2012.03.31
ラブ＆ドラッグ
優秀な家族の中で劣等感を持っていたジェイミーが、製薬会社の営業をすることになった。
女性を口説くのは得意だったので、プレゼントや身体の関係を持って、お客さんを増やす。
そしてパーキンソン病のマギーの美しさに惹かれるが、真剣な付き合いは避けられてしまう。
ただのラブコメかと思っていたが、ちょっと深かった。
もちろんラブコメ要素はたくさんあって、ちょっとエロいけど、
後半に進むにつれて、心がどんどん見えてきて、ちょっとツラかった。
ジェイミーが、口が軽くて行動もチャライのは、コンプレックスを隠すためだろう。
表面的にチャライ人って中身が大きく二分される印象がある。
ああして表面的な付き合いだけにとどめておけば、自分の傷をさらすこともない。
マギーが真剣な付き合いをしたくないのも、病気があるからだし、ツライなぁ。
病気で迷惑をかけてしまうから、好きな人であればあるほど、深い付き合いができない。
ビデオカメラに映像を残すのも、病気が進行する前の姿を撮っておきたかったからだろう。
今この瞬間が最高に幸せだっていう感覚は誰よりも強いんだろう。
なんかそういうことを考えてたら、マギーの刹那的な生き方が輝いて見えてしまった。
自分に都合のいいことばかりを受け入れるのではなく、
そうでないツライことも含めて全てを受け入れないと、関係は築けない。
わかっているけど、改めてしんみりしてしまった。
監督：エドワード・ズウィック
出演者：アン・ハサウェイ、 ジェイク・ギレンホール、 オリバー・プラット、 ハンク・アザリア
収録時間：113分
レンタル開始日：2012-03-02