2009.12.27

12/20: メンドクサさ

タージ・マハルをあとにして、お店をちら見しながらホテルへ戻ろうとしていた。
たぶん歩いて行けるはず…と、おおまかな地図を頼りに歩いていた。

リクシャに声をかけられては断り、歩いては見たものの、
持ってる地図がアバウトすぎて自信がなくなってきた。

そろそろ暗くなるだろうから、諦めてリクシャにしようと、
大きな道まで戻ってる途中で子どもに声をかけられた。

どこに行くの?というので、ホテルに帰ると答えたら、
どのホテル?というので答えたら、そっちじゃない!とのこと。

うん、知っとるわぃ。

あっちだからついて来いというので、また行くの…?と
少々げんなりしながらついていく。

そしたら最後のほうで、
オレはガイドをやってるから雇うと250ルピーだと言い出す。
そんなにあげないよって答える。

ホテルに到着したら、250ルピーよこせという。
少しあげて終わりにしたら騒ぎだしたので、
回りの大人が何か問題?と集まってきた。

少年がお金が足りないということを言っていたが、
私は少し歩いただけで250ルピーは高すぎると行ったら、
大人達は少年を追い払ってくれた。

たぶん本当に高すぎる。。
一日ガイドしてその値段なんじゃないかなぁ。

そのままホテルのレストランに入り、
タンドリーチキンとナンとラッシーで夕食。

たぶん観光客向けの値段で、約300ルピー。
600円って…列車のカレーが約80円だったことを考えると、やっぱ高いなぁ。
 


Posted 2009.12.27, 19:07 by meg and filed in 2009.12: インド
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2009.12.27

12/20: クラクション

クラクションの鳴りっぱなし度は、カイロ並。
クラクションを鳴らしていれば速度を落とさなくていいと思ってるような運転も多い。

クラクションの音ってイライラするのだけど、ここの人は慣れてるのかなぁ。。


Posted 2009.12.27, 19:14 by meg and filed in 2009.12: インド
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2009.12.27

12/21: 朝

起きたら8時半でビックリした。
幸い早朝の移動はない旅ではあるが、
この熟睡度だと寝坊が心配になる。。

朝食はレストランでスクランブルエッグとトースト。
意外にカレーは続いてない。

途中で日本人と中国人の若者集団14人が来て一気に騒がしくなった。
最初の数人は日本語だった気がするが、
その後聞こえなくなったので、もしかしたら中国人だけかも。
何の集団なんだろ?

食べながら今日の予定を考える。
アグラ城は気になってるので是非行っておきたい。

それに半日使うとして、残りで遠くまで行くのは大変そうだったからやめ、
当初泊まりたかったシャンティ・ロッジに行こうと決めた。
その屋上からタージ・マハルを眺めることができるらしいのだ。

まずはアグラ城に向けて、いざ出発!

(食後にこの香草と砂糖を食べると消化にいいらしい)

たぶん歩ける距離だとはわかっていたが、どういう道なのかはわからない。
さてどっちにしよう…と考えながらホテルを出たら、
ホテルの人にどこへ行くのか聞かれた。

彼はインドの人ではなくてケニア出身とのこと。
まず最初にそれを言われて信用度が増すってのも、
なんだかなぁな感じだけど仕方ない。

アグラ城に行くことを告げると、近いから歩いて行けるとのこと。
そして悪いリクシャも多いし、歩いて行ったほうがいいとのこと。
歩き案の後押しをしてくれてよかった。

道路を渡ってすぐに大きい公園。
そこを抜ければアグラ城のはず。

公園は思っていたよりもずっと人が少なく、とても静かでなかなか気に入った。
クラクションの音からワンクッション遠ざかるだけで全然違う。

猿、リス、いろんな鳥がいた。
一瞬孔雀がいたのにはビビったが、写真を撮る前に逃げられた。
残念。

平和な気持ちでしばしお散歩して、
公園を通り抜けて再び喧騒の中へ戻る。

アグラ城に向けて信号のない道路を渡って、
前を歩いていたインド人についてく。


Posted 2009.12.27, 19:17 by meg and filed in 2009.12: インド
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2009.12.27

