。
今まで通ったことのない道のはず。

道の感じは、北沢ルートとあまり変わらない。
ただただ森の中の道を歩くだけなのだが、アイゼンをしまっているので、滑る。
小さい斜面があるだけで、けっこう怖い。

いや、つければよかったんだけどね。

そんな状態で2時間も歩くので、かなり気持ちが疲れた。
ようやく見覚えのある地点まで戻ってきたときは、かなり嬉しかった。

いやー、北沢も南沢も、好きになれないな。
ってのが、このエリアにまた個人的に来ようって気になれない点かも。

赤岳山荘で少し休憩して、車で美濃戸口まで送ってもらって、おしまい。
帰りも特急あずさの指定席を買って、座って帰ってきた。

帰りの分を先に買わないというのも経験からやったことだが、
座席未指定券というものができるらしいので、今後はそれでいいのかな。

あとは片付けをしなきゃ。

さて、これでモンベルの登頂シリーズはほとんど制覇してしまったので、次はどうしようかな。
一人で行く前に、季節の始めには練習したいと思いつつ、わりと道具の扱い方は覚えてきてる感じもある。
悩ましい。


2019.02.03, 23:35 / ハイキング登山
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