クレアモントホテル
夫に先立たれ、余生をゆっくり過ごそうと、ロンドンの小さなホテルに長居することにしたパルフリー夫人。
そのホテルには他にも多くの老人が長居して、家族のように過ごしていた。
あるとき、ホテルの近くで作家志望の青年と出会い、親友となり交流を深めていく。
ご老人方が集うホテルは、なかなか不思議な空間。
私が一人で旅行するときに使うような、普通の安めのホテルなんだろうけど、
泊まっている人が旅行客じゃなくて長期滞在のご老人方ばかり。
長期滞在だからよっぽど暇なのか、みなさん他人のプライベートに興味津々。
作家志望の青年が心優しくて、ものすごいイケメンだから成り立った話。
原作のある話ということだが、原作は知らないけどピッタリの配役だったんだろうなって思う。
あんなファンタジーの世界から出てきたような人、現実にはいないだろって思っちゃうけど、
作家志望で地下に住んでて・・・なんて世俗と離れてるところがいいね。
青年に対する気持ちが恋愛感情なのではないか?と思ったりもしたが、
半分くらいは亡き夫の若かりし頃の姿を重ねていたんだろう。
あとの半分は本当に恋愛感情だったんじゃないかって思ってるけど。
でも夫人も嘘はつかなくてもよかったんじゃないのかなぁ・・・と、ひっかかる。
どうも嘘をつく話はあんまり好きじゃないもので。
なんだかんだ、本物のお孫さんがかわいそうだったな。。
Loftとハンズ
昨日は頭痛とダルさで何もできなかったけど、今日はすっきり爽快。
完全に天気のせいって言っていいくらいに連動してる。
久々に渋谷のLoftと東急ハンズをうろついた。
買ったものはないんだけど、楽しかった。
Loft のスリッパ売り場で、バブーシュが売ってた。
1つだけ売ってるのとかは見たことあったけど、並べて売ってるのは初めて見た。
なんだかモロッコのバブーシュのお店っぽくてよかった。
ハンズでは、サンドピクチャーにものすごく惹かれたけど、
自分で作りたいと思ってしまって買わなかった。
しばらくしてまだ欲しかったら買おう。
こういうの、サハラ砂漠の砂で作れたら、いいお土産になりそうだが、
比重と色のことを考えなきゃいけないだろうし、そんな簡単なものじゃないんだろうな。
帰りに夕食を何にしようってCOOKPADを見てて、
5位にシンガポールチキンライスが載ってた。
この前『ひみつの嵐ちゃん』で作ってて、美味しそうで気になってたのだ。
もう4週間、カレーライスが多かったので、(食欲がなくても食べられるので^^;)
よしこれにしようと食材を買って、作ってみた。
とりあえず、ライスの形がきれいにできて満足。
御飯が硬かったかな?って思ったけど、タレと合わさったときにちょうど良かったので良し^^
ナンプラーなんて初めて買ったけど、あるだけでそれっぽくなってくれる。
簡単なわりに美味しかったのでよかった。
闇の列車、光の旅
南米からアメリカを目指して国境越えをたくらむ家族。
その途中、メキシコでギャングに襲われる。
ギャング団には小さな少年も混じっていて、平気で人を殺す。
ギャングに入らないと襲われるし、入ったら抜けられないし、
いいことないように見えるが、団に入ってくのは拠り所が欲しいからなのか。
そんなギャング団の話と、
アメリカを目指して列車の屋根の上に乗る少女と父とおじの話。
どちらも希望のない暗い話だが、それが最悪の形で交差する。
ギャングとして兄貴分を殺さなきゃいけない少年も痛いし、
ギャングを愛してしまったがために家族と離れ離れになった少女も痛い。
理解できない感情が多いが、それは彼らの苦しみを知らないからなのかな?
最後まで闇しかなく、光の感じられない映画だった。