最後のダンボール
新しい会社に行くようになるまでに、部屋をもうちょっと片付けておきたい。
机の前に最後のダンボールが1つ残っているが、それを片付けて、机を使えるようにしたいのだ。
ベッド下に置いている引き出しの後ろ側が、まだ30cmほど余っていたので、
そのスペースに置けるケースを100円ショップで買ってきた。
さすが100円ショップ。
最後のダンボール1箱に入っていたものは、旅行のときに使うもの。
だから、出しにくい場所でも大丈夫・・・なはず。
ベッドをずらさないと出せないからね。
これで最後のダンボールを解体することができ、机を使えるようになり、
一番最初のプランどおりの部屋の使い方となった。
いろんな収納場所がパンパンなので、もうちょっと全体的に荷物を減らせたらいいのだが。
机も使えるようになったことだし、ちゃんと勉強しよう。
世界にひとつのプレイブック
妻の浮気が原因で精神病院に入れられて、やっと退院できたパット。
まだ妻とやり直せると信じていたが、周りは新しい女性と出会うことを薦め、会わされたのがティファニー。
彼女も自分のためにダンスコンテストに出たかったので、パットをパートナーに指名した。
ちょっと気に入らないことがあると叫んだり物を投げたり、まだ精神的に不安定なパット。
そんな彼を助けてくれる家族や友人がまだいることが救いと言える。
ティファニーも夫と別れていて、傷が癒えていない。
彼女自身も自分が前進するために、ちゃんとダンスしたかった。
心に傷を抱えた二人の話だから、ちょっと痛い部分もある。
だけど、ちゃんと前に進む姿は、幸せな気持ちになれる。
3/23: チェンマイ
7時前、朝食を探しがてら、お散歩に出発した。
半袖だと少し涼しいので、長袖を羽織る。
歩いてどれだけ廻れるかわからないけど、旧市街を突っ切ることにした。
ターペー門が目印のようだったので、まずは寄っておく。
地球の歩き方の地図に書いてあるお寺以外にも、たくさんあって、どれがどれだかわからない。
そしてどれも金ピカだ。
道路はいたるところが工事中。
あんまり観光客はいないが、見かけた人たちはお寺巡りをしてるっぽい。
ちょこちょこ寄りながら、目的の場所、Wat Phra Sing に向かう。
さすがに大きいところは観光バスが来ている。
中国人の数が半端ない。
旧市街を抜けて、さらに1kmほど歩いて Wat Suan Dok に向かう。
その途中に屋台がたくさん出ていた。
何度か見かけた、焼き鳥ともち米を注文。
15バーツだった。
テイクアウト用にビニールに入れてくれたのだが、お腹がすいてたので、立ち止まって食べる。
焼き鳥は甘辛ダレで、もち米は予想通りの味で、美味しかった。
目的のお寺Wat Suan Dok では、子ども僧侶の剃髪が行われていた。
これから仏門に入るというよりは、髪が伸びたから切ってたっぽい。
しばらく休んで、また旧市街に戻る。
今日アユタヤ行きのバスチケットを予約しようと思っていて、気になってしょうがなかったのだ。
バスターミナルはけっこう遠いが、とりあえず行けるところまで歩こうと、
旧市街の別のお寺Wat Chiang Man を見学。
お寺はどれも似たような造りで、あまり感動とか刺激はない。
お寺にそういうのを求めるほうが間違いなのだが。
けっこう暑くて頭が痛くなってきてたので、歩きたくなくなってきた。
バスターミナルまで乗ってこうと、トゥクトゥクに話しかけてみる。
でも、バスターミナルは遠いから100バーツだと言われ、往復だと200バーツというので、やめた。
往復4kmくらいで700円って高すぎでしょ。
歩こうと思ったけど、疲れたし、頭痛がするので、いったんホテルに戻って立て直すことにした。
戻ったら、ツーリストインフォメーションが開いてた。
モン族に会いに行くツアーに参加したい。
1人で車をチャーターするのは高いし寂しいから、ツアーで行けたらいいなって思ってたのだ。
明日1日ツアーに参加できたら満足。
優しいお兄さんがいろんなツアーを説明してくれて、Long neck and 5 tribe tour に決めた。
1day ツアーが1人1100バーツとのこと。
ちょっと迷ったけど、1日のツアーで4000円なら、ぼったくられてはいない気がしたので予約した。
さて次はバスだと思って、外に出ようとしたところ、さっきのお兄さんにこれから何するの?と聞かれた。
バスチケットを買いに行きたいと伝えたらそれもやってくれるとのこと。
担当が違うらしく、ベテラン風のお姉さんにバトンタッチ。
バスだけじゃなく電車も探してくれたけど、5pm 発しかないらしく、ツアーの終わりが5pm なのでダメ。
結局バスで、8pmホテル集合でバスターミナルに移動し、9pm にバスが出発。
