2010.01.31

ブラインドネス

突然目が見えなくなるという謎の感染病が大流行。
政府は強制隔離を行ったが、感染者は増えていくばかり。
隔離施設では食糧を奪い合い、モラルは崩壊。
その中で一人だけ、”見えている”人がいる。
 
その見えている一人の女性が大活躍!かと思ったが、
彼女は夫に付き添うことに主眼を置いているので、
できそうなこともやらない。

その辺が妙にリアリティのある部分なんじゃないかと思った。
精神的に追い詰められた荒くれ者の人の集団を、
一人で統率できる気は全くしない。
 
盲目になってから訓練した人であれば、
周囲の状況を察知することに優れていることはわかるのだけど、
突然そうなった人には何もできないはず・・・

なのに、施設内の人が意外に動けてるのが不思議だった。

ただ一人、自分が、原因もわからず突然盲目になったら、
それだけで映画になるくらいのパニックにはなると思うのだけど、
そういうことはほとんど描かれていない。
 
で、突然そうなったときに、
サポートしてくれる人が傍にいなかったら、
・・・背景として描かれていた死体になってくんだろうな。

やっぱりそういうところが寂しくなった。。
 
パニック映画かと思って警戒していたけど、
全然そんなことはなく、人間ドラマ的な面があってよかった。
ホラーとかは見たくないもので。

怖さを求めて見た人は、かなりの低評価のようだけど、
そうじゃなかったのでよかった。

ただ、Just idea なのか、裏を読み切れなかったのか、
結局その病気は何だったのか?というのがわからなかった。
他人のコメントでは、宗教的な何かという感じだったが。
 


2010.01.31, 09:02 / ☆☆☆
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