2020.09.24

大天井岳・常念岳・蝶ヶ岳

4連休のうち、9/20(日)〜9/22(火祝)の3日間、行ってきた。

平日を含めると3日間の休みを取りづらくなっていたのと、
その後に天気が崩れそうだったのと、
そのさらに後だと寒すぎる可能性があるので、混んでるだろうけど連休に決行。

中房温泉まで毎日あるぺん号で行って、
そこから燕山荘を通って、大天荘のテント場に泊まるまでが1日目。
2日目は、常念岳を超えて、蝶ヶ岳のテント場。
3日目は、徳沢へ降りて、上高地からバスで帰るというプラン。

正直言って、なめてた。
稜線を歩くのが大半だから、楽なコースだろうと思ってた。
それが大間違いだった。

初日は、薄明るくなった頃にバスが到着して、諸々準備して、6時出発。
けっこう人が多くて、抜かしたり、抜かされたりしながら、
だんだんと疲れてきて、合戦小屋あたりでグッタリ。

稜線に出たけど、冬と景色が全然違うなってビックリした。
冬の帰り道は、見通しのいい場所と思ってたけど、
今の時期は両側に結構高い草木があって、さほど見通しはなかった。

その草木がちょっと紅葉が始まってて、秋を感じた。

気合を入れて、残りも進み、燕山荘でもまた休憩。
登りでかなり汗をかいていたので、寒くて、長袖を着た。
ちょっとお腹も調子悪くて、イヤな感じ。

初めて、燕山荘から大天井岳方面へ降りた。
そちらのほうでは雷鳥を見たという話を聞いたことがあったので、
けっこう期待して、キョロキョロしながら進んだが、結局現れなかった。

その代わり、晴れてきて、気持ちのイイ天気となった。
槍ヶ岳もずっと見えていて、景色を見ることが目的の今回の旅としては良い。

槍ヶ岳方面と常念岳方面の分岐のあたりまでは、とても気持ちのいい道だった。

目の前に大きな山が見えて、え?あれ登るの?とゲンナリしたすぐ後に、
巻道が通ってるのを見つけて、ラッキーと思ったのも束の間、
その巻道もけっこうな急坂となってることに気付き、再びゲンナリ。