エアコン付のバスで800バーツ。
8pm までの間はホテルで荷物を預かっておいてくれるとのこと。
といっても、フロント前の荷物台に置くだけだけどね。
これで手配は済んだので、気持ちはスッキリ。
シャワーを浴びて涼んでから、また散歩をスタート。
ツアーとバスでお金を使ってしまったので、二度目の両替。
今度は10000円が3100バーツになった。
日本で両替するのは良くなかったね。
これまで1バーツ4円で計算してたが、3円でよさそうだ。
暑いし、まだ頭が痛いので、つい冷たい飲み物を取ってしまう。
道端のフルーツシェイクに惹かれ、ミックスフルーツで25バーツ。
お土産をチラチラ見ながら、ターペー通りをてくてく歩き、川まで行って、次はワローロット市場をウロウロ。
建物の中だったり、屋台が密集してたりで、直射日光が当たらないのが嬉しい。
お寺を見ながら戻ってきて、ちょっと今風のカフェで、タイ風のアイスコーヒー。
コンデンスミルクたっぷりで甘くて美味しい。
でも冷房の効いた部屋に来たら、また鼻が・・・
風邪気味なんだよね、きっと。
午後になって観光客の姿が激増。
午前中はホテルのレストランにたくさんいたが、出てきたようだ。
ほとんどがカップルで、ときどき一人の人がいる。
欧米の人が多くて、東アジアもそれなりに。
旧市街にもソンペット市場というマーケットがあるようだったので、行ってみた。
小さめで食べ物中心。
屋台のお菓子を1つ、5バーツで買ってみた。
クリームを挟んだゴーフルみたいだけど、意外に甘くなかった。
砂糖を入れてない生クリームなのかな?
夕食はナイトマーケットで食べようと思ってたので、食事はセーブして、フルーツを買ってみた。10バーツ。
ピーマンの形をしたリンゴみたいな見た目。
ホテルに戻ってきて食べた。
添付の調味料は唐辛子と砂糖を混ぜたもの?フルーツがボケた味なので、味をつけるんだろう。
つけないと味が薄いし、つけると辛いし、いまいち。
少しうたた寝して18時に近くなり、外は薄暗くなったので、ナイトマーケットに行く。
18~22時あたりが盛り上がるらしいが、あまり遅いのは怖い。
それに、早めにシャワーを浴びて、Tシャツを洗いたい。
明日の朝8時までに乾いてくれないと困る。
地図で場所を確認したら、昼間に近くを通ってたので、あとは見ないで行けた。
着いたら、ちょうど店の準備が終わったくらいのタイミングだった。
Tシャツや革製品、シルク製品など、お土産が中心。
引っ越し直後で自分用には買う気が起きない。
誰かにあげるにしても、もらったほうが困るよなぁと思うと何も買う気がせず。
途中でフードコートを見つけたので、そこで夕食。
お金を一度同額のクーポンに変えて、クーポンで買うというよくわからない方式。
お金を触った手で調理しないように?お釣りで手間取らないようにかな?何でだろう?
海老と菜っ葉のチャーハンみたいなのが美味しそうだったので、それにした。60バーツ(200円くらい)。
期待通り、美味しかった。
外に出たら、すっかり暗くなっていて、活気が出ていた。
ライトアップしてたからそう見えたのかな。
でも暗い道を一人で歩くのは不安があるので、まっすぐ帰る。
途中のセブンイレブンでヨーグルト飲料と水を買って、おしまい。
もうチェンマイの町歩きには満足した。
明日は5つの部族を訪問だ。
熱中症だか日射病だかのような頭痛が取れないので、21時ごろ就寝。
Life of the Pie
日本では『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』というタイトル。
インドで動物園を経営していた一家が、経営難のためカナダで動物を売ることになった。
動物をつれて航海していたが、突然の嵐で船は大破し、パイと数頭の動物だけが救命ボートで生き残った。
漂流し、島に辿り着くまでの間、ベンガル虎とどう共存していたのかを描く。
なかなか宗教的な映画で、興味深かった。
ヒンズー教の家だが、周囲にはキリスト教の教会やイスラム教のモスクもある場所で育った少年パイ。
いろんな宗教に興味を持ち、それぞれを少しずつ自分の中に取り入れていた。
そんなパイを父親は不謹慎とか言うが、母親は子どもの興味のあることだからと大目に見る。
でも、パイの宗教への接し方は、日本人としては理解しやすいのではないだろうか。
そういった前置きがあってから、本題である漂流生活が始まる。
どの宗教の要素が強いわけでもないと思う。
ただ、生きるために、宗教よりさらに強い信念が必要な生活だ。
漂流生活をどう過ごしたか?という技術的なものも興味深いし、
さらに虎がいる状況なのにどう生きていたか?というのも興味深い。
精神面も技術面も、一歩一歩進む姿に、人間の強さを感じる。