2022.10.29
二子山
(YAMAPに書いたのを転記) 大キレットで燃え尽き症候群気味のまま10月が終わってしまいそうでしたが、二子山の岩場をネットで見かけて、これは楽しそうと思い、行ってきました。 ただ、西岳で熊と遭遇する動画も見ていたので、ちょっと不安はありました。 休日なら人が多いだろうからまだマシかなというのもあり、鈴も久々にちゃんと付けて行くことに。 〈交通〉 池袋駅で、秩父漫遊きっぷと秩父ラビューの特急券を買い、特急ラビューで観光気分で向かいました。 秩父漫遊きっぷは、往復乗車券と、プラスで特典を1つ選べるもので、特典は西武観光バスのフリー切符にしました。 西武秩父駅の外にあるバス営業所でチケットに交換してくれます。 とてもお得になるのですが、1つ落とし穴があって、町営バスは対象外です。 乗り継ぎでミスって1回町営バスに乗っちゃいました。 それでもまだお得なのでいいんですが。 行きのバスは、西武秩父駅からも、乗り換え後も、数人乗ってるだけで座れました。 そして登山口近くの坂本バス停に行くバスですが、何もお願いしなかったのに、バス停から1本奥の道で停めてくれました。 ちょうど登山口へと続く道の真ん前です。 ありがたいです。 帰りのバスは15:28を逃すと17:25になってしまうので、なんとか15:28に乗りたいと思っていました。この季節の17:25は暗いし寒いし。。 コースタイム通りだと全然間に合わなくて、0.8〜0.9の速さで進まないと無理です。 1分でも貴重なので、このバスの親切は、かなりありがたかったです。 もちろん、バスに乗る前に食事とトイレは済ませ、靴紐もバス内でちゃんと結んで、すぐスタートできるように準備はしていました。 〈股峠まで〉 スタートしてまずは住宅地で、その後すぐに土の道なのですが、土の斜面が崩れて滑り、そこが全ルートを通していちばん歩きにくかった箇所でした。 登山口より手前なのに。 道路を渡ってから登山口です。 スタートしてすぐ、道を間違えました。(軌跡にも残っています) 前の人について何も考えずに赤いテープの方に進んだら、急斜面のあと鉄塔が出てきて、おかしいと思って地図を見たら全然違うところでした。 かなり体力を消耗したのと、10分くらいはロスしたので、もう諦めてバスは遅い方にしようかなーとも考えてました。 ひとまず西岳山頂の時刻で判断することにして、そこまではなるべく頑張ってみることにしました。 股峠までは沢沿いを進むのが正解です。 チラチラ見えるピンクテープの道ですが、テープはもう信用ならんのでちょっとドキドキでした。 股峠までの斜面もまた、斜度と土がなかなかキツかったです。 〈東岳〉 東岳は最初どこから取り付けばいいのかよく分からず、道を探すのに手間取りました。 地図を見て左だよな…というのはわかり、でも実際に見ても、どれが道だ?という感じでした。 左側にまわると道があります。 でも、ハッキリした道ではないので、歩きやすそうな道を選んで歩いていました。 でも下りのときはハッキリと歩きやすい道があったので、そもそも入った位置が間違ってたのかもしれません。 途中で人がいて、あ、この道で合ってたんだ、と思いました。 でもその人に、この道が正規ルートだけど今から3人降りてくるからこの道は使えないよ、横の道ならぶつからなくて同じ所に出るはず、と言われたので、そちらから行ってみることにしました。 今日最初の岩場が正規ルートじゃないというのもドキドキでしたが、見た目的には行けそうでした。 ちょっと登りにくい道でしたが無事クリア。 そこから正規ルートがわからないまま進みましたが、知らぬ間に合流できていたようです。 ただ、下りのときに使った道の歩きやすさからすると、なかなか外れていたようでした。 あれ?もう山頂?というような開けた場所に出ましたが、そこからまだ稜線歩きです。アップダウンはありましたが、視界は開け、道はわかりやすくなりました。 東岳の山頂は誰もいなくて、写真を撮って、すぐ下山しました。 もうバスに間に合いそうな時間になっていたので、予定通りにサクサク行きます。 下りの最初はわかりやすい道と思って油断していたのか、なぜかまた道を間違えました。 やけに難しい道だな、こんなところ通ってないぞ?と気付き、戻ったら逆に曲がる道がありました ここは5分程度のロスで済んだはずですが、もう焦るのはやめて、ちゃんと確認しようと決めました。 その後はわかりやすい道でした。上りのときにわかりにくい道を進んでしまったこともあり、比較すると余計に。 〈西岳〉 股峠まで戻って、そのまま反対側が西岳です。 上級ルートはしばらく使うなという貼り紙があるのはネットで見てたので(まだ貼ってあります)一般ルートの予定です。 でも、登っていったら上級ルートの看板の道になってしまったので、右へまわって一般ルートを発見しました。 そこまでの道も崩れやすい土で、なかなか疲れました。一般ルートに入ってからも同じで、歩きにくい道でした。 稜線に出てからは東岳と同じ感じで、少し岩を越えたりしたら山頂です。 こちらはグループの方々が休憩中でしたので、写真を撮ってもらったりしました。 西岳山頂の時刻でバスやルートを判断する予定でしたが、結果的に、当初の予定通り0.9のペースよりは速く進めていました。 あとは焦らず、着々と進むのみです。 西岳の山頂から先が、今日のルートの核心でした。 稜線に岩があり、なかなかテンション上がる道です。その岩を、左右に避けるのか、乗り越えるのか、どれかに道が続いているので探しながら歩きます。 大キレットを思い出しました。でもペンキマークとかはなく、見れば道とわかるので見た目で判断です。 けっこう長かったですが、すれ違う人はあまりいなくてよかったです。 あと、ちゃんと岩が乾いててよかったです。 そして、この辺がいちばん楽しかったです。 そこを抜けてしまうと、あとは下りです。ちょっと鎖があったり、あとは頼りないロープがあるところもありました。 下の方に行くと、岩だけじゃなくて土になるので滑りやすく、より慎重に進みました。 〈下山〉 あとは土の道をひたすら歩くだけです。 斜度がそんなになかったので、歩きやすかったです。暗い道は熊とか出ないよな?というのが怖かったですが、何もいませんでした。 道路まで出て、登山口まで戻ったら、またあの歩きにくい道でバス停まで戻ります。やっぱりここがいちばん歩きにくいです。 初めて行った山でしたが、なかなかの岩場で楽しかったです。また行ってもいいなと思うくらいです。(あまり同じ山に何度も行くことはないですが) 片道4時間かかるのと、岩場までのアプローチの土の道は避けたいところですが。 西岳も、山頂より向こうが楽しかったので、上級ルートは別にどうでもいいかなという気がしています。