12/21: アグラ城

入口には物売りがいっぱいいて、中に入るとそこそこ観光客がいる。
やはり見所の一つなのだろう。
日本人の年配のツアーもいた。

地球の歩き方にあんまり説明は載ってなかったが、
ガイドは頼まず、ところどころ聞こえる説明と案内文だけ。
でもかつての城ということで、なかなかの迫力。

庭の広さとか、さぞ権力と財力があったんだろうと想像させる。

ただ、タージ・マハルもそうだけど、装飾に凝ったという感じはない。
というか、装飾が派手でなく、クール。

タージ・マハルは白黒のモノトーンだし、アグラ城は基本レンガ色と白。
装飾もスッキリ系でゴテゴテしてない。
そういった意味では、カッコイイけど味気ない。

そんなことを思いながらも、たぶん1時間以上ゆっくり見て回った。

(遠くにぼんやり見えるタージ・マハル)

もうお昼に近かったが、
アグラ城のさらに向こう側にあるというマーケットに行こうとした。
歩いてたら、人の多いところがあったので少し入ってみたが、
少し入っただけで違うということがわかった。

おそらくカースト制の一番下にあたる人達なのではないだろうか。
日本でいうホームレスの家みたいなのが、たぶん家として、たくさんあった。
ゴミの山の横の原っぱで暮らしているっぽかった。

こういう世界もあるんだなと思いつつ、
中に入ることを許さない雰囲気で、
そういう視線も感じたので、すぐさま退却した。

そしてマーケットっぽいほうに行ってみるも、
日用品が多くてあんまり楽しげな感じではなかったので、戻ることにした。

その途中、歩道で寝てるのか死んでるのかわからない人が
ところどころいるのが気になった。
生きてる人にもハエはたかるから、いまいち決め手はないが、
インド人は気にすることなく避けて歩いていた。


Posted 2009.12.27, 19:29 by meg and filed in 2009.12: インド
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2009.12.27

12/21: 迷子

アグラ城から公園を抜けて、
タージ・マハルの近くのシャンティ・ロッジに行くはずだった。

が、タージ・マハルの西門についてしまい、
そこから回り込めないと思い込んだのが間違い。
違う道から正面の門へ回ろうとしたのだが、曲がり足りなかったらしい。

そもそも地球の歩き方に載ってる大雑把な地図しか持ってないのが間違いなわけだが。。

歩けど歩けど見覚えのない道で、しかも着かない。
途中で間違ってることには気づいていたが、
このまま行ったら何かあるかな…と歩き続けた。

どうせ暇だし。

(車の横にいるのは犬みたいだけど牛)

でもずっと大きな道沿いで、特に見所もなく、
1時間近く歩いて飽きてきたので、声をかけてきたタクシーを捕まえる。

でもどこへ行きたいか?と言われても、
この道の先にあるおもしろいものと答えるわけにもいかず、
地図を見て考えてたら、ショッピングモール?というのでイエス。

ホテルのケニア人がオススメだと言っていた場所だったからだ。

すぐにそこに着いてしまい、
自分のいた場所と、歩いた距離の長さに愕然とした。
彼は遠いからバイクで連れてってやるって言ってた距離だ。

ショッピングモールは閑散としていて、全然栄えていない。
店もほとんど入ってなくて空っぽの敷地だらけ。
外国の物を買うとなるとここに来るしかないのかなぁ。
ボディチェックもしてたし、選ばれし者が行く場所なのだろう。

おもしろくなかったので、次の目的地はタージ・マハル。
これで当初の目的地に着くはず…。


Posted 2009.12.27, 19:48 by meg and filed in 2009.12: インド
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2009.12.30

12/21: 散策

タージ・マハルの南門って言わなかったのが悪いんだけど、着いたのは西門。
完全に元に戻った…。

で今度はちゃんと入場せずに回り込む道のほうへ進み、
やっと知ってる場所まで出ることができた。
長い寄り道だった…。

シャンティ・ロッジに入り、屋上へ行ってみる。
欧米な感じの観光客がくつろいでいた。

タージ・マハルだけでなく周囲をグルッと見渡すことができ、
展望台のような楽しさがあった。

しばらく眺めながらゆっくりし、遅いランチにしようと降りた。
もう14時くらいになっていた。

入りやすいレストランで、サンドイッチとデザートという軽食。
デザートは、フルーツ・カスタード。

どんなものか知らずに頼んだのだが、
フルーツにカスタードクリームがたっぷりかかったもの。
甘党の私には嬉しかった。

ちょっと元気が出た。


Posted 2009.12.30, 19:47 by meg and filed in 2009.12: インド
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2009.12.30

