2012.09.01
マンデラの名もなき看守
アパルトヘイト政策真っ只中の南アフリカ。
グレゴリーは黒人の言葉を話せたので、ロベン島刑務所で情報監視役に就いた。
そこにはテロリストの首謀者とされたネルソン・マンデラも収監されていた。
しかし、彼の真の思想を知るにつれて、黒人に惹かれて心を開いていく。
アパルトヘイトってまだ数十年前の話なんだ・・・ってことを改めて知った。
歴史年表の中で見ても、それがつい最近のことだという実感は沸いていなかった。
今の南アフリカの成長は、アパルトヘイトがなくなったからなんだろうな。
真実を知ることって大事。
そして、知った上で行動に移せることはもっと大事だなって思う。
グレゴリーの妻が、黒人はテロリストだと決め付けているのは、教育のせいだろう。
教育という名の洗脳をされたせいだろう。
誰かにとって都合のいい、嘘で固められた政策を押し通すためには必要なんだろうけど。
最近の竹島とか尖閣とかの問題も、その国の教育が大きく関係してると思うと難しい問題。
真実を確かめようと行動し、真実を知った後に行動を変えたグレゴリーは強い。
軍隊とか、命令は絶対!みたいな空気の中での行動は、なかなかできるもんじゃない。
だけど、機密事項をぺらぺらと家族に話しちゃうのはどうかと思う・・・・
時代が時代だから、ということになるのかもしれないけど、
あれって普通は家族にも話しちゃいけないレベルの内容だよね・・・。
そういう昔っぽい面もありつつ、でもこれは現代の話。
監督:ビレ・アウグスト
出演者:ジョセフ・ファインズ、 デニス・ヘイスバート、 ダイアン・クルーガー
収録時間:117分
レンタル開始日:2009-04-24