2011.01.29

マイレージ、マイライフ

不況の中、従業員に解雇通知をすることが仕事。
いろんな会社に呼ばれ、アメリカ全土どこでも飛んでいって直接説得する。
年中出張という身軽な生活の中で、周りの影響を受けて考え方が変わっていく。
 
リストラ宣告人だから、相手の感情にのまれてはいけない。
だからか、人と深く付き合うことを避けて、身軽な道を選び続けてきた。

でも、人と接することを避けているわけではなく、
ネットで解雇通知をする新しいやり方には反対している。

仕事だったらいいけど、リアルな世界だと上手くいかないのかな。

出張先のバーで会った女性と割り切った関係を持つ。
新人女性に仕事を教える。
妹の結婚式で疎遠だった家族と会う。

女性に振り回されているようにも見える^^

たとえ毎日家に帰る生活をしていなかろうと、生活は生活。
いろんな考え方に触れるし、影響も受ける。

目的はないけどマイレージを貯めたいという気持ちと、
飛行機で飛んで行ってでも直接相手と話したいという気持ちと、
何が理想型なのかわからないけど、それが自分の生き方だと思ってる。

変な生き方のように見えるけど、けっこうマトモな気がする。
ただ、虚しい気がするのは、このリストラ宣告の仕事だからだろうか。

IBMだってやってる、という台詞が出てきた。
あー、なるほどねって思った。

世知辛い世の中である。
不況じゃなかったら、ああいう会社は何をやってるんだろ。
 


2011.01.29, 11:36 / ☆☆☆

One Response to “マイレージ、マイライフ”

  1. […] 族との関わり。 突如無職になったときのドン底を味わうことができる映画だ。 『マイレージ、マイライフ』 はリストラ宣告側の話だが、こちらは宣告された人のその後の話。 だが、4年 […]