2011.01.25
「笑う脳」
「笑う脳」の秘密!
賢い人のアタマは何が違うのか?
著: 伊東乾
なかなか楽しくて興味深い内容だった。
人間は進化してきたので、動物よりも幅広く脳を使っている。
だが、食欲や生存欲なんかは、人間も動物も一緒である。
切羽詰まった状況では、非常に動物的な感情に支配される。
例えば、恐怖や飢えの中にいると、動物的な行動を取ってしまう。
その逆は何かというと、それが笑い。
動物にはない非常に人間的な感情であり、
考えたり創作したり、人間的な行動をしたいときは、こっちの脳が働く必要がある。
だから、緊張したり、焦ったり、切羽詰まったり、嫌悪感を抱いたり、
そういうどちらかといえば動物的な感情は、なるべく回避したほうがいいのだ。
視野を広くして、いろんな方向に頭を向け、楽しいことを見つけること。
決まった正解を見つけようとすると、考えが狭くなり、発想も出てこない。
人間らしい面で力を発揮したいときは、笑ってリラックスして楽しむべし。
それがパワーの源であることを科学的に知っておくと、効果的に活用できそうだ。