僕たちのバイシクル・ロード
イギリスの青年、従兄弟同士のジェイミーとベン。
大学を卒業してから、いわゆる普通のサラリーマン生活は送りたくないと、
自転車で世界一周する旅に出る。
いいなーって。
自転車で世界一周というよりは、空路を使わずに地球を一周して、
その間に7大陸全てで自転車に乗る、というのがテーマかな。
南極大陸でも自転車に乗ってた^^
もちろん海は船を使って渡るし、モスクワからモンゴルまではシベリア鉄道に乗ってるから、
全部が全部自転車の旅じゃないけど、ちゃんとそう描かれているのがいいね。
入国審査とかどうしてるんだろ?ってのが疑問で、結局語られもしなかったけど、
なんかそういうこともあんまり気にせずに気楽に出かけちゃう若さがイイ。
自転車がパンクするとか、怪我とか病気とか、もちろんいろいろあるけど、
二人がケンカしたり言い合いしたりすることなく、平和に過ぎていく。
だから、時間と根性さえあればどうにかなるんだなって元気づけられる。
途中でお金がなくなったときに、ブログを本の形でプリントアウトして売ってた。
芸術系の学生だったってことでそういうのがパッと出てきたんだろうなって、うらやましかった。
あとは日々キャンプで過ごしてるときとか、男ってラクそうだなってのも、うらやましかった。
冒頭で、安定したキャリアを築くか、冒険の旅に出るか、という話を聞いていて、
今は就職したって安定した生活なんか得られないという意識が強いせいか、
その選択肢がちょっと意外に思えてしまった。
あれだけの大冒険をしたら、その後の人生は確実にそれまでと違う物の見方になるんだろうな。
何が起きても何とかなる!って思えるよな、きっと。
そんな人生は強そうだ。