まだ真っ暗な5時にホテルを出て,アンコールワットへ向かう.到着してからもヘッドライトをつけていないと,つまずいて転びそうになる.サンライズを見たければ,懐中電灯は必須アイテム.
どの位置が良いポジションなのかわからなかったので,人が多く集まってる気がするところで待つ.6時に近くなると薄明るくなり,写真を撮り始める. 明るくなるとちらほら帰る人も出てくるが,太陽はまだ出ていない.太陽が出るまで待つ.
6:50に太陽が出た.冬だからか,思ったよりもずっと右寄りだった.アンコールワットの真後ろから太陽というわけにはいかず,きっとベストは夏.
次はどこへ行きたいか? と聞かれたので「朝食」.近くの食堂に連れて行ってくれた.
バンディのときも,ボンのときも観察していたのだが,食堂では,観光客用とローカル用でたぶんメニューが違う.そして値段がだいぶ違いそう.観光客とローカルの人が同じテーブルに座ることはないし,必ず離れて座る.リエル紙幣を1枚とかで支払っている.
たしかに稼ぐ金額から考えて,2ドルの食事なんて有り得ないくらい高額だろう.わかっていながらも,現地の人と同じ食事をできないことに寂しさも感じた. 観光客が残して行く外貨は,この国でかかせない収入源である.土地になじもうと思っても,私はあくまで観光客だ.
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