2012.11.10
リメンバー・ミー
兄を亡くしてから心を病み、荒んだ生活を送る青年タイラーが、
母を亡くした女性アリーに近づき、苦しみを分かち合う。
しかし、それぞれ家族との確執があり、さらにある出来事が起きてしまう。
冒頭の少女がアリーだってずーっと気づかないで見ていたので、
けっこう長い間わけわかってなかったけど、あの少女がアリーであり、タイラーの妹じゃない。
自分の心の傷と、父親の心の傷がぶつかり合って、うまくいかない。
タイラーの妹は完全に被害者だし、学校でもいじめられる。
見ていて心が痛い場面ばかりだ。
ルームメイトのエイダンは、いつも軽くて無責任だけど、
タイラーのように心に抱え込んでしまうタイプは、ああいう何にも考えてなさそうな人が近くにいたほうが良いのかも。
そんな心の傷に向き合っていく映画かと思っていた。
でも、8割くらい進んでから、急展開を迎える。
え???って思ったけど、日付を見て、その後の展開はわかってしまう。
いくら自分の置かれた立場の中で一所懸命生きていこうとしても、そうはいかないこともある。
そんな状況の伏線として、アリーのデザートの話があったんだと思う。
けど、アリーがそういう考え方を持っているからといって、絶対納得はいかないだろう。
何から何まで、つらい場面ばかりの映画だった。
監督:アレン・コールター
出演者:ロバート・パティンソン、 エミリー・デ・レイビン、 ピアース・ブロスナン、 レナ・オリン
収録時間:113分
レンタル開始日:2012-03-09