2008.06.22

眉山 -びざん-

母が入院したと聞き、故郷の徳島へ帰った娘。

素直になれない母と娘の間柄、
キツいことを言ってしまうけど、ただ意地っ張りなだけ。
キライなんじゃなくて、いろいろあったから。
そういうところが、痛いほど、わかる。

病床に着いたからって、うわべだけ急に優しく接したりなんかできない。
身内だからこそ、嘘なんかつけなくて、
うまく言葉では表現できないものを抱えて、傍にはいられる。
そのために帰郷して、傍にいる。

余命の宣告や、入院でつらそうなところ、形見を与えるところ、
思い出されて辛くて泣けてきたけど、本編の感動とは関係ないか。

そんな感じで、ストーリー自体は見え見えではあるけど、
共感という点では、入り込めるものであった。
 


2008.06.22, 01:38 / ☆☆☆☆
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