2023.12.23
PERFECT DAYS
トイレ清掃員の平山は、一人で規則正しく暮らす、穏やかで無口な初老の男性。 朝早く、まだ暗いうちに起きて、歯を磨き、植物に水をやり、 缶コーヒーを飲んで、カセットテープを聴きながら仕事に向かう。 淡々とした日々を追いかけているようで、その中には小さな人間ドラマがある。 役所広司が「第76回カンヌ国際映画祭」で最優秀男優賞ということで気になってた作品。 無口だけど、優しい。 その具合がいい。 あの年代の人が無口だと、どうしても機嫌が悪いように見えてしまうが、全くそう見えないのがすごい。 そして、その無口さが、私の無口さと似ているようで、親近感が湧いた。 いろいろ綺麗に描かれすぎていることでマイナスの評価もあるようだけど、そんなのはどうでもいい。 ドキュメンタリーじゃない。 そういう生活、そういう人間から見える世界があって、それが汚いものではないってことが、良いのだ。 https://www.perfectdays-movie.jp/
2023.12.23
蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠
蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠 https://tokyonode.jp/sp/eim/ 広告を見かけて、気になったので、行ってみた。 花は、写真で撮ったら、現物よりも鮮やかになるのが不思議な感じがした。 写真を加工したかのような嘘っぽい鮮やかさなんだけど、いじってなくてそうなってる。 花の元々の色と照明の色のなせる技なんだろうけど、すごい。 映像作品のほうは、ふーんって感じだった。 金魚や花がベースで、水や空を重ね合わせて幻想的な映像にしてる。 音楽をミレパにしたかったな。 ゆっくり見て30分ちょいだったので、2800円はちょっと高い気もするけど、立地のせいかな。 1時間くらいかけて見るものを期待していたから、拍子抜けしただけではあるけど。 鮮やかすぎて、場違い、居心地の悪さはあった。