2009.10.26
僕のピアノコンチェルト
ピアノと数学に長けた天才少年・ヴィトスは、
神童として母親に過剰に期待され、
本当にやりたいことが何なのかわからなくなってしまう。
思い詰めた彼は、祖父が作った羽で飛びたち・・・
いやー、前半の神童の苦悩だけだったら、
こんなにおもしろいとは思わなかっただろう。
小さい頃というのは、少し勉強ができただけで親は期待するもの。
それが、あれだけ何でもできる子となったら・・・
普通の子になりたいと言ってしまう気持ちもわからんでもない。
そして自ら普通の子になる道を選んだ彼、
それを陰で見守ってきた祖父。
その2人の関係がとても温かくて素敵だ。
発明一家に育ってるのだから、
きっとわくわくすることはいっぱいある環境だろうに、
ピアノだけに押し込める母親を見ていて、あんな親にはならんぞ、と。