2020.11.01

シーカヤック@南伊豆

昨日今日と、ひとたび経由で SURFACE kayak guide service の
1泊2日伊豆半島キャンプツーリングに参加してきた。

人数が集まらなかったから、SURFACE直のお客さんと一緒ということで、
ひとたび経由が2人、直接な常連さんが1人、あとガイドさんの4人。

こじんまりしたツアーだったからか、心穏やかに過ごせた。

SURFACE の事務所の弓ヶ浜近くで荷物を準備し、
車で20分ほど移動して伊豆半島の西側へ移動。

カヤックを浜へ降ろして、自己紹介して、コースを聞く。
初日は少し漕いで、富戸の浜でキャンプ。

シングル艇は久しぶりなので、ラダーの操作にドキドキ。
最初はみんなラダーを使ってなかったので、上げてたけど、
だんだんと進むにつれて、波で振られちゃうのでラダーを使い始めた。

ラダー、右足を踏むと、すぐに止まってしまって動かない。
左足は動くのに、なんだろう?と思いつつ、
後ろを向いて実際のラダーの角度を確認したりした。

岩の間を通ったり、洞窟に入ったり、寄り道が楽しい。
初日はコースが短いから、たくさん遊ばせてくれたみたい。

最後はギリギリの幅を、パドルを使わずに手で進むようなこともやり、
そういうところでちゃんとぶつからずに進めたことで、自信がついた。
いい練習になった。

お昼はいったん上陸して、買っておいたオニギリを食べた。
あんまり早く出発しちゃうとすぐ着いちゃうから、
昼寝してたり、本当にのんびりスタイル。

キャンプ地の富戸の浜に到着して、
潮が上がってくるからということで、だいぶ高いところにカヤックを置いた。

太陽が出てるうちはジリジリと暑いくらいで、
テントを張ったあとは、濡れた服を乾かしたりして、
ハーフパンツとビーチサンダルで大丈夫だった。

キッチンとされた場所で、お酒やジュースを飲んで雑談。
私以外の2人がとてもよくしゃべる人たちでよかった。

この浜では滅多に見られないという夕焼けを見て、
そこからがどんどん急激に寒くなった。

ハーフパンツに下をくっつけて長ズボンにし、
長袖を着て、靴下と靴に変えて、レッグウォーマーを履いて、
ダウンジャケットを着て、モバイルウォーマーの電源ON。

そして焚き火にあたって何とか耐える感じ。
お腹が空いてて寒くなってたってのもあるかもしれないけど。

釣りに出ていたガイドさんが戻ってきて、夕食を作ってくれた。
アカハタの刺身、ちゃんちゃん焼き、ご飯、つみれ汁。
魚がメインでなかなか美味しかった。

けっこう大量に盛ってくれちゃってたけど、美味しく食べ終えた。

それからも寒いのは続き、火にあたって寒さに耐えながら、雑談。
海外の話とか、カヤックの話とか、それなりに興味範囲が近いので、
どうでもいいおしゃべりがまたさらっと楽しかった。

どうやら満月らしく、月が出るのを楽しみにしてたけど、
いざ月が出てみたら、小高い山の上から出るので、けっこう高く、
そのせいか、思ってたより小さい月で拍子抜け。

でも、満月は明るかった。
トイレの場所にちょっと困るな。

21時半ごろ、ガイドさんが寝るってことで、
私もそのタイミングで抜けさせてもらって、歯磨きして、就寝。

テントに戻ってみたら、昼間の熱が残ってたのか、少し暖かかった。
わりとすぐに眠りにつけた。

2時半ごろに一度目が覚めて、トイレに行っておいた。
月はもうだいぶ移動して、海側まで来ていた。

また寝て、次に起きたのは5時ごろ。
まだ早いなと思って、6時ごろまでグダグダしてから、
着替えたり、テントの中を片付けたりして、キッチンへ移動。

つみれ汁の残りと野菜のうどんをたっぷりいただいて、
だいぶのんびりしてから、さーそろそろ、、という空気になり、
テントを片付けて、荷物を積んで、10時ごろに出発。

昨日ラダーの右足があんまり動かなかった原因も見つけた。
右側だけゴム破片が穴に詰まりかけてて、ラダーの紐を妨害してた。
原因をガイドさんに報告して、一安心。

みんなだいぶ漕げるからってことで、石廊崎を超えることに。

釣り人がたくさんいる中、出発。
最初は穏やかだったけど少し沖に出たら波が高かった。
荷物が軽いせいもあるのか、船の先が跳ねて水しぶきがたくさん。

岸壁を眺めて、島を眺めて、ぐいぐい漕いだ。
風よりも波のうねりが強かったかな。

懸命に漕いでちょうどいいくらいのスピードだった。
しんどくなる手前の、ちょうど楽しいくらい。

今日はそんなに洞窟に入るコースはなかったけど、
岩と岩の間を進むような箇所はいくつかあった。

くいっと曲がらないといけないところで、
波が引いたとき急に目の前に岩が現れてしまい、焦った。

曲がることはできたけど、岩に当たってしまう。
パドルを岩に立ててガードし、次の波が来た時にガーッと漕いで脱出。
ガイドさんが拍手してくれててホッとした。

そして、ランチのため浜に上がった。
そこに蕎麦とか食べられる定食屋さんがあるということだったが、
お休みだったようで、買っておいたランチを浜で食べた。

またここでしばらくボーッとして休憩。

難所の石廊崎を超えたので、あとは向かい風の中を進むのみ。
ガイドさんが釣りをしてるときは真後ろじゃなくて、横を漕いだ。

そう、ラダーの操作は快適だったので、
ガイドさんの真後ろをきちんと付いていけるようになっていたのだ。
別に真後ろを漕ぐ必要はないんだけど、自分のラダー操作を確認したかっただけ。

弓ヶ浜に戻って、急に最後の難関。

波のある浜に上陸したことある?って聞かれて、
覚えてないけど、ない気がしたので、ないと答えた。

すると、波がきたら、波に乗っちゃいけなくて、
後ろに漕いで舟をストップさせておいて、波が過ぎたら進むらしい。
そうしないと舟が横向きになって沈するとのことだった。

私は最後にいたので、前の方々が上陸する様子を見ていた。
ガイドさんは当然さらっと上陸。

次の人は、波に乗ってしまい、横に倒れてひっくり返った。
もう浅瀬だったから、そのまま舟を引っ張って、上陸。

その次の人は、少し波に乗ってしまい、横向きに上陸。

それを見て学習した甲斐あってか、ちゃんと波を後ろに漕いでやり過ごし、
少し前に進んで、また波をやり過ごし、ちゃんと上陸できた!
狭い洞窟をぶつからずに通れたときと同じくらいの達成感。

いやー、楽しかった。

今年のキャンプシーズンは終わるみたいだけど、
やっぱりもうちょっとカヤックやりたいな。

どうやら三浦半島でもキャンプツアーをやってるところはあるらしいし、
春になったら、探して行ってみよう。


2020.11.01, 22:55 / カヤック
シーカヤック@南伊豆 はコメントを受け付けていません

Comments are closed.