灼熱の魂
母親が亡くなり、遺言として2通の手紙が双子の姉弟に託された。
父宛に1通、兄宛に1通だったが、二人は彼らの存在を知らない。
弟は乗り気ではなかったが、姉は二人を探す旅に出て、母の過去を探る。
どんどん謎が解かれていくと、衝撃的な結末が・・・。
母の過去と姉弟の現在を行ったりきたりしながら展開していく。
母と姉が似ているので、ちょっとわからなくなるときもあるが、母の時代は内戦中で重苦しい。
母の精神的苦痛、それを知って姉弟の二人が受ける精神的苦痛。
正常な思考では到底理解することなどできないし、自殺を考えても不思議はない。
そんな状態ながら、必死で我が子を産み育てた母親が強い。
でも、自分が受けた苦痛を、なぜ子ども達に知らせようとしたのだろう。
黙っていれば、真実は闇に葬られたはず。
・・・耐え切れなかったのかな。
子ども達も、知らずに母を変人だと思って生きるよりは、知って苦痛を共有したほうがまだ幸せか。
とにかく最後に全てが判明したときの衝撃は凄かった。
決してハッピーエンドでもないし、悲しくて気持ち悪くて辛いだけだけど、この映画から受けた衝撃は凄い。
実話じゃなくてよかった。
TOKYO 2020
朝起きたら、TOKYO がホスト国に選ばれたというニュースがスマホに配信されていた。
個人的にはイスタンブールにならないかな~と思っていたので、ちょっと驚いた。
東京を応援してなかったというと語弊があるが、歴史的意味ではイスタンブールが適してると思った。
イスラム圏初というのがそろそろ実現されるべきタイミングなんじゃないかと思ったのだ。
東京が復興を掲げることに違和感があり、それなら仙台オリンピックなど東北が立候補したほうが妥当だし、
経済効果という為だったら、マドリードのほうが優先されるべきなんじゃないかと。
でも、日本の代表としての東京ということであれば、
低迷している先進国の経済を打開できるかもしれないという点は、他の国にも良い影響を与えるだろう。
日本だけの利点で言えば、若者に成功体験を与える良い機会になると思う。
選手の方々のためという点で言えば、開催が危ぶまれるようなことのない経済力と、
大規模デモや戦争がない国であることが評価されたのだろう。
真夏の日本でスポーツなんて熱中症が怖いけど、その点は大丈夫なのかな・・・
さて、これから盛り上がっていくだろう。
失言にはぜひ気をつけてもらいたいし、原発問題も隠蔽などなく素早く対応していってほしいし、
東京オリンピックに反対していた人々がバカなことを起こさないでほしい。
なんというか、恥ずかしいことは起こさないでほしい。
国外に見せられないものは全て排除してほしいくらいだ。
私欲でいうと、羽田発着の国際便が増えてほしいし、
携帯端末のネットワーク環境もガラパゴスから脱してほしい。
2020年は7年後、・・・41歳?
自分が何をやってるんだか全く想像つかないけど、今と同じ生活だけはイヤだな。
あっという間に7年経っちゃった、ということにならないよう、気をつけなければ。