アイスクライミング
2月5日(2日目)
公認山岳ガイドが指導する 雪山登山技術実践講習会 八ヶ岳・大同心稜~横岳登頂2days
アイスクライミングはいつか体験したいなーとは思っていた。
だけど、それ用の道具を買うのはやりすぎだと思ったし、なかなか機会もないままだった。
(モンベルのツアーの中にもあったけど、すぐ満席になっていたので)
アイゼンは自分のやつで代用、ピッケルはガイドさんのを貸してくれるということだった。
本当はアイスクライミング講習が別途用意されてるわけで、ラッキー。
500円払って、アイスキャンディの使用登録をする。
格好は昨日登頂したときとほとんど同じで、ヘルメットを着けて、サングラスの代わりにゴーグル。
アイスクライミング用のピッケルはカーブがかかっていて、それを氷に刺す。
何度か同じ場所に当てないと、しっかり刺さらないので、同じ場所を狙うのが難しい。
アイゼンはアイスクライミング用じゃないので、爪が前向きじゃなく少し下を向いている。
そのため、かかとを下に下げるようにして蹴り込まないと、アイゼンが氷に対してまっすぐにならない。
ピッケル同様、同じ場所に何度か当てないと、しっかり刺さらない。
というわけで、手も足も難しかった。
最初はスラブのようなゆるいところで登ったが、腕の力で登ってしまったような感じ。
メチャメチャ疲れた。
腕を曲げないで、伸ばした先にピッケルを刺すようにすると楽になると聞き、2回目は少し楽に登れた。
でもまだ、腕も足もメチャメチャ疲れてた。
ガイドさんたちも順番に登っていたが、何でそこで足が刺さるんだろ・・・と思うくらい、ちゃんと刺さってた。
3本目で垂壁に挑戦。
腕を伸ばしてピッケルを刺しても、そこがつららで崩れてきたり、足を刺す場所がなかったり、難しかった。
何度かロープに助けられる形になってしまって、悔しい。
もう腕の力が限界で、ピッケルを振るのもツラかった。
4本目はやめようかと思ったけど、ゆるめの壁に戻って、できるところまでやってみることに。
途中までは、確かに足場もあって、登りやすかった。
でも、最後の方で、ピッケルを上へ刺そうと頑張ってたら、足場が崩れて落ち、ピッケルが片方壁に取り残された。
それを取ろうと片手で登ろうとしたけど、当然無理。
ジタバタしてたら、壁に刺さってたピッケルが落下・・・ごめんなさい。
ゴールできずに力尽きた。
10時頃に終わり、片付けて、なだらかな道を赤岳山荘まで下山。
下山とはいえ、ほぼ平らな道なので、膝サポーターをつけてなくても大丈夫だった。
やっぱり雪道は膝にも優しいというのはあるのかな。
赤岳山荘で肉うどんを食べて、車に乗って、美濃戸口バス停まで。
そこで、あっさり解散。
いやー、二日間とも、非常に良い経験をすることができた。
これで今季の冬山登山ツアーは終わりにしようかと思っていたけど、行くとまた行きたくなっちゃうんだよな。
行く直前は数日間胃が痛いくらいに緊張するのにね。