2009.01.31
奇跡のシンフォニー
生まれたときから親を知らず孤児院で育ったエヴァン、
彼にはいつでも音楽が聴こえ、だから親に会えると信じており、
ある時、親を探しに出て行ってしまう。
自分に聴こえている音楽は、親からのメッセージ。
音楽を奏でることで、親に会える。
それを確信しているからこそ、明るく音を奏でる。
初めて楽器に触れて、
自分の中にある音を外に出せたときのエヴァン君。
あんなに楽しそうに自由に楽器を演奏していて、
ああいう形ではない音なら、通じる力も強いだろうと思う。
両親と子ども、じゃなくて、父親と母親まで、
会いたくても探している関係。
その3人が音楽によって引き合わせられる。
いろいろ最短パスで進んでいるような都合のよさはあるけど、
そんなことがどうでもよくなるくらい、
心惹かれ、応援したくなる。
才能のある人は、たとえ子どもでも大きな舞台へ・・・。
そういうところがアメリカだなーとか思ったり。
それがなければ、出会えなかったし。