ここまでボンにドライバーをしてもらって,彼は安全な人間であることはわかった.だから,"レイプ事件も発生しているので,たとえガイドをつけても女性だけでの行動は避けること"という地球の歩き方にある警告を無視し,行ってもらった.
プノン・クロムは観光客がいなくて,治安が悪いと聞いていたので,少し怖い.石段を上って長い坂を上って,上にある寺院を過ぎると,3人の門番らしき人がいた.どこの遺跡でもいる制服だが,ニヤニヤしていて,まず"怖い".
警戒しながらササッと見学していると「What time is it now?」と声をかけてくる.ますます警戒.ハ? という態度で振り切ると,もう一度「What time?」と近づいてきたので,さっさと答えて,去った. やっぱり治安悪そうね.
雨季には湖のサイズが3倍にもなるという.途中で買ったボート乗船チケット(10ドル/1人)を渡すと,少年が案内してくれて,ボートでトンレサップ湖を観光.
ボートの少年たちは兄弟で,兄がガイドをし,弟が運転だった.兄は17歳と言っていたが,もっと幼く見えた.
これで南のほうの観光はおしまい.昨日行かなかった東メボン周辺に行ってもらう.あいかわらずルートがメチャクチャでごめん.
池であり,水遊びしている子どもがたくさんいたが,やはり物を売ってる子も多い.そして女の子が多かった.
1つプレゼントというのがここの売り方のようだ.1つもらってしまうと何か買わないと悪い気がして,絵はがき,ブレスレット,コーヒー,ジュース,Tシャツで,7ドルもここで使ってしまった. というのも,随分と粘り強く交渉してきて,ときどき子どもらしい姿を見せるのが可愛かったからだ.
お姉さんっぽい子は,10個1ドル,5個2000R,15個1ドル,20個1ドル,と日本語で次々と提案してくる.「買ってくれないと泣いちゃうよ」とか,「なんで買ってくれないの??」とか,けっこう高度な日本語を使ってくる. あとでわかったが彼女は18歳,意外に大人だった.そして日本語は読めるようで,日記を少し読み上げられてビックリした.
小さい子は,「お姉さん,10個1ドル」と小さいブレスレットを売っていた.この娘もとても可愛くて,わたしの紙とペンを見て,お花を描いてあげると言い,こそこそと隠れてお絵かきしてきてくれた.あまりに可愛いくて,こんな子ども欲しいと思った.
静かで,何枚も何枚も岩がある感じで,今日の天気が悪いせいもあってか,暗い.
木が凄い.絡み付いて,でも建物も壊れていない.ここの後の姿がベンメリアだな.そういう順番で見るのも良いと思う.こうして自然のパワーを感じられるところは,かなり好きだ. 自然の力と,自然にできた奇形が好き.
建設中で終わってしまったところ.ゴツゴツしていて,彫刻もしていない.ムキ出しの無骨さは,力強くてよいかも.
トマノンは,小さいわりに細かく作ってある.でも疲れていたので,グルッと見てからボーッとして終わり.
チャウ・サイ・テボータは,修理中.修理したての石は灰色で小綺麗だった.これが他の箇所になじんでいくのだろうか.
センターマーケットでフルーツジュースを飲んで,少し落ち着く. オールドマーケットで甘味を食べるか,お土産を買うかしようと思っていたのに,疲れてもうダメ.食事して帰るか…と思って前に来たレストラン(顏も覚えられている) に入るが,全く食欲がなく,体が欲するのは Cold drink.結局 Coffie Shake だけで帰った.
この疲れは…昼にお腹を壊したせいか,ボンと一緒にいることに疲れたのか,はたまた日焼け止めを塗り忘れて腕を日焼けしたせいか….全部かな.(もう1つ原因があったと,あとでわかったが)
ゆっくり休んで明日はチャリを借りて,フラフラしよーっと.
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