夏休みだから早めに空港に行かなきゃと思い,早く行動したら早すぎた.搭乗ゲートには2時間前くらいに着いてしまう.搭乗の2時間前に空港に着けば充分だったのかもしれない.1人で行動すると慎重になる.ギリギリよりは良いだろう. 暇だ〜と思いながら搭乗ゲートで待っていると,アナウンスで私の名が呼ばれた!! こういうときに,何か失敗したかなぁ…と思うのは悪い癖.ただ,2人連れがバラバラに座ることになっているので,席を交換してほしいということだった.通路側ということで快くOK.あと30分で搭乗というときの出来事.
何故か遅れている飛行機が多い.コンピュータ故障のために部品探しを手作業でやっているというブリティッシュ・エアライン.飛ぶ時間は未定らしい.毎度思うが,自分が乗るやつじゃなくてよかった.飛行機なのに手作業って…. そんなことを思いながら過ぎゆく人々を眺める.空港でよく思うのだが,楽器を持って飛行機に乗るのってカッコいい.なんでだろう.同じ格好で道を歩いていても,たぶんなんとも思わないだろうに.
この前の出張と今回とで,笠をお土産に持っている人をたくさん見る.三角の編み笠である.日本のイメージなのだろうか.かぶって歩いている人もいる.うーむ.違和感でいっぱいだが,本人の嬉しそうな顏を見ると何とも言えない.流行か??
この時点で1つの心配事を解消していた.行く前に心配していたことは3つ.航空券のe-チケット,トランジットの時間,そして空港からホテルへの交通手段. 出発前から心配の種の1つだった"e-チケット".どうやらチケットカウンターにパスポートを出せばよいようだ.カウンターでパスポートとメールのコピーを出したら,訝しげな表情をされることもなく,すんなりチケットをGETできた.
ここでの心配は乗り継ぎの時間.アメリカへの入国は時間がかかる. 小さい空港だからきっと大丈夫だと信じて来たのに,小さいなら小さいなりに…ということか,入国審査の窓口が1つしかない.そのせいで,20人目くらいに並んでいたのに45分ほども待つ.並んでいるときは焦りでいっぱいだったが,結局 搭乗ゲートには15分前に着いた.もっと遅くならんでいたら,もっともっと焦ったな….ふぅ.
ISO400のフィルムは大丈夫だと聞いていたが,今回はフィルムをX線防御のケースに入れてきた.日本の手荷物検査ではひっかかったのに,ここの検査では全く気にもされなかった.厳しく見せかけて,ゆるい.
ここからの短いフライトの間は,外の景色にくぎ付け.茶・黄の曲線,灰・黄の直線が模様を作り上げている.地層の色の違いが等高線のようで,地図を見ているようだった.
さて,最後の心配事はホテルへの交通手段.ホテルに電話すれば迎えに来てもらえるようなことが書いてあった.しかし電話は敷居が高い.タクシーで地図を見せれば,そしていくらでも払うつもりでいれば,心配なんかしない.ちょっとは安く行きたいのだ. とりあえず,シャトルバスが廻っているようだったので,受付でホテルの地図を見せる.ここに停まる?? と聞いたつもりが,あっちの方向に30分なんとか…って言われてしまった.むぅ,諦めてタクシーを使う.チップ入れて12ドル.パンフレットには17ドルと書いてあったので,とても安く済んだようだ.運が良い.
宿泊場所である La Quinta.着いたら,ずっと飛行機が一緒だった日本人2人がいた.サンバイザーが特徴だったので覚えていた.よく見たら,バッグにトレックアメリカのタグが付いている. 声をかけると,エクスプローラからの参加者・女性2名 だった.願わくば,日本人がいないほうが英語の勉強に…と思っていたが,まぁいいや.仲良くやろう.彼女らの宿泊場所は隣の部屋.ということは,私は別の人と同じ部屋か.
私の部屋に入ろうとして鍵を開けると,チェーンロックがかかっていた.たぶんルームメイトです〜!! って言って開けてもらう.栗毛色のロングヘアの女性が現れる.今度は日本人じゃない.始まった! という気がした.イングランドから来たトレーシー.お疲れのようで寝ている.さーて,夕食はどうするのかなぁ.4人で行くのかなぁ.
私も一眠りしてから,夕食に行こうということで出かける.隣の部屋はノックしても出てこなかったので,2人で行く.ストリップ通りのほうまで 2kmほどの道を歩いていく.彼女は初めてのラスベガスということで,Cool !!! を連発していた.Venetia と Bellagio が目当てだったようだ.好きなブランドの店があると教えてくれる.女の子っぽい. 私が英語力不足だってことをわかってくれて,英語を英語に訳してくれたりする.ありがとう.
21時ごろにホテルに戻り,アラームを6時にセットして,おやすみ.明日の7時からツアーがスタートする.
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