もう足も疲れていて、大天荘まで500mの看板が出てから、
100m刻みで看板が出てくるのだが、その間が長くて長くて辛かった。
体力、だいぶ落ちたんだろうな。。

なんとか大天荘に到着し、テント場もまだ空きがあってよし。
マスクをして、受付を済ませ、木枠の中に張っていいということで探す。

どうせなら景色が見える端っこにしようと、平らな端っこをGET。
ただ、風がものすごく強くて、テントを張るのが大変だった。

小屋の裏側に、大天井岳の頂上があったので、行ってきた。
その頃から鼻水が止まらなくて、これヤバいなと。。

テントに戻ってからコンタックを飲んで、一眠り。
16時ごろに起きて、夕食の準備。
まだ鼻水は止まっていなかったので、ティッシュ詰めっぱなし。

ご飯を固形燃料で炊くのが今回の食事におけるミッション。
風が強いので、テントの中で炊飯。

まずはお湯を沸かして、魔法瓶に移しておく。
それから、浸水しておいた米をメスティンに移して、点火。

火がついてるのか消えてるのかわからないほど弱くて不安だったが、
無事に固形燃料1個分くらいで、お米を炊くことができた。

サバ缶パックと一緒にかきこんで、
インスタントスープを入れて、魔法瓶のお湯で溶かして飲み、
フルーツ缶パックをデザートに。

地味だけど、自分の中では、なかなかうまくいった食事だった。

18時半ごろにサンセットだなーとか思ってたら、
その前から、外が騒がしい。

出てみたら、空が赤くてキレイだった。

鼻にティッシュを詰めたままマスクで隠し、外に出た。

赤い空がキレイで写真を撮りまくった。
今回の最高の景色かも・・・って、初日にして思った。

日が沈み、テントに戻って、水を買いに行って、
歯磨きして、ちょっと早いけど寝た。

夜、0時ごろに起き、2時ごろに起き、3時ごろに起きた。
けっこうちゃんと眠れたほうだと思う。
テントの中も3℃とかで、寒かった。

魔法瓶のぬるま湯を使ってスキムミルクを溶き、
フルーツグラノーラの朝食をとって、静かにテントをたたんだ。
風がなくて本当によかった。

予定通り、5時に出発。
蝶ヶ岳のテント場は確実に混むから、暗いうちに出発なのだ。

ホントの最初の計画では4時半発だったけど、
あんまり暗いと熊が出るかもと怯んで、薄明るくなった時間にした。

東天井岳までは歩きやすい道で、そこからちょっとハイマツ帯。
サンライズの時間帯だったので、早く景色のいいところに出たいと焦った。

抜けたところで、もう6時を過ぎていて、すっかり明るくなっていた。
全く赤くなることなく、曇りのうちにけっこう高く太陽が上がっていたようだ。

だんだんと疲れてきたところで、常念乗越。
常念岳のテント場もけっこう賑わっていて、朝に登ってくる人もいた。

常念岳は登りの道が全部見える、岩と砂の道。
全部見えてしまうというのも、それはそれで気持ちが疲れるものだ。

もうすっかり疲れていたけど、ゆっくり一定のペースで登る。
あー疲れた、と思って、先を見ると、まだ4分の1くらいでまた疲れる。

そんなことを繰り返し、足も痛くて、息もハァハァした状態で、
完全にくたばった状態で、ようやく頂上に到着。

なかなかの達成感だった。

頂上からは眺めもよく、ちょっと混んでたけど少し休憩。

反対側に降りると、蝶ヶ岳の方面だ。
そこからはアップダウンが少ないだろうと思ってた。

だが、それもまた、見込みが甘かった。

まず急激に下るので、そこでまた足がだいぶやられる。
そのあとで、森の中を登っていく。
石などの段差が大きくて、ダメージも大きい。

常念岳から蝶槍までの間が、いちばん辛かった気がする。
途中からトイレに行きたくなったけど、蝶ヶ岳まではトイレもない。

お腹の調子がまた悪くて、あんまり水を飲む感じでもなく、
でも何か食べないとパワーが出ないしないぁと、無理やり食べる。

疲れた上に、ちょっと体調が悪くて、辛かった。

蝶槍を超えたら、だいぶ緩やかになってくれた。
人もだいぶ増えた。

こうなってくると、あとはテント場をGETするために急ぐのみ。
遠目にちらっと見えたとき、テントがたくさん見えたので焦った。

蝶ヶ岳のテント場に到着し、マスクをつけて受付・・・と思ったら、
受付開始が14時ということで、そのまま場所取りへ。

パッと見、もう場所はなかった。

平らなところにはテントがあり、あんまり奥に行くよりも、
手前で見つけたら、そこを陣取るのが正解と判断。

看板の下で通路になってるっぽい場所だったけど、
ちょうどテントが張れるサイズではあったので、そこに決定。

あとで上から見たら、奥に行けばまだ場所はあったっぽかった。
でも、そんなに歩く気力もなかったんだよな。。

テントを張ってからは、しばらくテント内でグッタリしてた。
テントの前を通る人たちがみんな文句を言ってたので、出るに出れなかった。

でも、それも時間が経つにつれて、収まってきた。
さらに後からきた人が隙間を埋めて、私のテントなんて目立たなくなったようだ。

蝶ヶ岳の頂上へちょろっと行ってみたり、
受付の時間になって、受付を済ませ、
売店で、牛乳とオレンジジュースを買って飲み干して、のんびり。

夕方からはまた米を炊いて、今度はカレーと一緒に食べて、
カレーが足りなかった分はツナマヨで食べた。
食欲はあんまりなかったけど、デザートのフルーツ缶パックは美味しかった。

曇っていて真っ白だったので、夕焼けもなく、おしまい。
風が強くて、前日よりもさらに寒かった。

また早めに寝て、0時に起きて、2時に起きて、3時に起きて、
テントの中でも1℃になっていてビックリした。

完全防寒で 5時ごろから外でサンライズを見て、のんびり。
今度はサンセットは見れなかったけど、サンライズが見れた。

ショーが終わってから、テントで朝食をとって、
強風の中テントをなんとかしまって、7時に出発。

徳沢に降りて、上高地まで、というプランなので、
もっとゆっくりでもよかったのだが、とにかく寒かったので計画どおりにした。

稜線から出たら、少し暖かくなった。
そして、森の中の道は、奥多摩のようでもあり、鎌倉のようでもあり。
新鮮味があんまりなかった。

その道がずーっと長くて、ゆっくり歩いてるだけだけど、疲れた。
いつになったら森を抜けるんだ・・・とゲンナリ。
またトイレも行きたくなっていたし。。

徳沢園に出たときは、本当に嬉しかった。

徳沢では、まずはトイレですっきりしてから、
すっかりお腹が空いていたので、カレーライス。

まともな外食って実はコロナ禍では初めてだったかも。
ちゃんと仕切り版があって、食べる時だけマスクを外した。

野沢菜と豚肉のカレー、なかなか美味しかった。

お腹いっぱいになったけど、せっかく徳沢だしなーと思って、
デザートにソフトクリームも食べた。

お腹いっぱいになって、上高地まで歩く。
でも疲れは取れず、途中の明神館でも長めにボーッと休憩した。

ビジターセンターでまたトイレに寄って、
河童橋に到着し、上高地で足の指のマメを潰した。
もっと早く潰しておけば、もっと歩きやすかったかもしれない。。

とにかく疲れた山行だった。

体力が落ちたのか、コースがきつかったのか。。。

帰りのバスはグリーン車でゆったり。
連休最終日ということで高速道路は渋滞していて、
到着が日付をまたぐかもしれないと警告された。

それじゃ帰れないので、22時に新宿に着いた時はホッとした。
そして、雨で寒くて、またここでも寒いのかとゲンナリしたのだった。

反省はまた明日書こう。





2020.09.24, 20:17 / ハイキング登山
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