2006年1月2〜8日までの7日間,カンボジアのシェムリアップに滞在した.最初から最後まで一人なのは今回の旅が初めてである.
今回は現地に着いてから明確にやってみたいことが頭に浮かんだ.それは…
ことである.行き先を決めたのはアンコールワットを見たかったからであるが,行ってみたら思ったよりも風が心地よく,ここでいちばん贅沢な過ごし方としてフト頭に浮かんだのが昼寝だった.
7日間で2ヶ国に滞在するとか,シェムリアップとプノンペンに滞在するとか,場所を分断しなかったのも結果としては良かったと思う.ちょっと長いかな〜と思ったが,2ヶ所だったら忙しい旅になってしまい,目的が違うものになってしまった可能性が高い. 基本的には,ゆっくり休みたいのだ."何にもしない"をしに行くというスタンスは去年のメキシコのときと同じだ.
出発前に準備していたことは,航空券,ビザ,1ドル札,初日のホテル,である.あとのことは決めておく時間もなかったし,その必要もないと思った.なんせアンコールワットと言えば日本人に人気の観光スポットである.寝る場所がないような状態は考えにくかった. 参考書は,地球の歩き方『アンコール・ワットとカンボジア』である.ここに,カードが使える場所がほとんどないと書いてあったので,お金だけはちゃんと準備.あっちで気付いた忘れ物は,辞書と水着.たいしたもんじゃない.
買ったばかりのデジタル一眼レフカメラを持っていった.たくさん撮った写真の一部をこちらに載せる.
以下は時系列に,いろいろと思ったことを書いた.観光メインのところは[観]と付してある.
今まで怖い怖いと思っていた一人旅を,やっと実現した.勢いで実現させてしまったと言ったほうが正確かもしれない.12月の日記を見ればわかるかもしれないが,行こうと決めてから出発まで10日程である.
出発までの間 いちばん心配だったのは,飛行機のチケットがちゃんと取れているか,寝坊しないか,なんていうことで相変わらず.心配性と 寝たら起きないのは直らない.
もっと治安の悪い国や,英語が通じない国だったら,まだまだ怖いと思う.怖いところは,ムリに挑戦しなくてもいい.英語が通じないのはともかく,危険な国には行かないほうがいい.死にたいわけではないし,誰かを心配させたいわけではない.
やっと,旅が好きという人と近いレベルで会話ができるようになった気がする.いままであった引け目は,少し解消した.ひとりでできるもんシリーズは,まだまだ残っているだろうけど,なりたい自分に向けて徐々に成長している実感はあるし,これを続けていけばいい.
一人旅も良かった.グループの旅も好きだ.どちらかだけを繰り返したくはない.両方に良さがある.
次は…といつも次の旅のことを考える.お金の問題もあるけど,次がないことはない.
やっぱり大きいものを見たい.エジプトのピラミッドや,ペルーのマチュピチュ.日本ももっと見てみたい.屋久島に行きたいし,沖縄もまた行きたいし….欲張りは止まらない.お金と休日と相談しながら,徐々に,徐々に,少しずつ.
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