朝,準備が終わったらトレーシーが朝食に行こうと言う.Not included じゃないの?? と思いつつ,お腹が空いていたので財布を持って一緒に行く.どうやらフリーらしい(?)ことがわかり,食べていると… Jeff の姿が!!! 彼はメキシコのツアーのときのツアーリーダーだ.
思わず Jeff!! と呼んだが,振り向いてくれない.覚えてないのかなぁと思いながらも,ジーッと見ながら食事を続けていたら,突然こっちを向いて,ニコッとして,こっちに来た.
Nice to meet you AGAIN !!
今回のリーダーであることや,2,3ヵ月前に他のメンバーとも再会したことを話してくれた.思いがけないプレゼントをもらったようで,俄然.ワクワクしてきた!!
朝7時にロビーに集まって点呼.12人いるし,あまり名前を覚えられない.これを書いている夜の時点でも,まだ2人の名前がわからない.英語ができないということで2人の世界に入ってしまってるイタリアからのカップルだ. この旅は JapaneseとItalyが英語が苦手だ.他はイギリス5人とフランス1人で,こちらは英語バリバリ.Japanese 側では私が,Italy側ではルカという英語のできる人が多少の通訳をしたりしている.もっとも私は自信ないので,聞かれたときに答える程度だけど….
1日目,最初のバン.奥の窓側に座ってたら,隣に来たのは日本人2人組.最初だし,彼女らがどういう人なのか知っておこうと思い,日本語で会話.どうやらたくさん旅をしているようだ.慣れてるのかな. バンが走っている間も Jeff との再会を喜びまくりの内心.気持ちはニヤニヤしている.
ザイオン国立公園に到着!! 昼食をとって,テントの説明があって,テントを立てる.カップル3組,日本人コンビ1組,あと残るは男1人,女3人…ということで,男女1人ずつが1つのテントを独占できる.勇んでテントを立てようと準備していたら,すでに相方となる人はいなかった.そのため,1人で4人用のテントを広々と使う♪
午後はシャトルバスで公園内のいちばん奥のナローズまで行く.水の中をハイキングだ.
何が怖いって…,水が濁っていて,足元が全く見えないこと.さっそくトレッキングポールの出番だ!! 深いところは水が胸の高さまである.正直,そこまで濡れるとは思っていなかった.ウォーターシューズを履いてきたし,下に水着は着ていたけど,荷物はほとんど防水対策をしていない.バックパックを頭に背負い,濡れないように頑張る.
水は濁っているものの,ヌメヌメした感じは全くない.きっと細かい砂で濁っているだけだ.ゆえに汚いから嫌ということはない.水が友達という環境だから暑くはないし,楽しくハイキングできた. 1,2時間歩いて,天気が悪くなってきたので引き返す.いったん雨が降り出すと,数秒で急に増水して非常に危険な場所なのだ.
明日はオプションアクティビティを決めて,当番のときに何を料理するか考えて,もうちょっと英語の輪に入ろう.
今日の注意事項:みんながいるところでは英語を使うこと.英語ネイティブの人は,ゆっくりと話すようにし,スラングは使わないようにすること.ローカルな言葉(日本語・イタリア語・フランス語)で話したいときは,輪から少し外れること. 今日はイタリア・日本・フランス語が行き交っていたからな…,やっぱよくなかったよね.
朝は6:30に出発.起きて時計を見たら5時で安心していたが,時差の分を合わせていなかったので,実は6時.慌てる.とりあえず急いでコンタクトをして,寝ぐせを直して…,準備完了.朝食を食べる.
結局6:45頃に出発して,Angels Landing へ向かう.近くまではシャトルバスで行ったが,そこからも道のりは長い.
2時間くらい歩いたのだろうか,徐々に高くなっていき,途中で West Trail との別れ道のあとの 0.5マイルは,鎖につかまったり,両手を使ったりして登る.簡単なロッククライミングのようで楽しい.私にとっては. でも距離が長いので疲れる.両手がしっかり使えないと危険(死ぬ)から,カメラもしまう.写真を撮ってる場合じゃない.実は,急な道の最初のほうで,ぶら下げていたカメラのレンズキャップが外れ,転がり落ちていってしまったのだ.そのときはちょうど下にいたトレーシーがナイスキャッチ!!してくれて,持っていてくれた.ありがとう.
ヒーヒーハーハーゼィゼィしながら,4つ足を使って登って行く.その間,ルカ,ケビン,Jeff といった男性陣が後ろについてこっそり見守ってくれていた.そういうことをさらっとやってのけるのって,カッコいいっすね.
そして,ようやく Angels Landing の頂上へ到着!! ここが一番よかったと言っていた人もいたので,期待は大きかったが,その期待に負けないくらい素敵な景色を見られた. 途中で3人が West Trail のほうへ行き,Angels Landing を選んだ人の中でも3人がリタイアして引き返していた.なので,8人が登頂. 1つしっかりと刻まれた想い出.
下りは私にとって,いちばん気をつけなければいけないところ.ヒザへの負担が大きいからだ.ちゃんとトレッキングポールをついて下る.ここに来ている人はほとんどがトレッキングポールを持っている.買っておいて良かった.心配しながら下ったが,今日のところは膝は大丈夫.よかった♪
戻ってランチを食べてからは自由時間.とりあえず2日分の洗濯をして,干して,その辺の店をブラブラする.インディアングッズがたくさん.
昨晩は皆さん疲れていたのか,夜の宴もなく寝てしまったが,今晩はあった.夕食の片付けが終わってから,いつものようにボーっとテーブルについていたら,ケビンがワイン飲むか? と聞いてきた.ワインは飲めないと言ったら,じゃラムは? ということになり,徐々にスタート. 最初に年齢を推測しあう.30前後が多いみたいだ.もっと上に見える人もいるけど….私と同い年が1人いて,26は最年少みたい.誕生日からして私のほうが下らしく,いちばん下に決定.どうでもいいけどね.
その後しばらく聞き取れない話が続き,あるとき兄弟の話になる.そして日本とイングランドの少子化について,老齢層の増加は良いか悪いか,年金について政府はどんな政策をとっているか,などの話になる.あまりにも自分が無知でイヤになった.
終わりかけで,イタリアの夫婦がやってきた.珍しいので寝に行ったケビンも戻って来る.イタリア語と日本語についていろいろと話す.イタリア語はスペイン語に似ているそうだ.英語とは全然違うらしい.そして,英語は中学から習うらしい.日本と同じだ.状況が似ている.親近感を覚えた.彼らの英語はおそらく私と同じくらいで,簡単なわかりやすい単語しか使わずにゆっくり話すので,今日でいちばん理解できた. 皆さんは日本の文字,ひらがな・カタカナ・漢字について,非常に興味を持ってくれた.もっとそれぞれの歴史を知っておけばよかった.
なかなかに楽しい時間だった.
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