12/21: 触れ合い

ここまでほとんど地元民と話すことなく来てしまったが、
ようやく少しその機会に恵まれた。

トイレのためにホテルに戻って体制を整え、
再び外に出たところで、屋台のおじいちゃんが声をかけてきた。

いいから食ってけ、という感じで差し出してきた。
興味のある食べ物だったので、いただくことにした。

じゃがいもを潰して揚げ焼きしたものに、
タレをかけたもので、おいしかった。

お金を払おうとすると、もう一種類の食べ物も薦めてきた。
せっかくだからいただくことにした。

今度は中が空洞のスナックを割って穴を開け、
中にじゃがいものカケラとスープを入れたもの。
こっちもなかなか美味しかった。

しめて30ルピー。

満足して歩いてたら、ゴミを分別して瓶や金属を取り出してる人のエリア。
写真を撮ってたら、たまたま写り込んだ子たちがポーズをとって、撮ってくれと。。

で、撮ってあげたら喜んで、周りの子たちも集まってきた。
撮っては見せて、を数回繰り返してバイバイ。
子どもはやっぱり良い!癒された(笑)

ボチボチ戻ろうかな~と大きめの道に戻ったらリクシャの客引きがたくさん。
みんなして1時間10ルピーだと言ってくる。

そんな短時間で見に行きたい場所はないし、
ホテルもすぐそばなので全部無視してたが、しつこい。

そこで、声をかけてきたチャイ売りのおじさんのところへ行き、
1杯4ルピーだというのでいただくことにした。
しばしチャイ売り場のおじさんたちと話す。

リクシャ野郎もしつこく付いてきたが、断り続けてやっと去ってくれた。
そしたらチャイ売りのおじさんが、あいつはcheating man(嘘つき)だとのこと。。

知ってても、さすがに本人がいるときには言わないのね…。

途中、店の真ん前でバイクの衝突事故があり、
続々と人が集まって、ワイワイしていた。
よくあることだと言っていた。

クラクション、あんなに鳴らしちゃ意味がないわな。。

飲み終えて、ちょこちょこ小さい店を見ながらホテルに戻った。

お腹は空いてなかったけど、暇だからレストランへ。
今日はビルヤーニ。

お腹いっぱい過ぎて、味にも途中で飽きてしまった。。
申し訳ない。

その食事中、3回くらい停電。
そのあとも1回停電。
今日は多いな。
 


Posted 2009.12.30, 19:54 by meg and filed in 2009.12: インド
2009.12.30

12/22: 列車

朝食をとって、9時頃にチェックアウト。

短い時間で何もできないから、すぐに駅へ向かった。

朝は空気が冷たいので、オートリクシャは寒すぎる。。
なんか飛ばしてくれたので、すぐに着いてしまった。

駅なんか早く着いてもすることはなく、
プラットフォームと時間を確認してからは、しばらく人々の様子を見ていた。

列車が到着すると、ワーッとリクシャの客引きがホームに向かう。
しばらくするとはけてくる。

私も最初のうちは声をかけられたが、
10分もしたら気にする人は少なくなっていた。

列車が来るのは10:20なので1時間ほど暇。

どうしようとフラフラしてたら、
列車を待ってるなら何でプラットフォームで待たないの?
というもっともなことを言われ、ホームへ移動。

やっぱり最初は好奇の目で見られたが、
1時間も待っているうち、気にする人は少なくなっていた。

物売りが電車が来るのを待ち構え、5分ほどの停車時間に売ろうと必死。
鳥の鳴き声がひっきりなしで、あとは物売りが出す音と、怒鳴るような話し声。
なぜかホームを牛が歩き、どこから来たのか自転車で通る人もいた。

ようやく時間になった!と思ったのに、列車が来ない。
そのタイミングでアナウンスも流れるが、なんと言ってるかわからない。
電光掲示板を見たら、到着時刻と発車時刻が約1時間後にリスケされていた。

また座って、ボーッと周囲を眺めながら待つ。
トイレに行きたかったが、なかったのでがまん。

リスケされたほうの時間通りに列車がやってきた。
A1という車両が、予約した席のあるところなので、それを探す。
B5,B4,ときて、A2,A1で見つけた。
すんなり見つかってよかった。

席に行ってみたら、思いっきり私の場所に寝てる。
でもすぐに気づいて起きてくれ、あとは並んで座ってた。
トイレ…。
 


Posted 2009.12.30, 20:05 by meg and filed in 2009.12: インド
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2009.12.31

12/22: やっちまった

私の席に寝ていたのがお父さんっぽい。

家族構成は結局わからなかったのだが、
お父さん、お母さんらしき人が3人、小さい男の子が2人の大所帯。
(一夫多妻制だっけ?)

