3/24: 部族訪問、夜行バス
さすがに9時間寝たら頭痛は消えていた。
7時前に朝食を探しに行ったが、セブンイレブンしかあいてなかった。
パンとジュースを購入。
部屋に戻る途中の休憩所で外を眺めながら食べる。
そして、荷物を整理して、8時の20分前にチェックアウトしてロビーで待機。
でも8時になっても来なくて、昨日のお兄さんに、あと10分でバスが来ると言われた。
しばらくして怪しげなおっちゃんが現れ、部屋番号を聞かれた。
ホテルの人と中国語で話してたから、中国系の旅行会社なのかな。
何軒かホテルを回って、計8人の参加者を回収してからスタート。
自分の他に1人だけ、1人参加の人がいたので、車内では彼女が隣。
ドイツ人で、7年働いたからってことで交渉して半年の休暇をもらい、
インド、ニュージーランド、タイ、日本を旅してる途中だそうだ。
4、5月の日本は過ごしやすいかって聞かれ、そうだと答えた。
夏服しか持ってないらしい。
細かい行き先は着いてからのフィーリングで決めるらしく、行き当たりばったりの旅を楽しんでるらしい。
見た目はお嬢さんなのに、すごいなぁ。
しばらく走って、蝶と植物園?みたいなのに到着。
スケジュールになかったはずなので、なんで寄ったのか謎。
20分ほどで出発し、次はカレン族に会う。
村に入ったとたん、女性たちが民族衣装を身につけて、お土産売りに変身。
(嫁入り道具の豚)
村の生活を見たり、ここにいた時間がけっこう長かったな。
次は洞窟。
また部族訪問と関係ないところ。
戦争中に傷ついた人が避難してた場所って言ってたのかな。
中に少し仏像もあった。
ここでランチ。
同じテーブルの女性陣の、タイ料理教室の話を聞きながら食事。
皆さんよくしゃべるなぁ。
そろそろ時間が足りなくなって来たことを、皆さんも気づいたらしい。
午後にあと3,4ヶ所も廻るのかな?って話してた。
次はようやく首長族のところらしい。
だいぶ長く走って、その間爆睡してた。
首長族のところは、完全にお土産屋さんが並んだ場所だった。
それぞれのお店に首長族の人が1人ずついて、何かを作ったりしながら、お店番をしている。
国に保護されてるとか言ってて、入場料がかかる。
考えても買うものはないし、チップになるような小さいお金もなかったので、
写真を撮らせてもらえるところだけ撮る。
まだ頭痛はなかったけど、暑くて暑くてグッタリ。
お土産攻撃で気分も沈んでいた。
さて次は何の部族だろう?と思いつつ、また車で爆睡。
そしたらまた長いドライブで、そこで終わりだった。
まだ16時前なのに、ホテルに届けられて終了。
またこのパターンか。。
トルコのツアーでもあったな。
入場料がかかるところを何ヵ所か省いて、それで儲けを出してるに違いない。
それなら最初から5つの部族って言わなきゃいいのに。
夕食用の時間が1時間も増え、4時間ヒマなので、サンデーマーケットに行ってみた。
ターペー門のあたりが屋台だらけになってたのを、車から見かけたのだ。
(寿司屋台もあった・・・が怖いので食べなかった)
暑いので、やっぱりシェイクを飲んでしまう。
お土産も一通り見て、カードケースが欲しいなぁと思いつつ、いいのがない。
結局買わず、夕食に鶏の唐揚げとサラダを注文。
そしたら、同じタイミングで買ってたおじさんが話しかけてきた。
オーストラリア人の元ヒッピーで、奥さんが中国人らしい。
子どもが私に顔つきが似てるらしく、それで中国人かと聞いたとのこと。
ジップラインとかアクティビティが好きらしく、いろんなところで遊んでるらしい。
ラオスやカンボジアの話をしたが、そういうアクティビティはしなかったな。
知ってる日本語として「トヨタ」とかジョークを言ってたが、
最後に 「もう1つ知ってる言葉がある、それはサヨナラだ」って言って去ってった。
マンガみたいな去りかたに、あっけにとられてしまった。
しばらくまたブラブラして、一度ホテルに戻ろうとターペー門を出たところで、
