再び、白谷雲水峡
5月2日(Day 6)
最後に思い残すのは、初日に回りきれなかった白谷雲水峡。
短いコースを通り抜けただけで、ほとんど見られなかったのだ。
6時か7時か、けっこう遅めに行ったら、駐車場には結構な数の車。
でも、歩いているとそんなに多くの人と遭遇するわけでもなく、
雨が降りそうで降らない微妙な天気のなかを歩く。
もののけ姫の森まで来たら、時折陽が射していた。
そうすると「今だ!」と写真を撮ってみたり(笑)
太鼓岩という見晴らしの良い、突風の吹く大岩まで登る。
雨だったら絶対に足元が滑って危険だろう(=死ぬ)、というような場所。
そこから下り始める頃、徐々に観光客の数が増えていく。
上りに会う人はみんな山に慣れてそうな格好だったのに、
そうでない人が増えて、団体さんが増えて、大変な賑わい。
途中でレインウェア上下を着込んだ人々がいたから、
下では雨が降ってたのか?と思ったけど、降った様子もない。
あとで、同じデザイン・色のレインウェアの集団がいたので、ふと気付いたのだが、
レンタルした”登山用具一式”を全部身に付けたんじゃないか?という疑惑。
山に登るときはこれを着るもんだ、と信じてるんじゃないか?と。。
そういうことを話しながら降りていくと、
今度はトートバッグを肩に下げた若い男性が登っていく。
襟付き白シャツにトートバッグで、大学キャンパスを歩くような格好。
そこまで来ると、観光客向けの山ってスゴイな・・と思うのであった。
遅い昼ご飯に黒ラーメンを食べて、
この日に屋久島にきた隊員3名に会いにフェリーのとこに行って、
安房まで送りながら、おしゃべり。
その後、平内海中温泉の様子見に行く。
干潮の時間だけ海から現れる露天温泉なのだが、
男女混浴な上に水着着用不可という、ひどく残念なとこなのだ。。
だから、女性は夜に行ったりするらしい。
宿の他の客が話すには、観光客っぽい女性もいたよ、とのことだったが
やっぱりそれは夜のことだし、「もいたよ」のレベル。
でも体験記とかには昼に行っちゃったと書かれたりもするし、、、
というわけで、とりあえずどんなもんか見に行ったら、
男性しか入ってないし、男風呂を覗いてるようだった。。
超遠目からとはいえ、そんなん初めてだし、変な感じ。
少なくとも日中は、あの中に入ってく女性なんていないよ。
あれだけ芋を洗うような人数が入ってたら、夜にだって入るのはイヤだ。
まぁ結局は入らなかったけど。
その後、レンタカーを返す時間までちょっとあったので、
そのまま島を一周して戻って、おしまい。
レンタカー屋のおっちゃんお薦めの『とく』というお店。
ビールで乾杯して、刺身をつついたりしながら、最後の夕食を楽しんだのだった。
種子島、宇宙センター
5月3日(Day 7)
5時半起きでチェックアウト。
7時ごろの高速船ロケットで種子島へ移動。
この日の昼にもう1人帰るということで、ちょっと急ぎめの観光。
着いてすぐにレンタカーを借りて、種子島宇宙センターへ向かう。
1時間ほどで南端まで着いてしまい、
宇宙センターの見学ツアーの時間までは、宇宙科学技術館。
H-II ロケットの歴史、仕組みなどを見学して、勉強。
宇宙センターのツアーでは、実際に使われている施設や、
実際のロケットなんかを見せてくれて、なかなかおもしろかった。
ツアーにはカメラ小僧みたいなおじさんがいっぱいいた(笑)
またすぐに港に戻って、一人お別れ。
その後はまた南に向かうのもなんなので、北側を回る。
といっても、観光ポイントは殆どないので、
あっぽーらんどという総合公園や、天女ヶ倉という見晴らしの良いところなど
近いところを回ってのんびりしていた。
お金が足りなくなってきたので郵便局で引き出し(翌日からお休みだったからセーフ!)
あらかじめネットで予約しておいた『民宿みゆき』にチェックイン。
そしてレンタカーを返して、スーパーで朝食を買って、
『一条』というちょっと高そうなお店で夕食。
おかみさんが感じ良くて、話し好きな人で、
種子島について、東京について、旅についてなど、いろいろ話した。
山っぽい格好をして種子島に来る人は、屋久島から来たことがすぐわかるそう。
屋久島=山、種子島=海、という感じなのだ。
種子島で若者はタンクトップとか着てるので、
そのまま屋久島に行こうとすると寒いよ!死ぬよ!って注意してあげるらしい。
街も、屋久島よりは種子島のほうが都会で、
種子島は大きな店の支店がいっぱいあって栄えている感じだけど、
屋久島は屋久島内で頑張ってる感じで、小さい。
隣同士なのに全然雰囲気の違う島だ。
種子島から帰宅
5月4日(Day 8)
種子島開発総合センターに行ってないって言ったら
宿のおばちゃんに、それはダメだ!って言われたから、
フェリー出航までの時間を使って行くことにした。
歩いてすぐのところで、開館後すぐに行ったのに、先客がいた。
鉄砲伝来の話だけじゃなくて、種子島の成り立ち、自然、民族など、
いろんな歴史の勉強ができる場所で充実していた。
高速船トッピーの時間となり、種子島ともお別れ。
種子島、サーフィンでもやらない限りはもう来ないだろうな、と思った。
海はホントに綺麗なんだけど、それ以外は何もないっちゃぁ、何もない。
そして、鹿児島駅から鹿児島中央駅へ移動し、
最後の1人とお別れして、一人になる。
バスで1時間くらい移動して(1200円)、ちょうど良い時間に空港に着き、
あっさりと羽田へと戻ってきたのであった。
体重1kg増、体脂肪率5%減。
これが今日だけのものか、1週間で定着しちゃったものか、まだわからない。
筋肉だけ残って脂肪がなくなりゃいいのに。。