席が決まってるなんていうのは形だけで、
大家族の中に、私が間借りさせてもらってるみたいな形だった。

何をしゃべってるのかはわからなかったが、
男の子たちがいたずらをして怒られて…をずーっと繰り返していた。
聞いたところによると、デリーで降りるらしい。

同じだ。

ちょっと場になじんだ頃に、たぶん大きいリュックのほうは
席に残してもこの家族が見ていてくれるだろうと判断し(もちろん鍵はかけてあるけど)、
やっとトイレに行くことができた。

インド式で、水で洗うやつ。
そして、トイレといっても、列車に穴が開いているだけで、
外へ直結なやつ(笑)

3時間くらいかかるので暇。
横になることもできない。
子どもがチョロチョロしてたので、動くものがあって救われた感じ。

1時間遅れで発車したので、
到着もきっと1時間遅れだろうと予想した。
13:40着だったので、きっと14:50らへんだろうと。。

その予想時間になり、
大家族も10個くらいある荷物を入口付近に移しはじめた。
だから私もスタンバイ。

彼らもデリーへ行くのは慣れてないらしく、
駅はまだか?とよくそのへんの人に聞いて、
そわそわしていた。

駅のプラットフォームにはそこが何駅かという表示はなく、
列車の番号と始発駅と終点駅の名前だけが表示されているのだ。

しばらくして、やっと大きめの駅に到着した!

お父さんは頑張って荷物を降ろしだした。
ささっと荷物の合間に降りさせてもらった。
そしてEXITの文字のほうへ進み、外に出た。

のだが、どうも見たことのない景色。

・・・??

入口がたくさんあるのかと思って見渡したが、どうもメインゲート。

これはやっちまったなぁと気づき、
軍服を着た警備員らしき人に、
ここはニューデリー駅?と聞いたら違う名前を答えられた。。

やばい!と思って、急いでホームに戻ってみたものの、
そこにいたのは別の列車。
違う駅で降りてしまった状態、確定。

(読めないけどデリーじゃない・・・)

アグラまでデリーから車で行くツアーもあるのだと思い出し、
それよりはだいぶ近づいてるはずだから、
車で行けば夜までかからないだろう。

そんな予想を立てた途端、
今まで全て無条件に No と答えていたところを変更。
Taxi? と聞かれたとき、Umm, Yes…

ここからニューデリー駅までどのくらいかかる?
と、まるで終電で寝過ごしたときのような質問を投げ掛ける。

経緯はよく覚えてないが、手持ちがないと言ったことは覚えている。
すぐに250ルピーで決着した。
すごい慌ててることは伝わったらしく、ダッシュで車に向かってくれた。

冷静に考えればそこまで慌てる理由はどこにもない。。

今度は慌てて、慌ててる理由を探し、
ツアーオフィスに予約してあることにした。
嘘ではなくて、明日のピックアップ時間を確認に行きたかったのだ。

インド門やプレジデントオフィスなどを横目に、
数十分でニューデリー駅に到着。

やっぱりだいぶ近かったようだ。
助けてくれたお礼に300ルピーあげようと思ってたら、
あっちから先にその額を要求してきて冷めた…。
 


Posted 2009.12.31, 13:17 by meg and filed in 2009.12: インド
12/22: やっちまった はコメントを受け付けていません
2009.12.31

12/22: バザール

アグラに向かう前、おもしろそうだと思っていた場所に戻ってきた。

13時過ぎに着くはずだったのに、
列車遅延と降り間違えで既に16時になっていた。

とりあえず初日に予約したホテルにチェックイン。
最終日用にってことで、ちょっと綺麗なホテルを選んでくれてた。

完全に観光は諦めて、買い物と散策だけにした。
最初にオフィスに行き、戻ったことを知らせ、明日の時間を確認。
それからは何も予定なし。

ストリートを何度も行ったり来たりして、
会社向けのめぼしいお土産は見つからず、
スパイスと紅茶を何種類か購入。

屋台のクッキーを買い食いしたり、
遅いランチ兼早めのディナーでカレーとラッシー。

(このクッキー、めちゃうま)

もう暗くなってきてはいたが、
活気があるのでホテルに引きこもるのももったいなく、
また外に出て今度は屋台のラッシー。

作る過程を写真に撮らせてくれたり、まったりと。
そして再び屋台のクッキーを買って、ホテルに戻ったのであった。

さてシャワーでも浴びようか…と準備していたら、オフィスから電話。

これから従業員とお客さんで夕食がてら飲みに行こうと思うけど
行きますか?というお誘い。

そりゃ、行きますよ(笑)


Posted 2009.12.31, 13:46 by meg and filed in 2009.12: インド
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