旧市街の中でもマーケットがやってるのに気づく。
屋台に沿ってターペー通りをずっと歩いてみる。
こんなにたくさん人がいたのかと、普段との違いに驚いた。
反対端のお寺のところまでびっしりと、道路沿いのお寺の中や脇道まで全部屋台だった。
売ってるものは似たようなものの繰り返しなんだけど。
ちょうどお寺の中の屋台を見てたとき、ラジオのような放送が急に音楽に変わった。
その途端、屋台の人が立ち上がりや、歩いてる人が立ち止まり、みんな一方向を向いてる。
テレビで見たアレだってわかったので、私も真似する。
国歌が流れてる間は黙祷みたいなことをするのだ。
観光客は気づいた人から真似をしていたが、曲がほぼ終わる頃まで気づいてない人もいた。
マーケットを端っこのWat Phra Sing まで往復して19時を過ぎた。
あとはバスの準備をしようとホテルに戻って、日記を少し書いて休憩。
20時の20分前にトイレにいっておいた。
そしたらトイレで excuse me? って呼ばれた。
もう迎えが来たらしい。
慌ててトイレを出て、急かされるまま、荷物を持って外に出た。
バスチケットを受け取り、タクシーはもう払ってある、10番に行って乗れという説明を受けた。
そんなこんなで初めての赤タクシー。
荷台部分に長椅子があり、8人くらいが乗るやつなので、乗ったことなかったのだ。
10分くらいでバスターミナルに到着。
あっち側がバスターミナルだと急かされる。
チケットを見せて乗り場を教えてもらい、売店でお茶を買って、10番に行く。
なんだかもう出発間近な雰囲気。
流れでなんとなくわかってたが、21時発のバスじゃなくて、20時発のバスになってる気がする。
バスは指定席なので、席まで連れてってもらい、すぐにバスは出発した。
足元にデカイリュックを置いてるので窮屈。
でも毛布はあるし、ジュースとパンが配られたし、良いバスなんだろうな。
どうやら英語が通じるスタッフはいないようだ。
チケットにバンコク行きって書いてあったので、バンコクまで行っちゃおうかなって思い始めた。
もう荷物を持って移動するのもめんどくさいので、バンコクから日帰りでアユタヤに行けばいい気がしてきたのだ。
バスは何度かトイレ休憩があるが、タイ語はわからないので、置いてかれるのが怖くて、ずっと席にいた。
1時ごろに長めの休憩があり、配られたパンを食べた。
トイレに行かなくていいように、水分控えめ。
何度か起きた気がするけど、すぐ寝て、次に時計を見たのが5時。
隣のタイ人のお姉さんが、バンコクって起こしてくれた。
私がバンコクで降りることは知ってたらしい。
この時点で既にアユタヤで下車するという当初の目標は完全に消え去ってた。
Final station かと聞いたら、そうっぽい返事をして、窓の外のBangkok の文字を指す。
で、彼女たちは降りてった。
他に降りる人がいないので、終点がバンコクだったはずだけどなぁと思いつつ、1階の運転席に聞いてみた。
けど、「モチ」みたいな言葉を言われて、通じてない。
もしくは私がタイ語をキャッチしてない。
不安だけど、私は残ることにした。
観光客っぽい人が他にもいたので、そっちに懸けることにした。
どこを走ってるのか全然わからなかったけど、ずっと地図と外の景色を見比べてた。
とりあえずハイウェイには乗らないようだったので一安心。
20分くらいして、終点のバンコクだって英語で案内があった。
よかった~!
彼女たちが降りたのは、おそらく北バスターミナルで、終点はもう少し中心部に近いのかな。
全員降ろされて、タイ人たちはすぐにどこかに消えていき、観光客だけが地図とにらめっこ。
現在地がわかってないのは私だけじゃないらしい。
タクシーが寄ってきたので、現在地を聞いたけど、空港の近くとか言っててよくわからない。
カオサン通りまで300バーツ(約1000円)と言われ、ちょっと高い気がしたが、他に手がないので行ってもらうことにした。