2017.07.16

クライミング×音楽

ADIDAS ROCKSTARS TOKYO 2017 という、ボルダリングの大会を見てきた。
アディダスがやっている大会で、『クライミングと音楽が融合する新しいコンペティション』。

ADIDAS ROCKSTARS TOKYO 2017

B-PUMP荻窪でやっていたので、初めて荻窪店に行った。
駅から近くていいな。

到着した時には、ライブをやる Survive Said The Prophet が音合わせをしていて、その後ろで課題を作ってた。
こういうイベントは確かにおもしろいかもなって思ったけど、
客に子どもが多かったので、音楽も少し子ども寄りにしてもいいのかもな・・・とは思った。

決勝戦だけ見るつもりだったけど、アマチュアの部と子どもの部の決勝からスタート。
男・女・小学生の3人セットで、6グループがベルトコンベアのように順番に課題に挑んでいく。

アマチュアの部は年齢別じゃないから、大人から子どもまでいろいろ。
当たり前だけど、やっぱり皆さん、うまい。

そもそも出場できるのが、アマチュア男は1級以下、アマチュア女は3級以下。
「以下」ってついてるけど、きっとそこギリギリのラインじゃないとできないような課題ばかりだった。

ちなみに、アマチュアクラスじゃない方の、本気クラスのほうは、男は初段以上、女は2級以上とのことだ。
B-PUMP基準のことだろうから、私は赤5級・・・。
小学生クラスは5級以上が参加条件なので、ギリギリそこに参加できるレベルってことだ。

一気に何人も登るから、見るのに忙しかった。

6グループが終わり、ここでもうすでに1時間押し。
音合わせとライブの時点ですでに押してたからな・・・。

そこから本気クラス用の課題に作り変えるため、30分くらい間があく。
このペースでやるんだったら、途中で帰ろうかな・・・と思ったりしたけど、次を見て、気持ちが変わった。

本気クラスは、男女同時ではあるけど、1組ずつ順番にやるので、見やすい。
これをワールドカップ決勝方式というようだ。

まず最初に全員でオブザベーションをするのだが、そこで和気藹々としてるところが見られて、嬉しかった。
基本的に自分と闘う系のスポーツは、選手同士が敵じゃないから、仲が良いんだろうなって思う。

予選6位の選手から順にやってたけど、順番にうまくなるかというと、やっぱり相性があるっぽい。

女性の方がそれが顕著で、一番若い選手で13歳だったけど、リーチが足りなくて手が出ない課題があった。
どう頑張っても届かないんだろうなっていうのが見えて、予選ではそういう課題がなかったのかな?って疑問だった。
逆に、リーチがそこまで必要じゃない課題は、そういう若い選手のほうが上手かったしね。

男性のほうは、見た感じでは年齢的には20歳前後で皆さん近そう。
さすがに子どもと大人じゃ筋力とか全然違うだろうし、そうなっちゃうんだろうな。

どの課題も、私には手も足も出ないだろうって感じだった。。
やっぱスゲーわ。

6人のうち、1位と2位の選手が、決勝戦で直接対決をする。
全く同じ課題を、どちらが先に完登するかという競技で、デュアル方式というらしい。

女性の方は、野中生萌選手と、野口啓代選手の対決。
最初の1回は完全にペースも動きも同じで、シンクロしちゃって、和気藹々。
でもそこで2人とも登れなくて、そこからはスピード勝負。

楽しそうだけど、先にゴールしたほうが勝ちで、野口選手の勝ち。
一発で決めるというより、何回かやると必ず登れるというのが、強さなんだな。

男性の方は、山内誠選手と、楢崎智亜選手の対決。
それまでどちらも回数少なく完登してたから、この勝負も見モノ。
やっぱり最初の1回はペースも動きも同じでシンクロしちゃってたけど、そのあとすぐ楢崎選手が完登。

すごかったー。

そして、できる気がしないー。

子どもの選手は体格の差はあまりなく、そこらへんにいそうな感じの子が強かったりしたけど、
大人のほうは、マラソン選手のようにガリガリで筋肉だけあるタイプの選手と、
体操選手のようにしなやかな筋肉がムッチリついてるタイプの選手と、両極端だった。

うまくなるには、どっちかしかないんだろうな。
私はガリガリになれるタイプじゃないから、体操選手型を目指すしかないか。

って、私は何を目指してるんだ。

 


2017.07.16, 22:41 / お出かけ
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