2007.01.17
オリバー・ツイスト
孤児のオリバー少年。
貧しくて辛い救貧院というところから追い出され
追いやられた先の家ではいじめられて脱走。
7日間歩き続けて、ロンドンにやってきた。
そこで出会ったドジャーくんに窃盗団の仲間に入れてもらい、
無垢なオリバーは盗みを教えてもらいながら
仲間たちに囲まれて過ごしていく・・・。
純真無垢だからこそ、善も悪も飲み込みが早くて
どちらから受けた恩も裏切ろうとしない。
本当に素直な少年なのである。
ロンドンの街、貧民街は暗くて雑多で
何でもあるように見えて秩序はなくて、
そんな街のなかでしたたかにたくましく生きる子どもら。
良い事をしてる人たちは、そういう環境に生きていられるから。
悪いことをして生きている人たちは、そうじゃないと生きていけないから。
することに善悪の差はあれど、他人のことを思いやる気持ちは、変わらない。
運命に翻弄されまくりだけど、その中でも素直に恩を忘れない心。
生きていくのに必要だったのは、それだけだ。